枠を使って同じ柄をかんたんにいくつも布に入れる方法です。
洋風に言うとステンシルといいます。
柄の入れ方
紙やプラスチックなどのシートをくり抜いて型にして模様を入れることを
ステンシル、型抜き捺染といいます。
紙に入れたい柄の絵を描く。
シートを紙の図の上に重ね,カッターで切り抜く。
複数の色を使いたい場合は、版画のように複数、色分の版を切り抜いたもの、を用意してください。
布の柄を入れたい場所に枠を置く。
透明じゃない枠の場合はずれないように布に位置あわせのマスキングテープを貼る。
色を塗る
絵の具をスポンジ(手が汚れやすいので注意)や筆でで叩いて柄を入れてゆきます。
このとき、いらない紙などで、インクの量を調整して叩いてください。
(この時下に大き目のサンドペーパーなどを布の下に敷いておくと布がズレずにいいそうです
複数色を変える場合は枠を変えて違う色を塗る。
型がずれないように切っておくとこのように綺麗に色分けが出来ます
染めたい分の色を入れたら枠を外して出来上がり。
アクリル絵の具は乾くと耐水性になるので、多少なら洗濯にも耐えます。
恐竜の画像は丸益西村屋さんで友禅体験したときの写真です
掲載許可はいただいています
布に柄を書くときの過去の失敗は
・繊維にそって色が散ってしまう。
・にじむ。・塗ったところが硬くなる。
・裏まで染みる・細かい絵がかけない・細かい型が作りにくい。
・型が浮いてその部分に色がついてしまう
・型をシール状にすると、剥離紙をはがす時にぐちゃぐちゃになってしまう
これらの失敗しないいい画材がないかな~と探していましたら、ありました
↓コレ↓
これは乾きが早いのでにじまず、固くならず、裏まで染みないのでオススメです
この柄はセタカラーの金で入れてあります。
セタカラーにはSoleil(ソレイユ)というのがあります。
これは布描きではなく、染め用なので別物ですので注意!
大体布用絵の具は綿麻を基準に作られています。
化繊類はこすると落ちやすいので気をつけてください。
詳しくは下の布用絵の具の比較を見てください。
使うもの
ステンシルの枠となる透明のシート。透明だと場所あわせが楽です。
大きな柄だとクリアファイルなども代用できるのですが、切るのにちょっとだけ力が要るのでクリアファイルは細かい模様には向きませんでした
専用のステンシルシートは切りやすく破れにくいので使いやすかったです。
フリーザペーパーとは熱接着(アイロン)で固定できる紙です。
型をくり抜いてアイロンで布に仮接着して使います。
太い筆の先を切り落としたような筆を使うと、手も汚れにくく、すごく楽に模様を入れることが出来ます。
布用の絵の具は生地によって相性があったりします
布用の絵の具の比較
Aセタカラー B布描き絵の具 C布用クレヨン Dアクリル絵の具(文具) E布描きしましょ(ペン) FカラーDYE(ペン)
Gアリテックスチューブ H布用スタンプ Iモコモコペン J染色ペン Kファブリックマーカー L油性マジックペン(文具)
Mアイロンラバーシート Nセタカラー金単色です
綿100%であれば大体どの絵の具も綺麗に塗れます。
しかしポリエステルが入ると、にじんだり、薄くなったりするものもあります。
プロの先生による、実演
体験講座ではトレーナーにバラの絵をステンシルで描いたのですが、これが、まったくにじむことなく、綺麗に発色しました。
定着はアイロンでOKなので、お家で使いやすくてすごくいい感じです。
色を塗ったところも硬くなりません。
洗濯もOKだそうです。
水は一切使いません。適量を筆なじませそのまま型を置いて、薄い色から順に、外側から中心へ書いていきます
ただ、この画材は南フランスの水性アクリル絵の具なので売っているお店が少ないそうなので、ネットでお求めになるのが確実なようです。
洗濯OKなのでコスプレだけでなく、オリジナルTシャツ作りにも最適です。
型を作るときは、切り抜いたあとに、裏に スプレーのり を振り掛けておくと、生地がずれず、うまくかけるそうです。(一度振り掛けると数回貼ったりはがしたりが出来るそうですよ!)
今度これを使った衣装を作るつもりなので、出来上がったらUPしますね~
小さいものならスタンプパッドを使う方法もあります ※大きいものには向きません。
カッティングマシーンがあると、枠作りが楽です
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