ウエストがゴムなので着替えがかんたん。
ファスナーをつける必要もないので気軽にフレアスカートが作れます。
270度も同じ作り方です。
ウエストにギャザーを寄せるタイプです(ゴム入り)
自分で書くのは苦手!という方は型紙もあります
サイズを測る
丈とヒップをメジャーで測る
ヒップ=青線
丈=緑線
自分用の数値を計算する
縫い代込みバージョン
ウエストとすそは縫い代が付いた状態で計算されています。
脇には縫い代は付いていないので忘れずにつける。
全円の場合角度に360を入れてください
a=(ヒップ+10)÷3.14【円周率】÷2-1cm
b=★【作りたいスカートの丈】+縫い代3cm
これだけです。
(数字の単位は1cm/縫い代込み)
下にパニエをはく場合
クリノリンやパニエ、チュチュなどの支えを下にはく場合は、必ず支えになるものをを用意してください!
支えの形でシルエットが大きく変わるんです。
支えによってスカートのシルエットが大きくなると、すそが上にあがります。
傘を閉じたときと広げた時では下の位置が変わるでしょう?
すそが横に広がる分丈を長く作る必要があるので、その長さを確認するためにも先に土台が必要なんですね。
ファスナーのある全円スカートを作りたい場合
布の切り方(型紙の作り方)
スカート
2cm幅位に切ったリボンや紙に穴を開ける。
紙の場合、破れないように穴にテープを貼って補強しておくと良い。
布を半分に折って1cm下がったところからコンパスの要領で線を引いてください。
1cm下げた所が脇の縫い代になります♪
複数着作る場合は型紙を作っておくと楽です。
全円の場合は、図のようにわとかかれたところを布の折山に合わせて切ると、右の図のようにに半円の生地が簡単に取れます。
2枚切る。
半円の扇形2つくっつけると丸になるでしょう?
ベルト
C(横)ヒップ+10㎝+縫い代2cm
縦 好みのベルトの高さ×2+縫い代2cm(図は3.5cmのベルトで計算しています)
縫い代1cm込みです。
ベルトは1つで良いです。
ウエストの大きさについて
こんなにウエストベルトが大きくて間違っていないかとお問い合わせをいただくことがあります。
ゴムスカートの場合ウエストの長さがヒップより大きくないと着替えられないので、ヒップサイズより大きく作る必要があります。
ゴムで縮ませてウエストにフィットさせるので大丈夫です。
縫い方
服のつくり方なんてさっぱりという方は洋裁漫画を読むのをオススメします♪
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。
お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽ですよ。
布はしのほつれどめ
脇を縫う
全円の場合は2枚を表同士が内側になるように重ねて両脇を縫う。
ウエストベルトを縫う
ウエストベルトをアイロンで半分に折る。
折った所を広げる。
表が内側になるように折り、端を1cm幅で半分(折り目のところまで)縫う。
ベルトを縫う
必ず印をつける。
特にウエストのカーブの所は出来上がり線より縫い代の端の長さが短いので、縫い代を合わせると長さが合いません。
ウエストとベルトの印を合わせて必ず印から待ち針を刺して、そのあとに中間を止めるようにしていくとズレません。
この時待ち針を刺すのは出来上がり線の上(縫い代が1㎝幅の場合1cm内側)を1mm位すくって止める。
【重要】刺す幅が広くなればなるほど縫いにくさが上がります!
