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【おさいほう】婦人向け男装用浴衣の作り方

※この作り方はコスプレや演劇のための衣装を短時間で安く作りたいという人のために洋裁の技術で似たようなシルエットが作れるようにしたものです。 洋服と着物がそれぞれ専門店があるように、洋裁と和裁では学ぶ学校も別な異なる専門分野ですので本格的な着物を学びたい方は「和裁」のサイトをご利用いただけたら幸いです。

あくまで洋裁方式で作る浴衣です。

男装用の着物にはおはしょりはありません。

ゆかたの型紙を見る

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丈がすごく長すぎない!?

着物は前と後ろがつながっていて、肩の所で折って作るので長いんですよ。

着物のサイズってどれを選べばいいの?

型紙の中心を肩に当てて、自分の作りたい丈のところを選んでください。


基本は型紙でサイズを調整するというより着付け(着物の着方)で調整します
ヒップ95cm位までなら胴体の改造は不要です。

95cm以上の場合

(作りたいヒップ-95cm)÷4=A(が間に足す紙の幅)です

緑線で切って

切った間にA幅分の紙を足してください


袖は首の後の骨から手首までの長さに近いものを選んでください。

型紙をテープで貼り付けて体に当ててみるといいと思います
3~4cmの長さの差は誤差の範囲だそうです。

各部名称

縫い方

布の印のつけ方や接着芯の貼り方は縫う前の下準備で詳しく説明しているよ
服のつくり方なんてさっぱりという方は洋裁漫画を読むのをオススメします♪
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。
お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽ですよ。

ほつれどめをする

裁断した全てのパーツの端をほつれ止めをする。

おくみを縫う

前身頃(胴体部分)を表側が見えるように置き、折り目の印を参考に裏側が見えるように折る。
型紙の青線のところを縫う。

前中心を縫う


えり付けの下の部分を三つ折りして縫う。
三つ折が難しい場合は2つ折りでもいいです。

後中心を縫う

身頃(胴体)を表側同士が内側になるように重ねる。
後の中心を1cmの幅で縫う。
アイロンで背中心の縫い代を両方とも表から見て左に折る。

一方方向に縫い代を折ることを、おさいほうの用語で倒すといいます。

襟を縫う

えりを表側同士が内側になるように重ねて縫う。
1cm幅で縫う。

襟にアイロンをかける

えりをアイロンで折る。
両端の縫い代を裏へ1㎝折り、さらにそれを真半分に折る。



シーチングやさらし等無地の物。表に色、柄が透けなければ、ゆかたの端切れでもよいです。それを横30cm縦10.5cmの長方形に切って使う。

えり芯を半分に折る。
えり芯とはえりの内側に入れる補強の芯のことです。


裏側を上にしてえりを広げる。
えりの上にえり芯を重ねる。
えりとえり芯の中心を合わせて端から5mmのところを縫う。


えりの肩のカーブの縫い代に7~8mm程度の切り込みを入れてください。

切り込みを入れないとカーブがきついので、しわが入りやすいので、忘れずに。


表同士が内側になるように身頃(胴体部分)にえりを重ねる。

襟(えり)の中心と、身頃の背中心を合わせてから左右を縫っていくと綺麗につけやすいです。


えりの中心の折り山を裏向きに折り返す。
えりと前中心の境目からえりに対し直角に縫う。



縫い代が1cmになるように余分を切る。
上記が難しい場合は

えりを縫いつけたあと、縫い代1cm残して先を切る。

えりの両端の縫い代を裏側へ折る。


えりの先の縫い代を裏へ折る


アイロンでつけた折り目で半分に折って端から5mmのところをミシンで縫うか、縫い目を出したくない場合は手縫い(まつりぬい)で表側に目立たないように縫う。


まつりぬい

袖(そで)を縫う

身頃(胴体)と袖(そで)を表側同士が内側になるように重ね縫う
肩と、そで山を合わせて、両端1cm(縫い代分)開けて縫っててください。

漫画やアニメなどによって袖付の長さがレディース以上に短かったり0だったりしますので
Bは目安の印程度として作りたい衣装のデザインに応じてAから均等な長さで縫い付けてください。
袖の下の振り(紳士着物だと人形と言います)が0の場合でも最低1cm開けてください。


縫い代は左右に折る。

おさいほうの用語で割るといいます。

袖底(そでそこ)を縫う

袖口(そでくち)の印から、身頃(胴体)と縫い付けた縫い目ギリギリまで1cmの幅で縫う。

縫い代は後(背中側)へアイロンで折る。



そでくちの縫い代を内側へ三つ折りか、二つ折りして5mm位の所を縫う。

先にアイロンで折り目を付けて縫うと楽ですよ。

脇を縫う


脇を1cmの幅で縫う。

そでを縫っているところの縫い目ギリギリまで縫う。

すそを縫う


すそを2cm裏に折って1.5cmの所を縫う。

共襟をつける

お好みで共えり(えりカバー)をつける。

上下左右の縫い代をアイロンで折る。

コスプレ用などで元のデザインが省略されている場合は飛ばしてください。

かぶせえりの中心とえりの後ろ中心を合わせてピンを刺す。

手縫い(本ぐけ)でえりにかぶせえりを縫う。

↓このようにかぶせえりとえりの端を交互に0.5~1cm間隔で縫う。

手縫いで縫っておくとえりが汚れても、この共えりだけを取り替えればいいのですよ~

まつり縫いをする

かぶせえりをえりにそって折り、まつり縫いをする。

まつり縫いの仕方

この型紙で作りました

男装用ゆかたの型紙

必要な材料

□ 表生地
□ 接着芯 50cm程度
□ 生地にあった色の糸

オススメの生地

この型紙はコスプレ用で洋服生地で作る前提で作ってあります。
着物の反物での製作は向きません。
ご注意ください。

和柄の生地を探すときは 和調 や 和柄 +生地で探すといいです。
スラブドビーも糸の太さが不均等で素朴な感じが出るのでオススメです。
忍者服とか町人とかの余所行きではない普段着などに使うといいと思います。
シャンタンも横糸に太く節のある太い糸を使って織られた生地で素朴な風合いと、光沢のある生地です。
うさこはこれで狩衣ももどきをつくりました

ポリエステルツイル

ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです

ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。

綿ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。

ポリエステルアムンゼン
柔らかくドレープ感のあるデザインに向いています。
写真の洋服はアムンゼンで作ってあります
化繊なので軽く、しわが入りにくいです。
ポリエステルツイ ルより軽いです。
ややテロテロしているので裁断のとき少しずれやすいです。

必要な布の量の計算方法

丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。

特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするので何十通りの布の量をここに書くわけにも行きませんからね

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