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指貫(指貫)もどきの作り方

著者:うさこの洋裁工房。1999年よりオンラインと大分で洋裁を教えている先生。手作りCOS3ロリータ服編、手作りスチームパンク&クラシカルドレス、コスプレ衣装基礎BOOK著。

洋裁の技術で作る指貫モドキです。
厳密に再現したものではなく着物風に簡単に気軽につくれるを目的に考えて作ったものです。

本物の伝統的な縫い方を希望される方は和裁専門の方にお聞きください。
舞台衣装やコスプレ専用です。

型紙を見る

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いるもの

□ 表生地
□ 生地にあった色の糸 シャッペスパン60~90番
□ プリーツ固定液 ピシっとライナー
□ 簡易版にする場合はマジックテープ2cm×10cmくらい
□ しつけいと 2色あると折り目を付けるときに間違えにくいが、1色でもOK
□ クッキングペーパー アイロンをかけるときに生地の上に重ねると、伸びにくくアイロンのあとが付きにくくなります。
□ ラックテープ (熱接着の両面テープ) なくても作れるが、あると早くきれいに作れます。
□ スプレー洗濯糊 張りのない生地の場合

画像の色の説明

型紙を貼り合わせる

洋裁工房の型紙はこのように貼り合わせ図というのが描かれています。
貼り合わせ図の通りに先に貼ってから切り出す。

指貫もどきの作り方
型紙を体に当てて作りたい丈の縫い代分の3cm下で切る。
一人で正確に測れない場合は、長めの丈でつくり、裾上げするときに短くすればよい。

布について

服は丈やサイズ、生地の幅によって1m以上量が変わる事があります。
そのため必ず先に型紙を用意して、そのあと生地を用意してください。

淡い色で薄い生地の場合透けやすいので、その場合下にペチコートをはくか、透けない厚さの生地を選んでください。

1/10サイズの枠に並べて布の量を確認する

型紙から1/10サイズのみを切り出して1/10サイズの枠に並べると、必要な量がすぐわかりますよ!

理解というのは情報が蓄積した結果、頭の中で想像が出来る状態をいいます。
つまり実際に作ったことがない場合、いくら説明書を見ても情報不足で理解することは難しいです。
なので、型紙の隙間についている1/10サイズの型紙をテープで組み立ててみてください。
手の中に納まるサイズで俯瞰で立体的に形を確認できるので、得られる情報量が多いので、一気に説明書の意味が分かりやすくなりますよ!

地直し・水通し

天然素材は縮むので綿、麻を使う場合は、一晩水につけて乾かしてから使う。

布のゆがみを取ろう! 地直し・水通し
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型紙に記号を写す

型紙を写す

縫う前に行う洋服作りの下準備
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脇のあいた所の高さを変える方法

脇の斜めの折り目線をあげたい高さにむかって線を引きなおす。

布を切る

洋裁工房の型紙は表から見たときに写真どおりに作れるようにしています。
布の表に型紙を重ねて写す。

チャコで印をつけたら型紙は外して良い。

前帯

指貫もどきの作り方

帯は長い長方形なので、直接布に線を引いて作る。
16cmとヒップサイズ×3.5の長方形に1枚切る。
長さが取れない場合は前中心につなぎ目が入ると目立つので、3等分の長さで作ってつないでください。
中央に位置合わせの印として5mmほど切り込みを入れる。

後帯

指貫もどきの作り方
16cmとヒップサイズ×1.5の長方形に1枚切る。

中央に位置合わせの印として5mmほど切り込みを入れる。

ほつれ止め

裁断した全てのパーツの端をほつれ止めをする。
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。

お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽です。

印の写し方

指貫もどきの作り方

左右でひだが違うので一枚ずつ印を付ける。

表から仕付け糸で印をつけると、生地の表両方から印が見えるので山折り谷折りを間違えにくくなる。
このとき山折と谷折で色を変えておくとさらに間違えにくくなる。
ミシン糸でもできますが、滑りがいいため、抜けやすいのでしつけ糸がおすすめです。

折り目をつける

指貫もどきの作り方

同じように見えて実は折る向きが左右で違うので、必ず表から印を写して折る向きも型紙を表から見た時の方向で折ること。

前側

指貫(さしぬき)もどきの作り方

両端の★星の部分がはみ出しますが、帯をつける時に折りたたむので気にしなくて良いです。
かなり変わった折り方だと思うので、この図を見て理解しようとしなくて良いです。
型紙のおまけでついている1/10サイズの型紙を書かれたとおりに山折り谷折りして、テープで組み立てるとこの通りのヒダになります。

