コスプレ用の羽織の作り方です。 ※この作り方はコスプレや演劇のための衣装を短時間で安く作りたいという人のためのものです。 洋服と着物がそれぞれ専門店があるように、洋裁と和裁では学ぶ学校も別な異なる専門分野です.
本格的な着物を学びたい方は「和裁」のサイトをご利用いただけたら幸いです。
布を切る
画像の色の説明
身頃 (胴体）
（1）＝肩の半分+2.5ｃｍ
触って目立つ首の骨から肩の関節まで
（腕を上げ下げするとへこみが出来るところまで）
（2）＝作りたい丈+2ｃｍ
この長方形を2枚取ってください
首元、布の半分のところの線を参考に図のように線を引いて切る。
切ったところの内側1ｃｍをメジャーではかる。
えりの型紙を作る参考にします
えりのつくり方はスタンドカラーの型紙のつくり方を参考にしてください
そで
（3）＝36～40ｃｍ
（4）＝52ｃｍの長方形2枚切る
見返し（前中心の裏側）
※先に接着芯を貼ってからきると縮まなくていいです
5＝10ｃｍ
6＝2と同じ
そでに印をつける
身頃（胴体）と袖の折り山の袖付けするほうの片端に7ｍｍ切込みを入れる。
身頃の脇にそでを付けるところの印をつける。
端から50cmの所に5～7ｍｍ切込みを入れて印をつける。
縫い方
服のつくり方なんてさっぱりという方は洋裁漫画を読むのをオススメします♪
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。
お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽ですよ。
布はしのほつれどめ
見返しを縫う
身頃の前側に見返しを表同士が内側になるように重ねる。
前中心側は1㎝幅で縫う。
すそは2ｃｍで縫う。
見返しを裏に折り返し首と前中心を端から5ｍｍのところを縫う。
身頃の首のカーブにあわせて見返しを切る。
後中心を縫う
身頃を表側同士が内側になるように重ねる。
1㎝幅で縫う。
そでつけ
表を上にした身頃の上に裏を上にした袖を重ねて縫う。
肩と、そで山（真ん中の印）を合わせて待ち針で固定する。
そでの端上下1ｃｍあけてから端から1ｃｍ幅で縫う。
縫い代は左右に折る。
洋裁用語でこれを割ると言います。
そで底を縫う
そでを表側同士が内側になるように重ねて裏側からそでの底を縫う。
そで口を縫う
底を縫ったらそで口の縫い代をアイロンで１ｃｍに折って７ｍｍの所を縫う。
脇縫い
脇の端から1ｃｍの所を縫う。
すそを縫う
すその縫い代を2ｃｍ裏へ折って縫う。
１．５ｃｍの所を縫う。
襟を縫う
えりの1枚だけ下側の縫い代を8㎜裏側に折る。
折っていないほうのえりと身頃を表同士が内側になるように重ねて1㎝幅で縫う。えりは身頃の前中心より1ｃｍ出してください。
えりを起こす。
もう一枚のえりを表同士が内側になるように重ねる。
上と前中心を1㎝幅で縫う。
縫い目を切らないよう0.2ｃｍ程はなれた所で、角を切る。
縫い代を折りたたみ表側にひっくりかえしてください。
えりの角や前見返しのすそ等表側に返したとききれいに角が出ない場合
中で縫い代がグチャグチャになっている場合が多いので、指を中に入れて、縫い代を角と反対側に軽く引っ張ってあげると中の縫い代が整って、角が出しやすくなります。
首の縫い代をえりの中に入れて端から5ｍｍのところをぬうか、手縫いでまつり縫いしてください 。
いるもの
□ 表生地
□ 生地にあった色の糸
□ 接着芯 作りたい丈+20ｃｍ
オススメの生地
このデザインだと綿パンツくらいの厚さの目の詰まったものがいいと思います
柔らかくドレープ感のあるデザインに向いています。
独特の折模様があるので和調な雰囲気も出るので、原色の和装コスに使いやすい生地です
化繊なので軽く、しわが入りにくいです。
ポリエステルツイ ルより軽いです。
ややテロテロしているので裁断のとき少しずれやすいです。
コスプレの単色の衣装で作るなら。
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。
綿 ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿１００％なのでどうしてもシワが入りやすいです。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするので何十通りの布の量をここに書くわけにも行きませんからね
着物もどきの衣装の改造方法
