型紙のすその複数の線について。
選ぶすそによって丈の長さを変えることが出来ます。
実際に型紙を体にあてて鏡などで確認して作りたい長さを決める。
画像の色の説明
ほつれ止をする
裁断した全てのパーツの端をほつれ止めをする。
型紙で指示されたパーツの裏に接着芯をつける。
くわしくは縫う前の下準備にまとめているので見てくださいね。
ほつれどめをする
裁断した全てのパーツの端をほつれ止めをする。 https://www.youtube.com/watch?v=m51dljXsDlo
後中心を縫う
後中心を表側同士が内側になるように重ねる。
1cm幅で縫う。
中央と脇を縫う
身頃の中心と脇のパーツをを表側同士が内側になるように重ねる。
1cm幅で縫う。
前後両方縫う。(図は後身頃)
中央の部品と脇の部品のところは縫う場所と縫い代の端の長さが異なるので、端を合わせると長さが合いません。
そこで合わせるのは端ではなく出来上がり線をあわせます。
脇の縫い代は出来上がり線より長いので図のように少し浮きますが浮くのが正解です。
待ち針を深く刺すと引きつったり縫うときに余計な部分を縫い込んだりしやすいので、出来上がり線の上を1~2mm刺すと縫いやすくなります。
例 ピンク(出来上がり線)の長さは等しい。
青(縫い代の端)はピンクの線に比べ、前中央側は短く、脇側は長くなる。
←洋裁用語で縫い代を左右に折る事を割るといいます。
肩と脇を縫う
肩と脇を縫う。
すその縫い代をアイロンで折る。
ポケットを縫う
ポケットをつけたい場合は玉ぶちポケットを縫う。
付けない場合は飛ばしてください。
襟に模様やラインを入れる
デザインによってはこのとき胸元の三角の部分とそでくちにラインや柄などを入れてください。
アイロン両面接着テープを使うとゆがみにくいです。
(あくまで仮止めとして使い、ミシンで縫いとめる)
熱接着の両面テープの使い方
胸当てを縫う
2枚を表同士が内側になるように重ねる。(さいほう用語で中表といいます)
1㎝幅で縫う。
スナップボタンをつけないほうは縫いません。
表替えして端から5mmの所を縫う。
衿(えり)を縫う
セーラーカラーの表同士が内側になるように重ねる。
1cm幅で縫う。
このとき図のように「表に見えるほうのえり」を2~3mm内側にずらしてまち針をさし、しわが入らないように、注意してにして縫う。
上記のように表を少し中に入れ込む理由は
えりは実際に人間が服を着たとき、首周りのカーブと
肩のカーブにそっています。外側のカーブと内側のカーブでは外側のほうが長く、内側が短くなります。
なのでその分を補うために2~3mm表になるほう(外側に折り返すほう)を内側に入れ込んで、長さを調節しているのです。
たとえると本を閉じた状態だと端はまっすぐです
でもこうやって広げると端がずれて斜めになります。
衿は端を繋げているのでこのズレの分布を内側に入れて縫わないと引きつってしまうので注意が必要です。
表側に返して、端から0.5cmくらいの所にを縫う。
あまり布のギリギリを縫いすぎると、ミシンの針穴にえりの先が食い込むので注意!!
表側にした身頃にえりを表にして重ね、えりくびを仮止めする。
仮止めなので端から0.5cmくらいの所を縫う。
えりを合わせるのは端ではなく出来上がり線のところです
えりの出来上がり線の端がえりくびの出来上がり線の角に来るように合わせる。
えりの先が縫い目にかかりそうなときは図のように折ってよける。
見返しの前後の肩部分を表同士が内側になるように重ねる。
肩を1cm幅で縫う。
身頃の上に見返しの裏が上になるように重ねて、縫う。
えりの縫い代に縫い目を切らないように切込みを入れる。
見返しを裏側にかえす。
セーラーカラーを避けて、前中心、首、すそまで端から0.5cm位の所を縫う。
すそはすその布の端(ほつれどめしている所)から0.5cm位の所を縫う。
えりを避けたまま前あきの三角の布を下に重ね、縫う。
(三角の布は先に裏表縫い合わせてあると仮定してます)
スナップボタンをつける。
ボタンホールを開ける。
この時点でボタンホールを開けると、そでが無い分縫いやすいですよ。
ボタンとボタンの間が均等であれば何個でも好きな数にして問題ありません。
ボタンはイラストによって前の重なりが右だったり左だったりするので注意してください
ボタンの付け方はミシンによって異なりますのでミシンの説明書をご覧ください。
説明書やボタンホール押えをなくした場合
ボタンを見せたくない場合は大き目のスナップボタンにするといいと思います。
ボタンの位置の決め方
前中心から1.5cmの所に補助線を引く。
えりつけの位置から1.5cm下がったところに印をつける。
型紙を体に当てて鏡を見ながら好みの個数ボタンを書き込む。
体から外して定規で均等の間隔になるように清書する。
ボタンホールはボタンの直径+2mm位。
ボタンホールの糸の太さがあるので、ボタン穴は1.5cmの補助線より少し外側になるように縫う。
そでを縫う。
この型紙のそで山にはそでを立体にする為に余裕が入れられています。
そで山にギャザーを寄せると右側のように立体的なそでになる。
ギャザーの縫い方
そでの準備
そして裏の方の長く残しておいた糸だけを引っ張りギャザーを寄せます。
(これを一度覚えておくとスカートやいろいろな事に応用がきくので、是非チャレンジしてみましょう!)
表が内側になるように半分に折る。
1㎝幅で縫う
そでは表側が見えるようにひっくり返す。
裏返したままの身頃の中にそでを入れる。
脇→肩→印という順に待ち針を刺す。
そでの山のギャザーの糸を引っ張って長さを調整する
手縫いで端から7mmくらいのところを縫う
縫ったら待ち針ははずす。
全部を手縫いで作る場合はここは省略する。
端から1cmの所を縫う。
縫い終わったら仕付け糸ははずす
試着してそでの長さを確認する。
問題がない場合
アイロンでそで口を2cm裏へ折る。
1.5cmのところを縫う。
多少の調整は中に折る縫い代の幅を増減して調整する
この型紙で作りました
上記の型紙に組み合わせてデザインを変更できます
二枚そで Mサイズ Lサイズウエストを変えたい場合
脇のウエストを内側に狭くするとウエストが細くなります
脇のウエストを外に出すとウエストが太くなります
洋服は左右ありますので上の図の場合12箇所増減することになりますので、増減したい分量÷12が=●です
いるもの
□ 表生地
□ ボタン
□ 接着芯 50cm~(改造パーツの形による)
□ お好みでラインテープかバイアステープ
□ 生地にあった色の糸
オススメの生地
化繊なので綿ツイルに比べて軽いです。
しわになりにくいです
張りがあります、パニエを下にはいて広げたい場合に向いていますが、張りがある分柔らかくドレープを出したい場合には向きません。
初心者にも扱いやすい生地です。
カトウさんのより気持ち柔らかい気がしました
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。
マットサテン
光沢の押えられたサテン。
華やかにしたいけど反射の強いサテンだとデザインによってはパーティーグッズのようになりがちなので、それを避けたい時に。
綿ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
ポリエステルアムンゼン
柔らかくドレープ感のあるデザインに向いています。
写真の洋服はアムンゼンで作ってあります
化繊なので軽く、しわが入りにくいです。
ポリエステルツイ ルより軽いです。
ややテロテロしているので裁断のとき少しずれやすいです。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするので何十通りの布の量をここに書くわけにも行きませんからね