縫う前の下準備
接着芯は布を切る前に先に貼ってください。
布に印をつける方法はどうすればいいの?という方は↑ここにまとめていますので参考にしてくださいね。
画像の色の説明
接着芯裁ち方(布の切り方)
半円の場合は布を半分に折って折山に型紙を当てて1枚切る。
ウエストベルトの裏全体に接着芯を貼る。
芯がないとヘロヘロした仕上がりになるよ。
半円スカートの縫い方
コンシールファスナーをつける
ファスナーをつける位置から下を1.5cm幅で縫う。
ファスナーのつけ方はここ
脇を縫う
スカートを表同士が内側になるように重ねる
ファスナーを付けない方の脇を1.5cm幅で縫う。
ウエストベルトを縫う
スカートの表側にベルトの裏を上にして重ねる。
前身頃側はベルトの端を1cm(縫い代分)後ろ身頃側はカギホックをつけるための重なり分がいるので4cmはみ出すように重ねて縫う。
ベルトを起こす。
裏が見えるようにベルトを半分に折る。
端から1cmの所を縫う。
縫い代の上に熱接着の両面テープを貼っておくとこの後の作業が楽です。
ウエストベルトの縫い方奥側
ベルトをひっくり返す。
熱接着の両面テープを貼った場合は剥離紙をはがしてアイロンで固定すると、待ち針不要で縫いやすくなります。
端から0.5cmのところ縫ってベルトを固定する。
すそを縫う
カギホックをつける
カギホックとかをつけるときは
一度引き締めるときに出来る輪っかにくぐらせると
綺麗に丈夫に縫い付けられるよ pic.twitter.com/D0ts6kWhiw— 洋裁工房のうさこ (@yousaikoubou) 2017年9月29日
すその補正
人間の体は筒状ではなく前後と横でカーブのラインが異なります。
また体型(肉付き)・姿勢によっても変わります。
全円そのままだと左の図のようにすそがそろいません。
気にならなければいいのですが、右側のようにそろえたい場合は調整が必要です。
調整と言っても簡単です。
スカートをはき、床から同じ高さの所(出来上がり線ではなく縫い代をつけたところ)に印をつける。
印をつけたら、余分を切り、ほつれ止めをする。
すそを縫う
裏側のすそから4cmの所に補助線を引く。
4㎝の所に端を合わせて折ると2cmできれいに折れる。
1.5㎝の所を縫う
↓よりきれいにすそを縫う方法はこちら↓
すそを手縫いしてもよいです。
ただしフレアスカートは丈が長いので手縫いは大変かもしれません。
この型紙で作りました
半円スカートの型紙 ファスナー、ゴム両方作れます
オーバースカートの型紙
関連ページ
いるもの
□ 表生地
□ コンシールファスナー20cm程度のもの
□ 接着芯 10cmくらい
□ カギホック1個
□ 生地にあった色の糸
オススメの生地
化繊なので綿ツイルに比べて軽くしわになりにくいです。
張りがあります、パニエを下にはいて広げたい場合に向いていますが、張りがある分柔らかくドレープを出したい場合には向きません。
初心者にも扱いやすい生地です。
キャラヌノポリエステルツイル やわらかめ
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。
マットサテン
光沢の押えられたサテン。
反射の強いサテンだとデザインによってはパーティーグッズのようになりがちなので、それを避けたい時に。
綿 ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
ポリエステルアムンゼン
柔らかくドレープ感のあるデザインに向いています。
写真の洋服はアムンゼンで作ってあります
化繊なので軽く、しわが入りにくいです。
ポリエステルツイ ルより軽いです。
ややテロテロしているので裁断のとき少しずれやすいです。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするのでこの方法で確認すると確実です。
布を切るときの効率的な配置も分かるのでお勧めです。