生地に対してミシン針と糸のサイズが合わないと縫い目が目立ったり、ひどいときには目飛び・糸切れ・針折れなどのトラブル が起こったりします。
ミシン針
針の選び方は縫いたい生地の厚さの書かれたパッケージの針を買えば失敗しないと思います.
糸は大体60番と書かれたのものを買えば問題ないです。
忘れても店員さんに普通のミシン糸くださいと聞けば教えてくれます。
薄地
裏地とかドレスとかお出かけ着に使われるようなヒラヒラ軽い生地や透けるようなもの。
例 サテン、 ジョーゼット、オーガ ンジー、裏地等
薄い生地の場合、糸が太いとシワがよることもあるので、一度60番の糸で試し縫いして、目立つようであれば買い足すという感じでいいと思います。
その場合は80,90番の細い糸を使うといいと思います。
薄い生地を縫うので普通より細い糸くださいといえば通じます。
縫うときは、縫い目の長さを通常より短くしてください。
ちなみにミシンの自動糸通しは9番は対応外ですので、糸が通らない!と思っても故障じゃないので安心してね。
一般生地(普通地)
シャツやブラウスなどの薄いが透けない生地
例 シーチング、ちりめん、ブロード
中厚生地
こんなにそろえる予算がなーい!!という方は、普通生地用と中厚生地用の2つがあれば大体何とかなります。
厚生地
デニム位のしっかりした厚い生地
例 デニム、カツラギ等
ジーンズのようにステッチ(表から見える飾り縫い)の糸は20~30番の太い糸が使われます。
番号を覚えなくても、手にとって目で見れば分かります。
上は太い糸をかけても、下糸は通常の糸でOK!
ただし上の糸の太さが変わると糸調整が変わることがあるので、ためし縫いしてどちらかが引きつっていたら、上の糸調整を合わせる。
厚い生地は縫い目の長さを大きくしてください。
ニット(伸縮する生地)
ニットはニット針というものを使う。
ニット生地は編んであるので普通の針だと繊維が切れてしまう事があります。
もし切れてしまうと、周りから引っ張られて穴が大きく開いてしまうことがあります。
また生地に伸縮があるのでニット糸を使う。
レザー
レザーも極厚の物を縫うとき、普通の針ですと硬くて通りにくいです。
そして突き抜けた先でささくれが出来たりします。
そのため針先がナイフのようになっているレザー用の針を使うとキレイに仕上がる。
合皮を縫うときはすべりがとても悪いものもあります。
そういう時はシリコンペンを針と縫う場所に塗ると縫いやすくなります
針の交換時期について
生地の色と糸の関係
生地とまったく同じ色の糸が必ずしもあるとは限りませんよね。
画像を目を細めてみてください。
薄い色の生地は明るい色の糸を
濃い色の生地は暗い色の糸を選ぶと目立たないんですよ。
ミシン糸について
普通地用の糸
一般的によく使われているのがフジックスのシャッペスパンというポリエステルの糸です。
強度やミシンでの糸調子の取りやすさなどで今ではポリエステルの糸が主流ですが、今なお綿の糸は存在します。
理由は、縫った後に染められるからです。
生地は綿で糸がポリエステルだと染めたときに糸の染まりが異なるので目立つんですね。
なので、後染めする際はカタン糸を使うといいですね。
糸についている番号について
最初は覚えなくても、どれを買ったらいいのかなと思ったら店員さんに**の生地に向いた糸が欲しいですといえば教えてくれますよ。
針は 細い 9番 < > 16番 太い
糸は 細い 90番 < >20番 太い
といった感じで逆なので混乱しやすいです。
なので最初のうちは使いたい布の種類を言って糸を教えてもらうのがいいと思います。
使っているうちに自然に覚えますよ。
ニット糸
ニットは伸びるので普通の糸で縫うと生地の伸縮についていけず切れてしまうことがあります。
そのため切れにくく伸縮のある糸を使うと良いです
フジックスのレジロン糸 家庭ミシン用
エッフェルののび~る糸 家庭ミシン用
フジックスウーリー糸 ロックミシン用
手縫い糸の太さについて
手縫い糸は細口、太口と書いてあるものがあった場合
細口を選ぶ。
太口だと糸通し器がないと裁縫道具箱やソーイングセットに入っている針の穴には通しにくいんです。