
袴の布の切り方(ズボン部分)
※この作り方はコスプレや演劇のための衣装を短時間で安く作りたいという人のためのものです。
洋服と着物がそれぞれ専門店があるように、洋裁と和裁では学ぶ学校も別な異なる専門分野ですので本格的な着物を学びたい方は「和裁」のサイトをご利用いただけたら幸いです。
印刷用説明書 印刷するときはPCの場合印刷用説明書の画面の左上のファイル-印刷から
スマホの場合はスマホの共有マーク-プリント等から印刷してください。
文字が小さくてもいいのでインクと用紙を節約したい場合
画像の色の説明

型紙を貼り合わせる

洋裁工房の型紙はこのように貼り合わせ図というのが描かれています。
貼り合わせ図の通りに先に貼ってから切り出す。
布について

服は丈やサイズ、生地の幅によって1m以上量が変わる事があります。
そのため必ず先に型紙を用意して、そのあと生地を用意してください。
淡い色で薄い生地の場合透けやすいので、その場合下にペチコートをはくか、透けない厚さの生地を選んでください。
1/10サイズの枠に並べて布の量を確認する
型紙から1/10サイズのみを切り出して1/10サイズの枠に並べると、必要な量がすぐわかりますよ!
理解というのは情報が蓄積した結果、頭の中で想像が出来る状態をいいます。
つまり実際に作ったことがない場合、いくら説明書を見ても情報不足で理解することは難しいです。
なので、型紙の隙間についている1/10サイズの型紙をテープで組み立ててみてください。
手の中に納まるサイズで俯瞰で立体的に形を確認できるので、得られる情報量が多いので、一気に説明書の意味が分かりやすくなりますよ!
地直し・水通し
天然素材は縮むので綿、麻を使う場合は、一晩水につけて乾かしてから使う
洋裁の本とかを見ると使う前に地直しをしなさいって書いてあるけど具体的にどうなの?
型紙を写す
型紙に記号を写す
布を切る
洋裁工房の型紙は表から見たときに写真どおりに作れるようにしています。
布の表に型紙を重ねて写す。
チャコで印をつけたら型紙は外して良い。
縫い方
服のつくり方なんてさっぱりという方は洋裁漫画をサラッと読んでおくといいかも
ほつれどめ

裁断した全てのパーツの端をほつれ止めをする。
帯、紐類は縫い代が中に包まれるのでほつれ止めは不要です。
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。
お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽です。
丈だけ伸ばしたい場合


丈だけ伸ばしたい場合は型紙をすそに対して平行に横に切る。
伸ばしたい分広げて間に紙を足してください。
広げた分ヒダの線がずれるので、線を引きなおしてください。
線を引きなおすときは端から端に向かって線を引くとサイズが多少変わってしまいます。
そのため、端ではなく、出来上がり線(青線)と折り山の線の交わった所を定規で線を引いてください。
縫い方 帯


帯は2枚を表同士が内側になるように重ねてつなげる。


前後の帯と足の紐を作る。

生地の縫い代をアイロンで裏側へ折る。

さらに半分に折る。



後ろ帯は先に半分に折る。
真ん中の折り目の所を2mmほど隙間を開けて両端を折る。
(隙間は布の厚み分)


足の紐は両端の縫い代を裏側へ折る。
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半分に折る。
端から2~5mmくらいの所を縫う。
紐帯の縫い方
すねあてを縫う

紐をすねあての部分の表の上に重ねる。
紐とすねあての中心を合わせ左右7cmほど縫って固定する。

紐を縫いこまないようによける。
内側が表になるように折り、上から印までの間を縫う。

アイロンですその縫い代を折ってから、脇の縫い代を左右に広げる。

左右に広げた所の縫い代を端から5mm位の所を縫う。
縫いにくかったら熱接着の両面テープでくっつけてもいいです。
すそは端から1.5cmの所を縫う。
切りじつけをする


線の上を2枚一緒に仕付け糸で印をつける。


表から仕付け糸で印をつけると、生地の表両方から印が見えるので山折り谷折りを間違えにくくなる。
このとき山折と谷折で色を変えておくとさらに間違えにくくなる。
ミシン糸でもできますが、滑りがいいため、抜けやすいので仕付け糸がおすすめです。
仕付け糸を2色持っている場合は山折と谷折の印を色を変えておくと間違えにくいです。
ヒダの折り方
折り目をつける
前
後

アイロンで表から見たときにヒダを内側に向かって折る。
端の斜めの所は裏に折る。
表から見たとき
緑の線は山折り
赤の線は谷折りです。


折りたたむと端から3つ目のヒダが斜めのところからはみ出します。
はみ出したところは、表から見て見えないように適当に折る。
ここの折り目を型紙書くと線が細かくなるのであえて入れていません。
シルエットなどに影響のない部分なので、折る幅は見えなければ何cmでもかまいません。
キレイにヒダを折るポイント

生地によってアイロンの適温が異なる。
綿なら高温、化繊が入っている場合は中温、毛の場合は低温でアイロンをかける。
温度を間違えると、折り目がつかなかったり、生地が熱で引きつったり表面にテカリが入ったりする。
伸びないようにするためにハンカチ位の厚さの布やクッキングペーパーを上にかぶせてアイロンをかける。

布やクッキングペーパーを挟まないと左の写真のように伸びに差が出て見栄えが悪くなる。
ヒダを固定する

アイロンだけだとヒダが消えやすい。
特に綿だと何もしなければ半日くらいでせっかく折ったプリーツが消えることがある。
特に綿100%はヒダが取れやすいので、着ているうちに、ヒダが取れてくしゃくしゃになりやすい。
生地に湿る程度に振りかけてアイロンをかけると、プリーツが消えにくくなります。
プリーツスカートや、袴もどきを作る際の必須アイテムです。
プリーツスカートとかヒダの取れて欲しくないもの、スラックスとかおり目がぴっちり入っていたほうがいい服などの折り目の固定にも使えるので、1本買っておいて損はないですよ!