後側

指貫(さしぬき)もどきの作り方

縫い合わせの部分が中央ではなく片方によりますが問題ありません。
そういう作りです。

前帯

指貫もどきの作り方アイロンで半分に折り目を付ける。


指貫もどきの作り方

折り目を目安に裏に両端を折る。
この時生地の厚みがあるので、中央は4mm位隙間を開けておくとよい。
この時片方の縫い代の端に熱接着の両面テープを貼っておく。
剥離紙はまだはがさない。


指貫もどきの作り方
半分に折る。

後帯

指貫もどきの作り方

帯の裏側に、端から9cmと0.8cmの所に補助線を引く。


指貫もどきの作り方

9cmの線の所に、折り紙を折るように布の端を合わせてアイロンで折り目を付ける。


指貫もどきの作り方

キレイにヒダを折るポイント

生地によってアイロンの適温が異なるので、綿なら高温、化繊が入っている場合は中温、毛の場合は低温と、生地に合わせた温度でアイロンをかける。
温度を間違えると、折り目がつかなかったり、生地が熱で引きつったり表面にテカリが入ったりする。


伸びないようにするためにハンカチ位の厚さの布やクッキングペーパーを上にかぶせてアイロンをかける。
布やクッキングペーパーを挟まないと左の写真のように伸びに差が出て見栄えが悪くなる。

ヒダを固定する

アイロンだけだとヒダが消えやすいです。
特に綿だと何もしなければ半日くらいでせっかく折ったプリーツが消えることがある。
特に綿100%はヒダが取れやすいので、着ているうちに、ヒダが取れてくしゃくしゃになりやすい。
生地に湿る程度に振りかけてアイロンをかけると、プリーツが消えにくくなります。
プリーツスカートや、袴もどきを作る際の必須アイテムです。
これをしていないと、着ているうちにヒダが消えてしまいます。

プリーツスカートとかヒダの取れて欲しくないもの、スラックスとかおり目がぴっちり入っていたほうがいい服などの折り目の固定にも使えるので、1本買っておいて損はないですよ!

笹ひだを作る

指貫もどきの作り方指貫もどきの作り方

前の斜めの折り目を笹ヒダというそうです。
この服は前も後も斜めのヒダが外側に出るようになっています。

表から見て端から山折り、山折り、谷折りで折り目を付ける。


実際の和服は少し曲線に折ってあるので、こだわりたい方はカーブするように折って縫ってください。


指貫(さしぬき)もどきの作り方

脇側の折り目を裏に折る。


指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方

もう一度印の所から裏に折る。


指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方

山折りの折り目を広げ、谷折りする。

折り目の上を縫うと、糸の厚み分正確に折れなくなるので、2本目の山折りの折り目から1mmほど脇側を縫う。


指貫(さしぬき)もどきの作り方

折り目通りにたたみ。、脇の辺5mm位の所を縫う。
和裁だと表に出ないように手縫いで縫っていくのですが、コスプレ用など気にならない場合は表からミシンで端から2~5mmのところを縫っても良いです。

股の上側を縫う

指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方

前は前の袴同士、後は後ろの袴同士、表同士が内側になるように重ねる。
中心(笹ヒダを折っていない方)を1㎝幅で印まで縫う。

マチをつける

指貫(さしぬき)もどきの作り方

男性用の場合トイレ用にマチの部品の1辺(型紙の番号だと8)を1cm裏に折る。
5~7mm幅で縫う。
女性の場合は不要なので縫わなくて良い。

股の下を縫う

指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方
男性用の場合マチの1か所縫い代を縫った辺が前の向かって左側に来るように作る。

指貫(さしぬき)もどきの作り方

マチと袴を表同士が内側になるように重ねる。
上下の縫い代分1cmあけて、1cm幅で縫う。
男性用の場合前の向かって左側(型紙の8の記号の所)は縫わなくて良い。

指貫(さしぬき)もどきの作り方

同様に後の袴にも縫い付ける。

指貫(さしぬき)もどきの作り方

ここはややこしいので、型紙の番号をマスキングテープに写して貼る。
縫う時に同じ番号の描かれた辺を表同士が内側になるように重ねる。
1㎝幅で縫うと悩まなくていいです。

