洋服の作り方の順番
デザイン画を描く
実際の形と脳内で認識している形が違う事は良くあります。
柄や、ポケット、そでの形、丈など実際に書いて確認しましょう。
下書き用イラストを使うと絵が描けなくてもデザイン画が描けるよ!
型紙を貼り合わせる
洋裁工房の型紙はこのように貼り合わせ図というのが描かれています。
大判印刷の型紙は、1枚に収まるものは書かれていないものがあります。
隙間が開いているもの、色分けされているものは一まとまりが1つのパーツと思って貼り合せてください。
全部一気に貼り合せると広い場所が必要になるので、あらかじめ一塊になったパーツごとに分けて貼り合せると、作業が楽になります。
型紙を繰り返し使うならセロハンテープは3か月位で劣化するので
メンディングテープを使ってください。
このチェックの3m(スリーエム)の「メンディングテープ」がおすすめ!
他のやつは切れ味が悪かったり使い勝手が悪いので、これが一押しです。
マスキングテープじゃなくてメンディングテープです。
1/10サイズの枠に並べて布の量を確認する
型紙から1/10サイズのみを切り出して1/10サイズの枠に並べると、必要な量がすぐわかりますよ!
地直し・水通し
綿麻は水に濡れると縮みます。
なので綿麻を使う場合途中で1~2回たたみなおして1時間ほど水につけて置いてください
たたみ直すのはたたんでいると折り重なっている所まで水がしみこまないので、たたみなおしてまんべんなくみずを吸わせます。
そしてあらかじめ縮めて乾かしてから布を切ると、あとで洗濯しても縮みにくくなります
接着芯を貼る
接着芯は貼ると縮むので、先に芯を貼ってから型紙を写します。
洋裁工房の型紙に関しては黄緑色の線で書かれた範囲が接着芯を貼るパーツの範囲です。
型紙を切り出すと黄緑の線が見えづらくなるので中にも3本黄緑の線を入れてあります。
型紙より大きめに生地を粗く切り出してください。
同じく型紙より大きめで、生地より小さめに接着芯を切り出し、アイロンで接着してください。
接着芯が生地より大きいと接着剤がアイロン台について汚れてしまいます。
だから芯は型紙より大きく、布より小さく切って貼る。
アイロンの温度は中温で、5~20秒ほど体重をかけて圧着させる。
圧力と温度と時間が足りないと剥がれてきます。
充分さめてから切りだす。切るときは、チャコペンなどでなぞった線の内側を切ること。
型紙の外側に線を引くのですから、その線の外側を切ったりすると、下手をすれば2mmくらい大きくなってしまいますからね。
接着芯のアイロンのかけ方
接着芯をかける時は、端から順番に圧着していくとゆがんでしわが出来たりしやすいので、中心から放射状にざっくりと接着してください。
なでるようにアイロンをかけると、接着芯が伸びて型崩れするので、アイロンの位置を変える時は持ち上げて移動させてください。
まんべんなく圧力をかけて全体を接着させる。アイロンの温度は中温で、5~20秒ほど体重をかけて圧着させてください。
この時隙間があると洗濯した時に、その部分がはげてきたりするので、しっかり貼る。
型紙を写す
型紙には生地の方向の記号が書かれています。
型崩れしにくい方向を指定しているので記号が縦になるように置いて切って下さい。
チャコで印をつけたら型紙は外して良いです。
写したら線の内側を切ってね
印の入れ方
生地に柄をや印を写す。ポンチや目打ち、不要になったミシン針等で型紙に穴を開けます。
その穴からチャコペンで、印を写していきます。
ボタンなどの印は表から、ダーツなどは裏からつけた方が分かりやすいですよ。
チャコペンの印が付きにくい生地の場合や、プリーツスカートや袴もどき等、裏と表両方から印が見えた方がいい場合は切りじつけで印をするといいですよ
布に糸で印をつける方法 切りじつけの仕方
この時、縫い位置合わせの切り込みも入れておきましょう
(脇やそで山等、位置を合わせるための印、表に見えないように、縫い代の中5~8mm程度切り込みを入れておきます。
なれていないと切込みの感覚がつかめなくて縫い代より深く切ってしまう方もいるかもしれません。
そういう時ははさみの先から縫い代-2~3mmの所に細く切ったマスキングテープを貼れば目安になって切りすぎを防げますよ!
印の意味
縫う場所の長いものは伸びて長さが合いにくくなったり
カーブの部分は出来上がり線と縫い代では長さが違うのでずれて、完成したときにシワが入ったり、ねじれが生じてしまうことがあります。
きちんと位置を合わせてズレを減らすためにも印はちゃんと入れてくださいね。
また上記のように似たような部品は間違えて前後逆に付けてしまったりしやすいですよね。
洋裁工房の型紙は間違えて合わせようとした時に、印の位置が違うので、気づきやすくなる工夫もしています。
だから縫い代の印は忘れずに写してくださいね。
ほつれ止の仕方
裁断した全てのパーツの端をほつれ止めをする。←は家庭用ジグザグ縫いでのほつれどめの仕方。
布の端が押さえがねの真ん中にくるようにします。
右側に針が落ちるときに、布からはみ出るようにジグザグで縫っていきます。
こうするとはみ出た部分が布の端を包んでくれてほつれませんよ!
縫い合わせの番号
ぱっと見ただけでどのパーツか混乱しやすいものは、縫い代にチャコペンで直接書いたり3Mのマスキングテープに番号を書いて貼っておくと後で縫い合わせる場所かすぐにわかって便利です。
3Mのマスキングテープは綺麗にはがせるのに勝手にはがれにくく、アイロンで縮むこともありません。
デコ用のマスキングテープと全然質感が違います。
アルコール系の油性ペンで文字が書けるのでこの用途には最適です。メンディングテープ 直接上から鉛筆などで文字が書けるテープマスキングテープやシールだと、粘着力が弱すぎてはがれてくるので、色々試した結果これが使いやすかったです。
裏表が分りにくい生地とかもテープを貼ったり、縫い代など目立たないところに裏表を書いておくと悩まずにすみます。
端に貼ると縫い込んでしまうので2cm位内側に貼るのがポイントです。
こんな風に番号を書いてあると縫い合わせる位置が分かりやすくなりますよ。