布を切る上での注意
×プリーツスカートは、スカート部分を切るときに布を表同士が内側になるように重ねて切ったり左右対称になるように切ると、ヒダの向きが前後で逆になります。
○必ずヒダの向きが同じ方向になるように一枚づつ切る。
布の幅について
布は幅130cm以上推奨ですが、どうしても使いたい柄が130cm以下の場合、布の上に型紙を置いてどれくらい足りないか確認してください
布の幅より内側の谷折りの線で型紙を切る。
この図だと赤線が谷折りです。
切った所に1cm縫い代をつける。
2つのパーツとして布を切る。
布を切ったあとは縫い合わせて、分割していないものと同じように縫う。
丈を型紙より伸ばしたい場合
すそに伸ばしたい丈より少し長めに紙を足す。
すそに対し平行線を引く。
プリーツの線を定規で延長する。
余分を切り落とす。
縫い代を忘れずにつける。
レース等を付ける場合は1cm。付けない場合は2cm。
縫い方
服のつくり方なんてさっぱりという方は洋裁漫画を読むのをオススメします♪
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。
お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽ですよ。
布はしのほつれどめ
印は切りじつけという方法で入れると裏表両方から見ることが出来ます。
また山折と谷折の折り目の糸の色を変えると折るときに混乱せずにすみますよ
型紙に書かれたとおりに、アイロンで山折り、谷折りして、折り目をつける。
生地によってアイロンの適正な温度が異なります。
綿なら高温、化繊が入っている場合は中温、毛の場合は低温でアイロンをかけてください。
重要 ヒダ固定用のスプレーを吹く
アイロンだけだとヒダが消えやすいです。
特に綿だと何もしなければ半日くらいでせっかく折ったプリーツが消えることがあります。
プリーツ固定液をかけてからアイロンをかけるだけでヒダが消えにくくなります。
普段着にも使えるので持っていて損はないと思います。
折るときは布とアイロンの間にあて布といってハンカチ程度の厚さのはぎれをはさんでアイロンをかけるといいですよ。
そのままかけると赤のスカートの写真のようにアイロンをかけたところが伸びて伸びの差が出てしまいます。
ヒダを固定する
ヒダがとれないように上から5mm位の所を手縫いで大雑把に縫う。
後でほどくので、ヒダがとれない程度の大きな縫い目でOK。
ポイント。
一番端のファスナーをつける脇側のヒダは固定しないでください。
脇を縫う
スカート生地をを表同士が内側になるように重ねる。
ファスナーを付ける方だけ先に後中心を縫う。
あきどまり(ファスナーが開く境目)からすそまで縫う。
まっすぐ縫うのが苦手な方はしつけ糸で縫ってからミシンで縫うと安心ですよ。
ファスナーを付ける
アイロンでファスナーをつける脇の縫い代を左右に折って広げる。
ミシンの押さえをこのような形のファスナー押さえと取り替えてください。
機種によって形は異なります。
後スカートの縫い代の下に、表を上にしたファスナーを重ねる。
ファスナーのムシ(レール部分)が後スカートの折り目から3mmほどはみ出させてください。折り目から2mmのところを縫う。
縫うのになれていない人は、仕付け糸で手縫いしてから縫うと縫いやすいです。
縫い代の折り目をぴったり合わせる。
折り目の位置を合わせたまま前スカートを後スカートに重ねる。
ファスナーの近くを縫う。
スカート側から縫いにくいときはしたのイラストのようにファスナー側を上にすると縫いやすいですよ。
ファスナーのつかない側の脇を縫う
反対側の脇を縫う。
ウエストベルトを縫う
ウエストベルトはあらかじめアイロンで縫い代を裏側に折る。
さらに半分に折る。
ウエストベルトの裏全体に接着芯を貼っておくのを忘れずないでください。
芯がないとヘロヘロした仕上がりになるよ。
スカートとベルトを表同士が内側になるように重ねる。
スカートよりベルトが●=1cmはみ出すように重ねて縫う。
このときベルトとスカートのウエストが合わないことが良くあります。
例えば20本ヒダのスカートの場合全てのヒダが1mmずれただけで
2cmサイズが変わります。
型紙どおり、計算どおりに作ろうとしても、機械ではない手作業なので、生地は若干伸縮するし、印しつけもずれることあるし折るときにもずれたりするし、布の厚みが影響したりします。
そういう時はヒダの上側の折り目の位置をずらして調整する。
両端の縫い代を裏へ折る。
スカートの縫い代をベルトで包んでください。
ベルトを縫う。
かぎホックをつけてください。
ヒダを広げて裾をアイロンで折る。
すそを縫う。
完成です。
この型紙で作りました
いるもの
□ 表生地
□ コンシールファスナー
□ ベルト芯(接着芯)
□ カギホック
オススメの生地
カトウさんのより気持ち柔らかい気がしました
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
綿ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするので何十通りの布の量をここに書くわけにも行きませんからね