型紙のすその複数の線について。
選ぶすそによって丈の長さを変えることが出来ます。
実際に型紙を体にあてて鏡などで確認して作りたい長さを決める。
接着芯を貼る
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。
接着芯は布を切る前に先に貼る。
ハンカチくらいの厚さのものや柔らかくて下手ってしまう生地は、2枚とも生地の裏側に接着芯を貼る。
ツイルなど、生地自体に張りがあるものは、1枚だけ裏側に接着芯を貼る。
見返しは補強のために貼る。
布に印をつける方法はどうすればいいの?という方は↑ここにまとめていますので参考にしてくださいね。
ほつれ止めをする
ポケットを縫う
ポケットを付けない場合はここを飛ばして次の工程に行ってください。
ポケットを作る場合はここに詳しく説明してあります↓
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2017/04/efb011d7e6acfc43338ded6fc258ec97-100x100.jpg)
まっすぐ縫う方法
後中心を縫う
後身頃(胴体)を表側同士が内側になるように重ねて1㎝幅で縫う。
縫い代を左右に折る。
布の縫い合わせ方
![](https://yousai.net/wp-content/themes/simplicity2/images/1x1.trans.gif)
スリットを入れたい位置まで縫う。
![](https://yousai.net/wp-content/themes/simplicity2/images/1x1.trans.gif)
縫い代を左右に広げて端から5~7mmのところを縫う。
肩と脇を縫う
後ろと前身頃を表側が内側になるように重ねて肩と脇を1cm幅で縫う。
表側にひっくりかえして縫い代を後身頃側に折る。
![](https://yousai.net/wp-content/themes/simplicity2/images/1x1.trans.gif)
縫い代は後身頃側に折る。
肩と脇の縫い代が動かないよう表から、縫い目の0.2cm後身頃側を縫う。
えりを縫う
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えりの裏側に点を結ぶようにイラストの紫の線のように線を入れてください。
位置合わせの印として後中心と、肩に当たる部分(水色の線)に5~8mmの切り込みを忘れずに入れてください。
テーラードジャケットの縫い方動画
若干イラストとえりの形が異なりますがほぼ同じ手順で作れます。
その1
その2
![](https://yousai.net/wp-content/themes/simplicity2/images/1x1.trans.gif)
見返しのラペル(胸の折り返した部分)と衿の境の部分の切り込みの位置とえりの印ががあうように、真上からまっすぐ針を刺し、固定する。
(型紙に書かれた同じ記号を合わせる)
縫い始めは手動で、丁度交点に針が落ちるようにミシン針をおろして縫う。
縫い終わりも縫いすぎないよう注意して、スピードを落とすか、手動でぴったり交点まで縫う。
印より縫いすぎると引きつったりシワが入ったりする。
![](https://yousai.net/wp-content/themes/simplicity2/images/1x1.trans.gif)
首の横から後ろを端から5~7mmのところをしつけ糸で縫う。
ミシンで端から1cmのところを縫う。
出来るだけズレたりしないように角がきちっと合わせる。
これが重なったりずれたりすると表から見たとき引きつったように見えたりします。
余分な生地を縫いこんだりしないように、生地をよけて縫うと綺麗に縫えます。
カーブの所は引きつったりしやすいので、縫い代に浅く切込みをいくつか入れておくと仕上がりが良くなります
見返しを縫う
見返しににも同様にえりをつける。
※見返しは前だけです。
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前身頃と見返しとえりを表側同士が内側になるように重ねる。
えりの縫い代を縫い込まないようによけてください
えりの両端を、2枚合わせて1cm幅で縫う。
![](https://yousai.net/wp-content/themes/simplicity2/images/1x1.trans.gif)
前中心を1cm幅で縫う。
表替えした時、角が引きつりますので、図の赤い部分に縫い糸を切らない程度切込みを入れる。
表がえす時に先が厚くならないように、縫い目から2mm離れた角を切る。
端から5mmのところをミシンで縫う。
柔らかい雰囲気にしたい場合はアイロンで形をととのえてください。
すそを縫う
アイロンですその縫い代2cm裏へ折る。
1.5cmのところを縫う。
見返しを固定する
浮いたえりを固定する。
えりは半分折り返しますから、厚み分表に見えるえりと、裏に隠れるえりの長さが変わってきます。
たとえると本を閉じた状態だと端はまっすぐです
でもこうやって広げると端がずれて斜めになります。
型紙通りにえりの縫い代を折って中に入れると引きつってしまうのです。
なので、自然なカーブになるように出来上がり通りにえりを折って、ピンで固定します。
まつり縫いのしかた
ボタンとボタンホール
ボタンホールをあけて、反対側にボタンをつける。
ボタンの付け方はミシンによって異なりますのでミシンの説明書をご覧ください。
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2017/04/c84833a19a7e601b14ab081d5bc6e33e-100x100.jpg)
上側になる前身頃の中心側だけボタンホールを開け(赤)脇側に飾りのボタンをつける(緑)
反対の前身頃の脇側にボタンをつける(青)中央側にスナップボタンをつける。(水色)
服の右前、左前について
人間の体は多少差はありますが左右対称なので型紙も左右対称に作ってあります
なので前の重なりをかえるのはボタンと穴を逆にすればどちらも作れる。
スナップボタンのつけ方
そでを縫う
カフスを付けない場合
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2018/03/7dde24a279d90079a062ce0b7d613562-100x100.png)
カフスを付ける場合
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2017/02/d3b31de1327cad539d8ebb872d36f9c4-100x100.jpg)
この型紙で作りました
ピーコートの型紙
いるもの
□ 表生地
□ ボタン
□ 生地に合った色の糸
□ 接着芯
このデザインにあった生地
・ウール フラノ
表面が少し毛羽立った厚手の毛織物。
厚いので芯を貼らなくてもしっかりした仕上がりになります。
本格的な防寒着(のコスプレとしても)として作りたい場合オススメです。
サンプルの写真はコレです。
ポリエステルツイル
化繊なので綿ツイルに比べて軽いです。
し わになりにくいです。
コスプレなどでカッチリしたコートにしたい場合はこちら。
シワになりにくいですが、アイロンを使えばしっかり折り目がつけられます
ツイルというのは織りの名称なので、繊維の太さや密度、加工によって質感が異なるので、同じ商品名でもお店によって異なります。
ネットで買う場合取り寄せが出来る場合は早めにサンプルを取り寄せて確認するといいと思います。
接着芯
薄地に厚地の芯を貼ると接着剤が多すぎてしみになったりするので、生地の厚さに応じた芯を選んでください。
貼ることで張りを出し、しわになりにくくなります。