補足
糸立て棒(上糸のミシン糸をセットする所)に絡まっている事が多いので、良く確認する。
いったん全部糸を外し、きちんと巻いてから、かけなおしましょう。
糸は古くなると簡単に切れます。
洋裁教室には親からもらったって生徒さんが2~40年物の糸とかよく持ってこられます。
お教室にお越しになる皆さんのお母様が使われていた糸ってことは、大体その方が赤ちゃんや子供だった頃買ったものなのでそれくらい古いものになるんですね。
ロウ引きのカタン糸は毛羽立ちやすい綿糸にロウをつけてすべりを良くしたものです。
現役で売られているので、新しいうちはいいのですが、上記のとおり2~40年ものとかが普通に裁縫道具箱に入っていたりします。
ロウ引きのミシン糸は劣化すると、ポキッという感じに折れるように糸が切れます。
糸かけとかミシンの原因で糸が切れる場合バツンと衝撃があるように切れる感じがします。
新品でも海外製などの糸の場合
糸が少しづつ削られて針の上辺りにグジャグジャと糸だまりが出来て切れたりします。
一番もろいのは古い絹の糸で、はじいただけでパツンっと切れます。
この場合は新しい糸と交換してください。
普通のシャッペスパンの糸で220円くらいです。
化繊の糸は染まりにくいので、縫ってから染めるときは綿の糸の方がそまりが良いのでつかいわけるといいですね。
あくまで、綿カタン糸は昔からあるので古いものは切れやすいというだけです
ニット糸は新品でも高速で縫うとねじれがかかって切れます
ミシンに平ゴムひも等を結んでそこに糸をくぐらせてから通常の糸かけをするといいそうです。
家庭用ミシンの場合形状的に職業用のように固定できない機種もあると思うので、その場合はミカンネットのようなものを糸巻きに巻くかニットレースで筒を作り糸ごま自体にかぶせるという方法もあります
ボビンの向きが逆だと糸調子が悪くなります
水平がまの(ボビンケースがない)場合は、所定の「爪」に糸をかけてください。
逆にボビンが入っている。
だいたい水平釜のタイプは、反時計回りに糸を入れてね。
つまり←この写真は間違った方向に入れてるってことです。
下糸の巻きが乱れていると糸調子が悪くなります
下糸を巻くときに正しい糸かけで巻かないと写真のようにぐしゃぐしゃになり
縫うときにスムーズに糸が出ず糸が切れたり縫い目がおかしくなったりします。
スペシャルサンクス
糸画像提供:小花さん 楽さん かおるさん
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ツイッターで呼びかけて絵を描くのが好きな人小説を書くのが好きな人芝居をするのが好きな人などが集まって出来たミシンの選び方の動画です。
この漫画はその擬人化ミシンさんのキャラクターを元に製作しています