ベルトとスカートを表同士が内側になるように重ねる。
ベルトの縫ってつなげたほうをウエスト側にして、脇とベルトの印と縫い目を合わせる。
1cmm幅で縫う。
縫い代を左右に広げて端から1~2mmくらいの所を縫って縫い代を固定する。
アイロンでつけた折り目で裏へ折る。
7mm前後のゴムの場合図のように3本。
2.5cm幅の場合真ん中は縫わない。
※布が厚すぎて縫えないミシンの方が多いと思うのでベルトの裏側に折り返したところの端は折らない。
ゴムを入れる
ゴムは1本でもいいのですが、2本入れた方がギャザーの量やウエストベルトの形が安定する。
もし入ってしまっても、つながっているので入り口で引っかかるので、取り出すことが可能です。
通したら印の所で切る。
試着してもらってきつくない程度の長さの所で手縫いでもミシンでもよいのでN字に縫う。
安全ピンでゴム通しをする場合右のようにそのまま刺すとほぐれて抜けることがあるので、左のように一度折ってから刺すとよいです。
洗濯ばさみでゴムの端を押さえておくと中に入り込まずにすみます。
ウエストのゴムがねじれないようにする方法
ゴムがねじれていないように整えたら脇を縦に縫うとねじれにくいし、ねじれてもすぐに元に戻しやすいですよ。
すそを縫う
すその補正について
人間の体は筒状ではなく前後と横でカーブのラインが異なります。
また体型(肉付き)・姿勢によっても変わります。
全円そのままだと左の図のようにすそがそろいません。
気にならなければいいのですが、右側のようにそろえたい場合は調整が必要です
調整と言っても簡単です。
スカートをはき、床から同じ高さの所(出来上がり線ではなく縫い代をつけたところ)に印をつける。
印をつけたら、余分を切り、ほつれ止めをする。
すそあげ
すその縫い代はカーブのため、端の部分(赤い部分)と出来上がりの部分(青い線)では、端線の方が長い。
このまますそ上げをすると、端の方が出来上がりの長さより長いので、しわがよったり綺麗にすそ上げが出来ません。
よってほつれ止めをしたあとに、すそから5mmくらいの所に、ギャザー寄せをします。
ギャザー寄せの仕方を参照ください。
下から2cmのところで折り、アイロンで曲線がきれいに出るようにアイロンで押さえながら、ギャザーの量を調節して、縫い代が引きつらないように落ち着かせてください。
すそを手縫いかミシンで縫う。
フリルやレースをつけても可愛いですね!
手縫いの場合はまつり縫いをする。
スカートのシルエットについて
スカートのボリュームは半円とか全円とかではなく、下にはくパニエに左右されます。
半円(180度)から全円(360度)→それ以上(520度)等
弧が大きくなればなるほどヒダが増えると思ってください。
ただしヨーロッパのお姫様のような腰から大きく広がったおわんをひっくり返したようなデザインだと、半円だとボリュームが足りないのでご注意ください。
作る前に↓ここにミニチュア模型がダウンロードできるのでどうぞ
↓裾(すそ)を不規則にしたい場合。
全円のウエストゴムの型紙をベースに
青線が全円スカートの元の線
赤の線が改造案
※図は前半分だけの型紙の図です。
すその一番高い所と低い所の差を決めて、2で割る。=X
元の裾の線を基準にX分内外に蛇行した線を引く
縫い代をつける。
型紙もあります
全円スカートの型紙 ファスナー、ゴム両方作れます
別のフレアスカートをお探しの場合
いるもの
□ 表生地
□ ゴム 7mm前後のものウエストの2倍
□ 接着芯10cm
□ 生地にあった色の糸
オススメの生地
ポリエステルツイルツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。
マットサテン
光沢の押えられたサテン。
反射の強いサテンだとデザインによってはパーティーグッズのようになりがちなので、それを避けたい時に。
綿ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
ポリエステルアムンゼン
柔らかくドレープ感のあるデザインに向いています。
写真の洋服はアムンゼンで作ってあります
化繊なので軽く、しわが入りにくいです。
ポリエステルツイ ルより軽いです。
ややテロテロしているので裁断のとき少しずれやすいです。
ミラノサテン 150cm幅
薄手で軽いサテン生地です。一般的なサテンのような平面な光沢で
軽いのでギャザースカートや全円スカートなどで分量が多くなって
お子さんのお遊戯会などの衣装にもいいと思います。
薄手で透けやすいのと、薄手でふくらみは少ないので、ペチコート
ブライダルサテン 150cm幅
厚手で光沢の控えめな高級感のあるサテンです。
ウェディングドレスなどに使用される生地ですので重厚感のある衣
ハリがありますので、一枚でややふっくらとしたシルエットを出す
薄い色は多少透けますので、裏地やペチコートなどで工夫してくだ
生地の計算
一度1/10サイズで紙に書いてテープで貼り合せてみるとイメージがつかみやすくなると思います。
同じく1/10サイズで作ると布の量の計算も簡単になりますよ。