画像の色の説明
改造方法
改造の元になるズボンの型紙を用意する
改造しやすいように縫い代や裏側を外す
ベルトは半分に切る。
縫い代を外す。
ウエストの位置を決める
型紙を体に当てて鏡を見ながら高さを決める。
この時作りたいデザインよりベルトの位置が高い場合、ウエストの位置を下げる
型紙を体に当てたまま前のズボンに鉛筆などで直接ウエストの位置を描く。
ボールペンは型紙や手が汚れやすいので使わない。
体から外して線を清書する。
脇の下げた位置を測る。
後ズボンの脇に前の下げた位置を写す。
脇の印の高さで元のウエスト線に対して平行に線を引く。
新しいウエスト線を測る。
ベルトの上の位置が来てほしい所の実際のウエストと、切り替え線の所の実際のウエストを測る。
男装する場合はタオルなどを巻いて、補正した状態で測る。
男装するとき、胸をつぶす事ばかりに目が行きがちですが、男女の体型の差を視覚的に強く感じるのは、バストではなく、ウエストとヒップの差です。
胸が見えない背中からでも男女の体型の区別がついたことがありませんか?
キャラクターが細いからと言ってウエストを細くしようとすると、特に骨盤がしっかりしている方は、強調することになるので、かえって女性っぽくなります。
女性Mサイズのウエストは 64~70cm、ヒップが88~95cmです。
そう、実は女性の方が身長が低く小柄でも、ヒップが大きくてウエストが細いんです。
骨盤は細くできませんから、ウエストを補正して肩パットを入れて、上半身を大きくした方がバランスが取れます。
ウエストにくびれがある女性は厚底履いて背を高くして、腰を補正して太くしても、普通の男性より華奢です。
それなのにさらに細くしようとしたら、女性キャラがいるコスプレの場合、一緒に写った時男らしく見えなくなりますよ。
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ベルトの高さ
型紙を体に当てて、修正後のズボンのウエストの位置から高くしたい位置まで測る。
元の型紙に高くしたい分紙を足す。
修正後の線は元のウエストより広くなっています。
元のウエスト=Aと、新しいウエスト=Bをはかる。
B-A=C
計算したウエストの差分Cを両脇に足す。
ウエストを絞る
くびれのあるシルエットにしたい場合
型紙を体に当ててテープで仮止めして両脇の浮いた分を絵でつまんで、つまんだ長さを測る。=D
※人間は動くので動くためのゆるみが必要です。
お腹に手が入るくらいのゆるみがないと、かがむとベルトがお腹に食い込みます。
ゆるみを入れた大きさにしてください。
7等分に切る。
左右のつまんだ長さDも7等分する。
D÷7=E
下はつけたまま、上側をEcm重ねる。
こうするとウエストが細くなる
縫い代のない所に縫い代をつける。
ベルトはカーブしているので、裏表2枚で一組として作ります。
これは切り開きといって開く方向ですが、これとは逆向きに重ねると細くなります。
型紙を移動させるイメージの一助になれば幸い
型紙
ズボンの型紙