だんだら模様の浅黄色の羽織。
本格的じゃなくていいんです、でも愛が高まりすぎて自分で作りたい!
そんな方のために洋裁の技術で作る羽織の作り方です。
演劇やコスプレなどでも沢山使ってくださっているようです。
※この作り方は趣味やコスプレ、演劇のための衣装を短時間で安く作りたいという人のためのものです。
洋服と着物がそれぞれ専門店があるように、洋裁と和裁では学ぶ学校も別な異なる専門分野です。
本格的な着物を学びたい方は「和裁」のサイトをご利用いただけたら幸いです。
難しそうに感じるのは、先が想像できないからで、決して理解力がないからではありません!
いきなり1/1で作るのではなく、いらない紙で1/10サイズで紙を切って、テープで組み立ててみてください。
裁断までは実際にやってみると小学校の図工レベルの作業しかありません。
通常5ピースしかないパズルって難易度低いでしょう?
この羽織模様を除けば5ピースしかないんですよ。
視点をかえると何で難しいと思ったんだろうと感じると思いますよ!
模様について
ダンダラ模様も映画や本によって全く違います。
というか、ダンダラ模様の場所自体2通りの説があるみたいです。
大河ドラマの新撰組、ゲーム PS2新撰組、薄桜鬼、漫画 風光る、壬生狼ヤングゼネレーションなんかはこちらのパターン。
「袖とすそ」ピースメーカー鐵、新選組刃義抄 アサギ はこっちです。
加えて作品により全て比率も違いますし、山の数も違います。
新撰組の羽織を正確に再現仕様としている和服やさんのHPによると、袖の山は3つくらい、裾は4つか5つくらいだそうです。
自動計算
布の切り方
A=作りたい丈×2+縫い代2cm
ですが、漫画や映画などによって丈が違うので、デザインにあわせ変更してください。
B=メンズ 35cm レディース 33cm
身頃を切る
折り山の両端に7mm切込みを入れる。
そでを付けるところの印。
端から50cmの所に5~7mm切込みを入れて印をつける。
えりを作ります。
50cmの切込みじゃない方を切る。
横に9~10cm、縦に2cmに図のように切る。
上で10cmで切った所からすそも脇から10cmの所に線を引き切る。
えりを切る
えりのカーブをメジャーではかる。
縫い代があるので1cm内側をはかる。
G=メジャーではかったえりのつけるところの長さ+2cm。
そで
A=メンズ38cm レディース35cm
B=104cm
ダンダラ模様は、私は別の白い生地を上から縫い付けて作っています。
男性用羽織はそでが下まで完全に身頃(胴体)にくっついています。
女物の浴衣のように袖がひらひらしません。
ただし映画や漫画などの場合見栄えを良くする為に、無視したりする事は良くある事なので、ほとんどお好みです。
柄の入れ方
簡単な方法。
ごく薄手の不織布(紙のような)の接着芯を狭いほうの布の裏に貼る。
接着芯を貼るとほつれにくくなります。
先に貼らないと多少ほつれるので、必ず先に接着芯を貼る。
布の上に重ね、端から2~3mmのところを縫う。
切り返しといって布を重ねるのではなく縫い合わせる方法もあります。
染め抜き
上から塗る
縫い方
縫い方は長羽織と同じです