画像の色の説明
縫う前の下準備
帽子の生地の裏にキルト芯かカネフォームを貼る。
カネフォームは100均に売っているクッションケースの素材です。
ウレタンスポンジの表面にストッキング生地を貼った触り心地のいい芯材です。
※ウレタンは5年前後で劣化します。合皮のジャケットやバッグが劣化するのと同じです。
買いだめせず必要な分ずつ買うのをおすすめします。
ふちの部分
フチの生地を表同士が内側になるように重ねる。
1cm幅で縫う。
フチの部分は専用の芯の型紙で、1枚だけ熱接着の両面テープでカネフォームを貼る。
先に芯の型紙より熱接着の両面テープを大きめに切る。
カネフォーム(キルト芯)の裏側に熱接着の両面シートを重ね、アイロンにつかないようにクッキングシートを上に重ねアイロンの中温で貼る。
熱接着の両面テープより貼る生地が小さいと、アイロン台に接着剤が付くので、下の生地は必ず熱接着の両面テープより大きく切る事。
接着芯は布を切る前に先に貼ってください。
布に印をつける方法はどうすればいいの?という方は↑ここにまとめていますので参考にしてくださいね。
ふちの部品を2枚表同士が内側になるように重ねる。
芯を先に貼ると縫いにくくなるので、内側のカーブの方を1㎝幅で縫ってから芯を貼る。
型紙通りにカネフォームを切り、クッキングシートをはがす。
熱接着の両面テープの面を下にしてふちの部品の上に重ね貼る。
アイロンの温度は中温。1か所15秒体重をかけて貼る。
熱と圧力と時間が不足すると接着剤がしっかりくいこまずはがれる原因になります。
フチの生地を広げて、わっかになるように
折って、端を1cm幅で縫う。厚みがあるので、1.5cmの所を1㎝で縫うと
合わせやすくなるとおもいます。
カネフォームを包み込み上から5mmの所を縫う。
下側も5mm幅で縫う。
子部分のダーツを、三角が半分になるように折って5mmで縫う。
フチの部分は専用の芯で1枚だけ切る。
熱接着の両面シートで、真ん中に貼る。
ギャザーを寄せる。ミシンの上糸調子器の数値を一番弱くする。
縫い目の長さが3~4mmに設定ない場合は一番大きくする。
帽子の下から3mmと7mmの所を縫う。
下の糸だけを引っ張ると縮むので円周が
55cmになるように縮める。
裏側にひっくり返す。
裏側にふちの部品を重ねる。端から1cmの所を縫う。
表にひっくり返して、ふちの部品も表側に出す。
下から5mmの所を縫って固定する。
内側にヘアコームなどを縫い付けて頭に固定してください。
この型紙で作れます
いるもの
□ 表生地 140cm幅×30cm
□ カネフォーム 95cm幅30cm
□ 熱接着の両面シート 92cm幅30㎝
□ クッキングシート
□ ヘアコームなど
オススメの生地
ポリエステルツイル
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。
綿ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
マットサテン
光沢の押えられたサテン。
反射の強いサテンだとデザインによってはパーティーグッズのようになりがちなので、それを避けたい時に。
綿 ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
ポリエステルアムンゼン
柔らかくドレープ感のあるデザインに向いています。
写真の洋服はアムンゼンで作ってあります
化繊なので軽く、しわが入りにくいです。
ポリエステルツイ ルより軽いです。
ややテロテロしているので裁断のとき少しずれやすいです。