上下を分けて作るタイプ
ワンピースの型紙をウエストで切り替えて上着とスカートのセパレートの上着にする方法です。
ディズニープリンセスの衣装とかに使えそうですね。
型紙を組み立てる
型紙の縫い代を折りたたんで出来上がり線をあわせてテープで実際に組み立ててください。
大まかな形を見るだけなので、小さく切ったテープを1辺に1~2箇所貼る程度でいいですよ。
組み立てた型紙を体に当てて、鏡を見ながら、イメージに近くなるように線を描き入れてください。
直接体に当てて書き込めば計算などせずに感覚で作業できると思います。
後はデザインにもよりますが、前のように中心をさげると歩くときに邪魔になると思います。なだらかなカーブにするか、まっすぐにするといいとおもいます
清書
型紙のテープを外し、線を清書する。
縫い代も1cm書いてください。
切る
縫い代の線で切る。
見返し
カーブの所の縫い代はきれいに裏に折り返しにくいと思います。
なので見返しといって布の端を包む裏の部品の型紙を作ります。
上半身の型紙の上に紙を重ねる。
すそと横の線を写してください。
各縫い合わせる辺の長さを同じ長さになるようにする。
最低1.5cmくらいあるといいと思います。
左右対称なので、脇のパーツは2枚写してください。
切り出してください。
イラストではピッタリにきってますが、あとで線を修正しやすいように、上側だけ大きめに切っておくといいです。
中央と脇を貼り合せてください。
両脇に縫い代を1cmつけてください。
このときに見返しの上側のラインがカクカクしていたり、ゆがんでいたら、なだらかに修正する。
こんな感じに見返しまっすぐにしたほうが楽じゃないかと思う方もいらっしゃるでしょう。
横にまっすぐにすると出来上がったときに表に見返しのラインが目立ちやすくなるんです。
縫う
接着新があれば見返しの生地の裏に接着芯を貼ってから布を切る。
なくても作れますがあると仕上がりがしっかりします。
後と前の見返しを表側同士が内側になるように重ねる。
脇を1cm幅で縫う。
上半身を作る。
※このデザインの場合は背中のファスナーはオープンファスナーにしてください。
出来上がった上半身のすそに見返しを表側同士が内側になるように重ねる。
端から1cmの所を縫う。
カーブの所に縫い目を切らないように切込みを入れる。
入れないとひっくり返したときに引きつります。
見返しを裏に折る。
アイロンで形を整えて端から1cmの所を縫う。
つなげて上下に分ける方法
型紙をテープで組み立てて体に当てて、鏡を見ながら切り替えたいところに直接線を引いてください。
型紙を元通りに分解して線を清書する。
※青の線はウエストのラインです。
ウエストの中心からさ下の長さを測る。
全円で作る場合
柄のある生地で作るときは向きません。
前と後のウエストの長さを測る。
(X×Q)÷3.14
(Y×Q)÷3.14
↑この数値が半径Aで全円スカートの型紙を作る。
スカートのウエストに
ギャザーを入れない場合はQ=2
ギャザーを入れる場合はQ=4~5 で計算してください。
前スカートは、ウエストで前を下げた同じ長さ下げてください。
線を引きなおしてください。
縫い代1cmつけてください。
すそは2cm以上つけてください。
すそなどカーブの強いところは縫い代が少ないと、裏側がねじれて表から見えることがあります。
前スカートは左右対称になるように布を切る。
後スカートはファスナーが付けられるように左右に分けて中心に縫い代を1.5cmつけてください。
四角で作る場合
前と後のウエストの長さを測る。
前スカート
横 Y×2×ギャザーを入れたい分量=(1)
縦 好みの丈
ウエストから下げた分の所を通るように下げます
前後左右1cm、すそに2cm縫い代をつける。
後スカート
横 X×2×ギャザーを入れたい分量=(2)
縦 好みの丈
の長方形を描いてください。
前後片脇1cm、すそに2cm縫い代をつける。
ファスナーをつける辺は1.5cm縫い代をつけると付けやすいです。