対処法
上下の糸をかけなおしてください。
針を外し曲がったり汚れたりしていないか確認してつけかえてください。
段差のある部分は紙や布を当てて押さえ金がまっすぐになるようにして縫う。
縫い代の重なっているところは縫い代を切って薄くしてください。
伸びる生地の場合下に紙を敷いてください(セロファンが後で破りやすい)
針板(針が落ちる部分の銀色の部分)に傷、変形がないか確認して、傷があれば細かい紙やすりでなだらかにしてください。
釜にたまったホコリを掃除してください。
ボビンが正規品か確認する。
上記で直らない場合は、まれにタイミングがずれていたり故障の場合があります
原因
針の向きの間違い
家庭用ミシンの針は裏側が平らで、表側が丸く、針の胴の部分に溝があります。 また、針の前を向ける位置ですが、ボビンを入れるのが前側のものは、針の前は正面を向けて差し込んでください。針は溝があるほうが前です。
ボビンを入れる側に針の溝のある方を向けてください。
針がちゃんと奥までセットされていない
奥までちゃんと差し込まれていないと上手く上下の糸が絡み合いません。奥まで差し込んでください。
針が曲がっている
縫い目というのは針が一番下まで降りて、すこし上がった状態つまり下まで上糸が引っ張られ、針がすこし上がる事によって出来るたるみを釜がすくって、下糸と絡めとっていくわけです。
そのタイミングというのはほんの何ミリという世界なので、曲がっていたりすると糸をうまくすくえないそうです。
針の交換目安は、縫っていてポスポスと音が鳴り始めたら交換時期です。
針はミシンの部品ではなく消耗品なんですよ。
針が汚れている
裏に粘着剤のついたマジックテープとか、接着剤で貼り付けられているスパンコール生地などは針に接着剤がついて汚れてしまいます。
この場合針を外してふき取ったり針を交換してください。
裏に接着剤のついたマジックテープは縫製用ではないので、次回からは何もついていないものを使う。
どうしてもない場合縫う前にシリコンペンを縫っておくと飛びにくくなります
下糸がちゃんとセットされていない
水平釜(ボビンケースが不要なミシンの下糸を入れるところ)に引っ掛ける場所があります。ここにちゃんと引っかかっていないと正常に糸が引き出されず縫い目が乱れます
針板に傷がある
細かい紙やすりで滑らかにしてください。
釜にホコリがたまっている
針板を外して中のホコリをティッシュや綿棒やピンセットなどで取り除いてください
この動画にホコリとりの作業が含まれています
部分的に厚くなっていて押さえが効いていない
ジーンズの裾上げなどで脇の縫い代のところが厚くなって、押さえが斜めになって目が飛ぶことがあります。
縫い代が重なって厚くなりすぎているときは、縫い代が折り重なって隠れる部分を切り取って細くします。
折り曲げたときに隠れる位置より5㎜手前で切る。
切り落としたところが表に出ると、そこからほつれてくるので隠れるところで切るのがポイントです。
こうすることによって厚みが減って縫いやすくなります。
厚みのあるところはゆっくり縫う方が勢いがないので針が折れやすいです。
厚いところはスピードを上げて一気に針を突き刺して縫うほうが針が折れずに縫えますよ
それでも段差がある場合はこの動画のように高いところに乗り上げたときに後が同じ高さになるように紙や布をはさんで押さえをまっすぐにすると綺麗に縫えます
伸びる生地に影響されて糸がからみにくくなっている
伸びる生地は針の抜き差しに影響されて若干沈んだり持ち上がったりします、それに糸が影響を受けて上下の糸がからみにくくなるので、下に紙などを敷くことで生地の影響を減らします。
動画は100円均一で購入したセロファンを使用しています
ボビンのサイズが異なっている
直径が同じでもボビンの高さが異なっていたり、機種によって若干形状が異なっている場合があります。
特にボビンケースを使わず前から下糸を入れるタイプに金属のボビンを使うと上手く縫えないことがあります。
あと職業用、工業用のボビンの場合金属でも柔らかいボビンとかたいボビンがあります。
柔らかいものは微妙に変形したりするので焼入れされた黒っぽいものがオススメです