そで口を横ではなく縦に切り替えてフレアを入れる方法です。
織物の布は伸びるといってもほんの数%くらいなので伸ばしてフレアを作ることはできません。
そもそもフレアは元の長さより1.5~2倍程度の長さの辺が波打ってフレアになるので、市販の織物を使って1枚布でフレアを作るのは理論上不可能です。
そこで切り替えて1.5~2倍に広げます。
改造の仕方
縫い代は省略しています。元の袖に紙を足して袖が四角くなるように線を引く。
型紙を体に当てて広げたい高さに線を引く。
山の所に横に線を引く。
縦に分割する。
分割線で切る。
広げたい位置の腕の太さをはかる=A
(A+3cm)÷分割数=B
各中心からBcmの幅になる所に印をつける。
下に紙を足す。
上からBの印の所に線を引く。
元の型紙の1.5~3倍の間の分量で広げる。
布の張りや厚みで風合いが変わるのではぎれ等を体に当てて分量を決めてください。
型紙を切り出す。
下は後でカーブにするので大きめに切る。
型紙のフレアの部分を合わせて、テープなどで仮固定する。
このままだとそで口(青線)がカクカクです。
繋がりがなだらかになるように修正する。
切り出す。
青の線の高さを変えることでフリルの位置も変わる。
関連ページ
すそやそで口をスカラップやぎざぎざにする方法【型紙の改造】
ぎざぎざにする方法
型紙のすそやそで口のスカラップ(波型の端処理)の深く入り込んだ高さ...
【おさいほう】長袖を姫そでにする方法
色んな形の姫そでのつくり方
【おさいほう】 パゴダスリーブ(姫そで)の型紙のつくり方
袖口が大きく広がったそでに改造する方法
【おさいほう】パゴダスリーブ(姫そで)の縫い方
改造パーツの型紙には線がいっぱいありますが、こんな感じにそで丈に応じて微妙に長さが違...