前の斜めの折り目を笹ヒダというそうです。

表から見て端から山折り、山折り、谷折りで折り目を付ける。

脇側の折り目を裏に折る。

もう一度印の所から裏に折る。

山折りの折り目を広げ、谷折りする。
折り目の上を縫うと、糸の厚み分正確に折れなくなるので、2本目の山折りの折り目から1mmほど脇側を縫う。

折り目通りにたたみ。、脇の辺5mm位の所を縫う。
和裁だと表に出ないように手縫いで縫っていくのですが、コスプレ用など気にならない場合は表からミシンで端から2~5mmのところを縫っても良いです。


後の斜めの所は「投げ」というそうです。
後は裏側に2度折ってまつり縫いするか、熱接着の両面テープで固定する。
笹ヒダの縫い方
まつり縫いの仕方
中心を縫う



ヒダを縫いこまないようにいったん広げる。
前は前同士、後は後同士表が内側になるように重ねる。
股のところを縫い代1cmで縫う。

アイロンでつけた折り目どおりにたたんでください。
端の斜めに折った所を縫う。
布の端から5mm位のところを直線で縫う。
ヒダが取れないように上側も5mmの所を縫う。

すそは脚絆部分がつくのでしっかりサイズをあわせてヒダを固定する。
★=女性~細身男性は21cmになるように折りたたんで、固定する。
男性用は22cmになるようにたたんでください。



前中心に股の下のパーツを表側同士が内側になるように重ねる。
1㎝幅で縫う。
端から端まで縫うのではなく、印同士を合わせて印の間を縫う。

同じように後ろ側と股下のパーツを縫う。


股の下を縫う。1㎝幅で縫う。


前と後を表同士が内側になるように重ねる。
脇を1cmの縫い代で縫う。



裏側が見える状態の袴の中に、表側にひっくり返したすねあての部分を入れてください。
すねあての縫い目が、袴の後身頃の中心に来るようにあわせて1㎝幅で縫う。
帯をつける


表側同士が内側になるように前の袴の上側に、前帯(長い帯)を重ねる。
帯の長さの中心と、袴の中心を合わせて、縫い代1cmで縫う。


帯の端を裏に折る。



帯を折り目で半分に折って前の袴の上の部分を包んで端から5mmの所を縫う。


後の帯を袴の上に表同士が内側になるように重ねる。
後身頃の中心と、帯の中心の位置を合わせる。
アイロンでつけた折り目の1mm上側を縫う。


前と同じように両端1cmを裏に折る。
アイロンの折り目で半分に折り、5mmの所を縫う。
マジックテープ方式にする場合


マジックファスナー用の帯の型紙を使う。
ウエストが80cm以上の場合

布を切る前に後の帯を(ウエスト-80)÷2の長さ足すか
布の横に(ウエスト-80)÷2の長さの布を足して長くしてください。
マジックテープ仕様の後ろ帯の折り方は長さが違うだけで同じです。
前帯

表を上にした前身頃に裏を上にした帯を重ねてください。
縫い代1cmはみださせてください。

両端の縫い代を裏側に折る。

帯を折り目で半分に折って前の袴の上の部分を包んで端から5mmの所を縫う。


コスプレ衣装などで袴のウエストが隠れるデザインならば前を短く作りマジックテープで止めるように作ると着替えが楽です。
前見頃(前ズボン)の帯の裏側にマジックテープ(柔らかいほう)を縫う。
後帯


後の帯を袴の上に表同士が内側になるように重ねる。
後身頃の中心と、帯の中心の位置を合わせる。
アイロンでつけた折り目の1mm上側を縫う。


前と同じように両端1cmを裏に折る。
アイロンの折り目で半分に折り、5mmの所を縫う。


後の帯は外側にマジックテープを重ねる。
ウエストに試着してちょうどいい位置にマジックテープを
ミシンでテープの端から2~5mmくらいの所を縫う。
帯の結び方はこちらの動画が参考になると思います。
この型紙で作りました
上記の型紙に組み合わせてデザインを変更できます
いるもの
□ 表生地
□ マジックテープ方式の場合はマジックテープ
オススメの生地
化繊なので綿ツイルに比べて軽いです。
しわになりにくいです。
張りがあります、パニエを下にはいて広げたい場合に向いていますが、張りがある分柔らかくドレープを出したい場合には向きません。
初心者にも扱いやすい生地です。
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです。
ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。
綿ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
表が光沢なし、裏が光沢ありで、均等な太さの繊維ではなく多少繊維の太さにばらつきがあるので、機械製品っぽくない素朴な風合いがでて、和装コスプレに最適です。
綿100%で作りたいなら、ドビー織りの生地もいいかも。温かみがあって、シーチングなどに比べしわになりにくいです。
昔っぽい風合い、お祭りなどの衣装で汗を吸い取って欲しいなどの場合はこちらがいいかも。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするので何十通りの布の量をここに書くわけにも行きませんからね