上側を固定する

指貫(さしぬき)もどきの作り方

ひだを出来上がり通りたたみ、上から4cmの所に印を付けてずれないように縫って固定する。


前の袴の左右にはみ出した所は、表から見えないように斜めに折ってください。
ここは表から見えなければ適当でいいようです。
前のみ上から1cmの所に補助線を引く。

脇を縫う

指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方

前後の袴を表同士が内側になるように重ねる。
両脇を1㎝幅で縫う。

帯をつける

前帯

指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方

前の袴の中心と前帯の中心を合わせ表同士が内側になるように重ねる。
上から1cmの補助線に帯の端を合わせる。
糸の厚みがあるので、折り目の1mm上を縫う。
縫ったら袴の上1cmは切り落とす。


指貫(さしぬき)もどきの作り方

帯の両端を1cm裏に折る。

指貫(さしぬき)もどきの作り方拡大図。指貫(さしぬき)もどきの作り方


指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方
アイロンの折り目で帯を折る。
熱接着テープを貼った場合、ここで剥離紙をはがし、固定する。
熱接着テープを使うと布がズレにくく、早くきれいに仕上がる。
端から5mmの所を縫う。

後帯

指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方1cmの補助線を描いた方の辺を上にして、袴と帯を表同士が内側になるように重ねる。
糸の厚みがあるので、折り目の上を縫うと綺麗に仕上がらないので、帯の端から9mm位の所をぬう。

指貫(さしぬき)もどきの作り方

薄い生地の場合は帯の上の縫い代を半分に折る。
これが芯代わりになります。
厚い生地の場合は半分で切り落としてください。

指貫(さしぬき)もどきの作り方

指貫(さしぬき)もどきの作り方 指貫(さしぬき)もどきの作り方

後帯の両端を1cm裏に折る。
指貫(さしぬき)もどきの作り方指貫(さしぬき)もどきの作り方
アイロンの折り目で帯を折る。
熱接着テープを貼った場合、ここで剥離紙をはがし、固定する。
端から5mmの所を縫う。

またの下を縫う

指貫(さしぬき)もどきの作り方

試着して、縫い代3cmを考慮に入れて丈を確認する。
長ければ長い分、すそを平行に短くしてください。
※すそをすぼませるとカーブになる分長さがとられるので、作りたい丈の直線距離より最低5cmは長さが必要です。

前と後ろの袴の股の下を合わせて、1㎝幅で縫う。
すそから3cmは、ひもを通すため開けておく。
紐を通さない場合は下まで縫う。
縫い代を左右に広げ、7㎜位の所を縫って縫い代を固定する。

紐通し口を作る

指貫(さしぬき)もどきの作り方

紐を通さない場合はここは飛ばす。

すその裏側に、端から2cmと5cmの所に消えるチャコペンで補助線を引いておくとまっすぐ折りやすい。
最初折り紙を折るように、2cmの補助線に端を合わせて折る。
次に5cmの補助線に2cmで折った折山を合わせて折ると、2cmの三つ折りが綺麗に折れます。

すそを縫う

指貫(さしぬき)もどきの作り方
下から1.5cm幅で縫う。

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オススメの生地

綿サテン 淡い光沢のある薄手の綿生地。
とても縫いやすいです。
和柄も結構あります。
薄いので針を出したい場合、接着芯を貼るか、洗濯のりを使って張りを出してください。

和調生地 和柄がプリントされた生地の総称です。
張りが弱いものは洗濯のりなどで張りを出してください。

シャンタン
縦糸が節のない糸、横糸がところどころに節のある糸で織られた平織物。
素朴な風合いのある生地。
優しい感じ、機械的な雰囲気を出したくないときに。

綿ツイル どこの手芸店でも手に入りやすい。
中厚地で縫いやすいが、綿100%はシワになりやすい。

ポリエステルアムンゼン
柔らかくドレープ感のあるものと、張りの強いものがある。
メロンアムンゼンというポリエステルのアムンゼンは張りが強い。
化繊なので軽く、しわが入りにくい。

スラブドビー
太さにムラのある糸を使って作られた、凹凸ののある生地。
温かみがあって、シーチングなどに比べしわになりにくいです。
昔っぽい風合い、お祭りなどの衣装などに合います。

必要な布の量の計算方法

丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。

特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするのでこの方法で確認すると確実です。
布を切るときの効率的な配置も分かるのでお勧めです。

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