これから女装してみようという方の為のきこなしの説明です
胴回りについて
男性の方は普段腰でズボンをはかれていると思います。
その感覚でスカートをはくととても野暮ったくなります。
腰ではく→ウエスト位置が下がって見える+上着が長くないと丈が足りなくなる→胴がながく足が短く見える。
へその上ではく→ウエスト位置が高くなる→足が長く見える上着の丈も短くできてかわいくみえます
同じ体型でもスカートのウエストの位置が違うだけでずいぶん違うでしょう?
へそ上だとずり落ちちゃう!!という場合はサスペンダーでつるしてください。
サスペンダーが見えると困る場合はウエストベルトの裏にスナップボタンや安全ピンを縫い付けて、下の服や肌着に固定できるようにしてください。
素肌に直接着るのよ!という場合、ばんそうこうと両面テープで固定する。
直接肌に両面テープを付けるとかぶれるかもしれないので、絆創膏でワンクッション入れて使うと良いのではと思います。
かぶれる人は絆創膏でもかぶれるとおもうので、あくまで固定方法のひとつとしてお受けとめください
絆創膏の表に皮革・ゴム用の両面テープを貼る。
ベルトの裏に両面テープ側を貼りつける。絆創膏のはくり紙をはがして体に貼り付ける
なぜ皮革・ゴム用の両面テープかというと、事務用布用だと弱すぎて、皮革ゴム用はほかの手芸でも使えるからです。
両面テープはつけっぱなしにするとはがれにくくなる場合がありますが、その日のうちにはがせばはがしやすいです。
なお比較的強いというだけで体からはがれないというわけではないので予備を作ってまめに取り替えると良いと思います。
胸周りについて
女装だから女物の大きいサイズを着れば良いんじゃないの?とお思いの方もいらっしゃると思います。
メンズのMとレディースのLはバストサイズが大体同じくらいです。
ですが、実際に男性に着ていただくと、胸は余るが肩幅と二の腕、背中がパツパツになります
実際の男女の体格差を確認するため3Dの男女モデルを同じ身長にして重ねてみました。
青線が男子
ピンク色で塗りつぶしてある所が女子です。
胸囲は同じくらいですが
男性に比べ女性は
ウエスト位置が高い
二の腕が細い
腰周りが大きい
バストトップが低い
というはっきりした差があります。
バストの位置について
たまに女装で明らかに偽乳って感じに見えることがありませんか?
その原因のひとつに自分の胸の位置にあわせてブラを付けてパッドとかを入れていることにあると思います。
胸は1~2kgあるので重力で下に引っ張られます。
そのため、胸が大きければ大きいほど乳房の位置が下がります。
男性の場合5cmくらい下にブラを付けると自然になるとおもいます。
高い位置にブラをつけると男性の体は鎖骨からバストにかけて厚いので、おっぱいじゃなくて胸筋に見える場合もあるのでかえって男らしく見える場合もあります。
腰回り
腰周りのアップ。青:男性、ピンク:女性
ウエスト周りの幅は同じように見えて腰周りが女性のほうがはるかに大きいですね。
女性のシルエットに近づけようとすると、バストを大きくしようと思いがちです。
しかし実は大事なのはウエストと、ヒップの差です
図は両方同じ体型のモデルですが、スカートでボリュームを出すことで雰囲気が変わりますね。
スカートの場合パニエをはいたりしてスカートで腰のシルエットを大きくする。
ズボンの場合はヒップパッドなどを利用してお尻のボリュームを増やすとボンキュボンのシルエットになると思います。
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