裏地って柔らかいしズレるし、曲がるし、初めて使う人には難易度高いですよね。
洋裁になれた方は経験できれいに縫うことが出来ます。
しかし、初めてだとそうはいきませんね。
でも大丈夫ちょっとした道具の使い方で初めてでも縫いやすくなる方法があるんですよ。
裏地が表より大きいのはどうして?
洋裁工房の裏地の型紙にはあらかじめこの余裕分が入っていますが、市販の型紙のように表と裏地を同じ型紙で取るときは、裏地を2~5mmくらい大きめに切る。
どうして大きくしないといけないの?
表より裏が少しでも小さいと、長さの差の分表側の布が引きつるんです。
変なシワが入ったり、ゆがんだりします。
裏地を切るときのポイント
すべりがよいのが特徴なので2枚重ねて一緒に切ると高確率でずれます
一枚ずつ分けて切る。
ずれやすいので生地の端をマスキングテープなどでテーブルや床に固定するといいと思います。
裏地には張りのあるものと、やわらかいものがあります。
柔らかい生地の場合、指だと指と指の間の生地が動くので、定規などで面で押えると線が書きやすくなりますよ。
裏地を縫うときのポイント
薄い生地を縫うと引きつったり伝染したりしたことがある人結構いらっしゃると思います。
そんな時は針を細いものにかえちゃいましょう。
ミシンの縫い目の長さを小さくしてください。
縫い目の長さが広いと細かいシワの原因になるんですよ。
針を薄地用にしてください。
薄い生地に太い針を使うと穴が大きくあいてこれも生地に影響を与えます
薄い生地には細い針、厚いものには太い針と使い分けるといいですよ。
綺麗に仕上げるには余裕を持たせるのが大事!
裏地はほんの少しでも表より小さいと引きつってしまいます。
そのため裏地は表より大きく作り、折り畳んで余裕を作ります。
この余裕を作ることをお裁縫の用語で【キセをかける】といいます
縫い代の幅は1.5cmありますが1㎝幅で縫う。
5mmの差が調節用の余裕になります。
5mmほど縫い代より内側をアイロンで折る。
アイロンの温度は中~低温で。
温度が高いと素材によっては縮んだり、引きつったりすることがあります。
ゆるみ分の折り目を広げないように作業を続ける。
市販の裏地のついた洋服を見ると、同様に折り目をつけて裏地に余裕を持たせているのを確認することが出来ますよ。
この折り目に余裕を持たせることをお裁縫用語で「キセをかける」といいます。
テロテロして縫いにくい縫い代を縫いやすくする
待ち針を刺して縫おうにも布の端がずれて、縫いづらい裏地がありますよね。
そんなときは洗濯用スプレーのりをかけると扱いやすくなります。
上に紙を置いて縫い代だけにかけると表の風合いは変わりませんが一気に縫いやすくなります
いくつか試してみましたがキーピングのボトルが一番綺麗に噴霧するのでオススメです
裏地を貼り合せる方法
ワンピースなどの丈の長いお洋服はひっくり返したりするのが大変ですよね
そういう時は熱接着の布用の両面テープを使えばいいんですよ。