フードがない型紙でもえりくびを測れば小学校の図工程度の作業でフードが作れます
フードの作り方
前身頃(胴体)
赤のラインが前NH(ネックホール)です。
ネックホールは、えりぐりとも言います。
メジャーで実際の長さをはかてください。
前にボタンなど重なりがある場合は前中心の印まで測る。
重なり分がない型紙の場合は前中心の端まで測る。
後身頃(胴体)
赤のラインは後ろNH(ネックホール)
メジャーで実際の長さをはかる。
横27cm 縦☆(普通のフードなら30~40cm位)の長方形を描く。
飾りにするなら☆の所を短く、大きめに作りたい場合は長めに作る。
不要な紙を実際に頭にあてて、長さを決めると、感覚で決められますよ。
それに縫い代2cmつけた長さが縦の長さです
片側だけに縦4cm長く線を引く
シルエットの違いについて
ちなみに縦を伸ばすとこんな感じになります。
長い分が首もとのドレープになります。
カーブのラインを内側にしたり外側にしたりするとこうなります
※生地の張りによって異なります。
青のように狭くする場合、あまり余裕がないと顔を動かしにくいです。
ニットなど生地自体に伸縮がある場合は余裕がなくても伸びるので大丈夫ですが、伸びない生地の場合は余裕がないときつくなります
前ネックホール+後ネックホールの長さを計算する。■線A
●右下の4cmの下の点からコンパスで円を書く要領で■線A分の長さを描く。
■次に前ネックホールの長さの弧を描く
■線Aと横の線が交わるところから●右下まで線を書く
前ネックホールと後ネックホールの長さの半分の所に垂直に線を描く。
垂直の線と、前後ネックホールの境目を通るように曲線を描く。
補助線を描く。
左の角から45度の角度で4cmの線を描く。
左上の角から下に10cmの点から、えりの後ろ中心を結ぶ線を描く。
10cmの所からえりの後中心までの線の中央から、垂直に1.5cm線を描く。
後をとがらせたい場合
☆は頭の頂点に紙をあてて肩までの長さ+5cm以上
フードを大きくしたければ☆の長さを増やす
縫い代1㎝つけてください
まわりに1cmの縫い代を付ける。
フードの縫い方
動画の続きはこちら

2枚のフードの生地を内側が表になるように縫います
縫い代をどちらか片方に倒して縫い目から2~5mm程度の所を表から縫って、縫い代を固定します。
顔が出る所の縫い代を裏側にアイロンで折って、ミシンで縫います
フードの表と、身頃(胴体部分)を表側同士が内側になるように重ねる。
デザインにもよりますが大体のフードは前中心の印に襟の端を合わせる。
これでフード付け自体は完成です。
デザインによって見返しを付けたり、前中心を折り返したりして続きを縫う
フードの型紙の改造によるシルエットの変化
1) 一般的なフードの形
2) 1を上に10cm大きくしたもの
3) 1に上に10㎝後に5㎝大きくなるようにしたもの
横にいくつか等分割して切り開いて、線をなだらかに修正するとヒダがふえます。
後中心を基点に広げる
切り開きの仕方はここの動画を参照する。
フードのえり首の部分が立ちあがったタイプに改造する
1) フードの下側を前身頃のボタンの重なり分と同じだけ延長する。
2) 1)の線から上側へ垂直に立てたい長さまで線を引く。
3) 角が出ないようにフリーハンドで線を引く
線を修正する
赤い部分がとがらないようになだらかにする。

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