基本
アイロンをすべらせたり、指でこすったりすると生地は伸びます
大きい生地の場合
アイロンで折る
綿麻
アイロンだけだとヒダが消えやすいです。
特に綿だと何もしなければ半日くらいでせっかく折ったプリーツが消えることがあります。
天然繊維は水に濡れると生地が柔らかくなり、乾くと固くなる性質があります。
それを利用して、水に濡らした状態で折り目を付けて乾かすとその形がつくという特性があります。
このしわ取りの逆の理屈ですね。
ただし水に濡れるとリセットされるので、湿気の多い時期はすぐにヒダが取れてしまうため、折り目付液を使用するのをおすすめします。
化繊
化繊は天然素材と違い熱で形が固定される性質があります。
逆を言うと、熱をかけてうっかりシワを入れてしまうと取れにくいのできをつけてください。
綿麻に比べ、何もつけなくてもヒダが消えにくいですが、圧力をかけないとピシッと折り目がつきにくいので、普通のアイロン台だと柔らかいため、雑誌や新聞紙などで固めのアイロン台を作り、そこで描けるといいと思います。
プリーツ固定液とは
液をかけてからアイロンをかけるだけでヒダが消えにくくなります。
折り目だけでなく防汚効果もあるようです。
普段着にも使えるので持っていて損はないと思います。
プリーツにアイロンをかける時の注意事項
折るときは布とアイロンの間にあて布といってハンカチ程度の厚さのはぎれをはさんでアイロンをかけるといいですよ。
そのままアイロンをすべらせると上記のスカートの写真のように、折り目をつけたところが伸びて、アイロンをかけていない所との伸びの差が出てしまいます。
向きにも注意
一方方向のヒダのスカートは布を切る向きが重要です。
×
スカート部分は中表(表同士が内側になるように重ねること)に2枚重ねて切ると、ヒダの向きが前後で逆になる
○
必ず同じ方向になるように一枚づつとると同じ方向に揃います。
小さい生地の場合
爪で折る
アイロンを出すほどではない長さの折り目を付けたい時ありますよね
でも爪でこすって折り目を付けると生地が伸びで波打ったりしませんでしたか?
そういう時は折り目を付けたいところに薄い紙などを重ねてからこすれば布が伸びずにすむんですよ~。
紙だと見づらいときは、商品を買った時に出る透明の包装袋を折り目の上に重ねて、その上からこすると伸びません。
道具を使う
小さい部品にアイロンをかける時熱くてやけどしそうになる時ありますよね
そんな時はコロコロオープナーを使うといいですよ
でも押すから伸びちゃうという時は
透明な商品の包装袋とかをあて布代わりにして、布の上に重ねて、その上からコロコロすると伸びませんよ
透明なので下も見やすいですしね pic.twitter.com/kiLtte18UM— 洋裁工房のうさこ (@yousaikoubou) April 26, 2020
折り用紙を使う
正確性を必要としないプリーツ折りに便利です。
ヒダフリルを作る
厚紙を作りたいヒダの幅に切れ目を入れて2枚作る。
ヒダの幅半分ずらして固定する、
生地を交互にかけてアイロンをかける。