そもそもボンドというのは黄色の木工用ボンドの呼び方で有名なコニシさんの接着剤の商標名なんだ。
だからセメダインのボンドは存在しないんだよ
洋裁での接着剤のメリットデメリット
利点
手軽
ミシンに比べると道具の初期投資が安い。
多くの人が接着剤を使ったことがあるので、ハードルが低い。
欠点
左右に縫い代を広げたい時など接着面が広いため難しい。
薄い生地だと表に染み出る
つるつるした化繊とは相性が悪いものが多い。
色柄が濃いと接着剤の端が見えて見栄えが悪い
間違った使い方だと効果が低くなる。
手芸用の液体状の接着剤の区分
洗濯できない
本接着
手芸用接着剤といわれるもの。
布にしみこんで乾くと固まるが、水にぬれると強度が減る
仮接着
KAWAGUCHI 仮止め用 布用ペンタイプのり
ソーライン スティックのり
洗濯できる
完全に乾燥すると洗濯をしても強度が落ちない。
貼った直後は接着剤が固まっていないのではがれやすいんだ。
最高に強度が高まるのが接着から24時間後くらいだそうです。
だから1日我慢して乾くまで置いておこうね
裁ほう上手
縫った後に、アイロンをかけると強度が増します。
耐荷重2キロ と書いてますが、24時間後、完全接着するともっと持ちます。
サテンや目の詰まった化学繊維は相性が悪い。
アイロンはかけない。
片面だけだとあまりくっつかない。
貼る場所の両面に塗ると強くくっつく。
両面塗布なので減りが早い。
サテンがつく!
貼り仕事
先が柔らかいヘラ状になっているので面で塗りやすい。
サテンや目の詰まった化学繊維は相性が悪い。
無臭
耐加重3キロ
サテンや目の詰まった化学繊維は相性が悪い。
石鹸のにおい。
使い方の応用
薄い生地は熱接着の両面テープ、厚手は接着剤、接着剤のしみ込まないもの、貼り直しをしないものは布用強力両面テープと使い分けるといいと思います。
特に細かい模様を貼り合わせたり、布小物を作る時に便利です。
手芸用や木工用接着剤でつまみ細工を作ると雨などに弱いので、野外用の場合は裁縫用を使うといいと思います。
動画
指に接着剤が付いた場合
・洋裁・手芸ボンド → 水洗いで落ちる
・Gボンド → エタノールの含まれる化粧水やウエットティッシュでふき取ると落としやすい。
・瞬間接着剤 → 40度くらい(ぬるくないお風呂位)のお湯でもむように洗う。
普通にお風呂に入れば1~2日で落ちる。