裁断
洋裁工房の型紙は表から見たときに写真どおりに作れるようにしています。
必ず布の表に型紙を重ねて写してください。布は縦方向には伸びにくい性質があるので、ベルトは縦に取ると型崩れしにくいですよ。
縫い方
服のつくり方なんてさっぱりという方は洋裁漫画をサラッと読んでおくといいかも



裁断した全てのパーツの端をほつれ止めをしてください。
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼ってください。
お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽です。
画像の色の説明
■接着芯
布の縫い合わせ方
まっすぐ縫う方法
印つけとヒダの折り方
印は切りじつけで入れると裏表両方から見ることが出来る。
また山折と谷折の折り目の糸の色を変えると折るときに混乱しづらい。
アイロンだけだとヒダが消えやすいので、プリーツ固定液をかけてからアイロンをかける。
折るときは布とアイロンの間にあて布といってハンカチ程度の厚さのはぎれをはさんでアイロンをかけるとよい。
そのままかけると赤のスカートの写真のようにアイロンをかけたところが伸びて伸びの差が出る。
—緑線を山折り
—赤線を谷折する。
これをヒダの数分繰り返す。
後ろ中心

ファスナーを付けるところの境目のピンクの印の所をあきどまりといいます。
後中心をあきどまりの印からすそまで1.5㎝幅で縫う。
縫い目の長さを長くしてあきどまりから上を縫う。
上はファスナーをつけたら糸を抜くので大きい縫い目にする。
ファスナーをつける
コンシールファスナーをつけるとき
丸まってるムシ(レール部分)をおこして縫うのですが
なれてないと戻ってムシの上を縫っちゃったという人もいると思います
アイロンを中温にして
裏からアイロンをかけると
ムシが起き上がって縫いやすくなるよ pic.twitter.com/enhns3HShD— 洋裁工房のうさこ (@yousaikoubou) 2017年7月28日
前と後を表同士が内側になるように重ねて両脇を縫う。
出来上がりどおりにヒダをたたんで、ピンで固定してください。
ウエストベルトの縫い方手前
ウエストベルトの縫い方奥側
ウエストベルト
ウエストベルトの裏全体に接着芯を貼る。
芯がないとヘロヘロした仕上がりになる。
ウエストベルトの縫い代を1cm裏側に折る。
さらに半分に折る。
ベルトをスカートにつける
スカートとベルトを表同士が内側になるように重る。
前スカート側はベルトの縫い代分1cm出す。
後スカート側はベルトを4cmはみ出るように重ねる。
厚みなどで多少の長さのずれがおこるので、そのときはヒダの上側を1mmづつ深く折るなどして調節する。
1cm幅で縫う。

両端の縫い代を1cm裏側へ折る。
スカートの縫い代をベルトで包む。
断面図
端から5mmの所を縫う。
かぎホックをつける。

裾(すそ)を縫う
ヒダを広げてすそをの縫い代を2cmアイロンで裏側に折ってください。
1.5cmの幅で縫ったら完成です。
この型紙で作りました
いるもの
□ 表生地
□ コンシールファスナー 20cmくらいのもの
□ 接着芯
□ かぎホック
□ 折り目つけ液(ピシッとライナーなど)
オススメの生地
化繊なので綿ツイルに比べて軽いです。
しわになりにくいです
張りがあります、パニエを下にはいて広げたい場合に向いていますが、張りがある分柔らかくドレープを出したい場合には向きません。
初心者にも扱いやすい生地です。
カトウさんのより気持ち柔らかい気がしました
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
綿 ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするので何十通りの布の量をここに書くわけにも行きませんからね