よみ
アイロン
ざっくりとした説明
裏面が平らになった鉄製の部分に熱を加えて衣類などのシワをとる道具。
低温 80~120℃ ナイロンや半合成繊維
中温 140~160℃ ウールや、シルク、ポリエステルなど
高温 180~210℃ 綿、麻など
種類
ドライアイロン
スチーム機能の無いアイロン。
コードレスアイロン
スタンドにコードがあり、スタンドに置いて蓄熱して使う。
アイロン自体にコードがないので取り回しがしやすい。
温度が下がりやすいのでまめな蓄熱が必要。
スチームアイロン
蒸気を出す機能のあるアイロン。
「洋裁」で使う場合は接着芯などじっくり熱を加えて接着したりするので、洋裁で使う頻度が高いのであればスチーム機能のないコード付きがオススメです。
使い方
綿麻は熱ではなく水
綿麻の生地は水で形がリセットされて、乾いた時の形で固まる性質があるよ。
なので綿麻のシワはアイロンで伸ばしてまっすぐにするのではなく、平らにして濡らして形をリセットしてから、乾かすことでしわが取れるんですよ。
だからアイロンは滑らせず置くだけでしわが取れます。
すべらせると伸びる
アイロンをすべらせると生地が伸びてしまうので、必ずアイロンを移動させる時は持ち上げて動かしてください。
仕上げが変わるよ
https://yousai.net/how_to/kiso/iron-2
アイロンをかけるのはシワをとるだけでなく、縫い代を整えるのも重要です。
縫い代にアイロンをかけて落ち着かせると見栄えが良くなります。
ハギレで試そう
生地によっては一定の温度以上で縮んだり色が変わったりします。生地は一つの素材だけでなく混紡と言って、綿とポリエステル、綿とナイロン、ウールとアクリル、ポリエステルとポリウレタンなど複数の耐熱温度の異なる素材で作られていたりします。
素材に気付かずそのままアイロンをかけると取り返しがつかなくなる場合があるので、はじめてつかう素材は必ずテストしましょう!
アイロン跡に気を付けよう
アイロンをかけるときは、必ず端布で試してからという説明書きをあまり気にしてない人多いと思います。
起毛生地とか厚くて柔らかい生地などはアイロンをかけた所に跡がついたりする場合もあります。
こういう時は当て布をすると跡がつきにくくなります。
クッキングシートや市販のシースルーのアイロン当て布があると下が見えて作業がしやすいです。
こういう風に跡がついた場合、霧吹をかけて裏などからアイロンをかけます。
スチームではなく水の方が効果が高いです。
水は液体から気体に変わる時体積が一気に増えます。
つまり広がるわけです。
その力を利用してつぶれてしまった繊維を立ち上げたり膨らませたりして、アイロン跡を消すんですね。
このときアイロンを押し付けるとそこにまたアイロン跡がついてしまうので、アイロンは浮かせて熱だけ加えるか、裏から押し付けずになでるように熱を移す感じで当てるとよいです。
当て方でダーツのエクボが出来るよ
ダーツというのは強調するとこういう平面を立体にする縫い方なので角の上にアイロンをかけるとつぶれて、当然えくぼが出来ます。
関連
英語表記
iron