肩ひも付きコルセットの型紙を見る印刷用説明書 印刷するときはPCの場合印刷用説明書の画面の左上のファイル-印刷から
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文字が小さくてもいいのでインクと用紙を節約したい場合
縫う前の下準備
型紙のピンクの待ち針の印と同じ所に5~7mm切れ目を入れる。
位置あわせの印なので必ず入れる事。
接着芯は布を切る前に先に貼る。
布に印をつける方法はどうすればいいの?という方は↑ここにまとめていますので参考にしてくださいね。
番号をかいたテープを貼る
1.5cm離れていれば縫うときにテープをミシンで縫いこむ心配がない。
アイロンをかける前、もしくは縫い終わったらはがす。
画像の色の説明
接着芯ほつれどめ
上と下はバイアスでくるむのでほつれ止めはしなくて良い。
合皮やスエードのようなほつれない素材は、ほつれ止めは不要です。
縫い方
自分でバイアステープを作る場合
バイアステープを45度の角度で切る。
布の縦横を同じ長さにはかって線を引くと45度になる。
市販のバイアステープを使っても良いです。
それを利用してテープを作ると、カーブにそうようになります。
つなぎ方
直角にバイアステープを表同士が内側になるように重ねる。
重ねたときに出来る角と角を結ぶように縫う。
はみ出した縫い代は切り落とす。
アイロンで両端を折る。
合皮でバイアステープを作る場合は直接アイロンをかけるととけたり、風合いが変わるものがあります。
必ずはぎれでテストをして、上にハンカチ位の厚さのはぎれか、クッキングペーパーを合皮とアイロンの間にはさんでアイロンをかける。
前後の中心に印を入れる。
前中央のパーツと、後中央のパーツの金具とハトメをつける側の裏に、端から7cmのところにチャコペンで印をつける。
サンプルのようなスエード生地の場合
鉛筆タイプのチャコペンが相性がよい。
金具側の縫い代を7cmの印に端を合わせるように裏へ折る。
端から3cmの所を縫う。
待ち針が刺せない、両面テープがつきづらい生地は洋裁用のクリップなどで固定する。
縫うとき邪魔になる番号シールははがす。
同じ数字同士の辺を合わせる。
布用両面テープで固定して、表同士が内側になるように1cmの縫い代で縫う。
ここで縫い代の幅が狭くなると後でボーンテープ(プラスチックの骨組み)を入れられなくなるので、ゆっくりでいいので1cm幅で縫う。
縫い合わせたら両面テープと番号シールははがす。
まっすぐ縫うには針を見るのではなく、針から縫い代分離れた所を見る。
ミシンによっては横に目盛りがついているのでそこを見たり、押え金(布を押える金具)が広い場合は、針から1cmの所にマスキングテープを貼っておくと目安にしやすい。
縫い代を全て後身頃側に折る。
縫い目から7~8mmのところを縫う。
ここも狭くなるとボーンテープが入りません。
腰のパーツを縫う
腰のパーツの山のところにバイアステープをつける。
下側はすそのバイアステープの中に入るので不要です。
折り目を広げて、折り目の上を縫う。
詳しくは*ページにあります。
布の厚みがあるので、折り目の上ではなく、1㎜程度折り目の外側(生地の端側)を縫うと綺麗に仕上がります。
外向きのカーブなのでそのまま縫い付けたり伸ばしながら縫い付けるとバイアスの内と外ではカーブの長さの差が出てしまい引きつるのでバイアステープを、目打ち等で少し押し込みながらゆっくり縫うと良いです。
バイアスの半分を裏側へ折る。
バイアスの内側の端から2~3mmの所を縫う。
型紙の待ち針の印と出来上がり線の交わった所に穴を開ける。
脇のカーブの所に腰パーツの重なり分の印をつける。
コルセットの表に型紙を重ね、印を写す。
コルセットの脇のカーブの所に、腰パーツを乗せて端から2~4mm位の所を縫う。
待ち針がさしにくい生地の場合、テープなどで固定して、ミシンがテープのそばに来たらテープをはがして縫う。
すそをバイアステープで包む。
すそにバイアステープを裏が上になるように重ねる。
両端を1cm長く残して切る。
バイアステープの端を裏へ折る。
バイアスですそを包む。
縫い目の所から2~3mmのところを縫う。
ボーンテープ(骨組)を入れる
表と縫い代の間にボーンテープを入れる。
ボーンテープの長さはコルセットの上に置いて、上から1.5cmの所からバイアスのところまでの長さで切って入れる。
両端(前と後)は入れなくてよい。
前に金具をつける
PPシートを先に幅2.9cmに切る。
型紙を重ね型紙の形どおりに左右対称に芯を2枚作る。
前の中央のパーツに金具(掛け金)を置いて、位置を決める。
金具の穴からチャコペンで印をつける。
金具を外し、印の上から穴あけポンチで布に穴を開ける。
穴あけや、カシメ、ハトメを使うときは畳の上で作業すると、畳がクッションになってしっかり締まりません。
コンクリートかフローリングの床の上に、カッティングマットか安いプラスチックのまな板などを下敷きにして作業すると床を傷つけず、しっかり作業できます。
PPシートで作った芯を前中央の所に入れる。
布に開けた穴からポンチでPPシートに穴を開ける。
先にPPシートに穴を開けると位置がずれるので布に入れた後に穴を開けると開けやすいです。
PPシートは厚くすべりやすいので、生地とPPシートを同時に開けるより2回に分けたほうが作業がしやすいです。
カシメを打つ
穴の下から長いほうのカシメを入れる。
カシメに掛け金を通し、短いカシメでふたをして、カシメに付属している金具で押える。
下敷きを敷いてかなづちで叩いて固定する。
たたみの上だと、畳がクッションになって締まらないので、カッターマットなど下敷きを敷いてフローリングやコンクリート床等固い所で叩く。
肩紐をつける場合
内側の肩紐の生地の裏側に面ファスナー(いわゆるマジックテープ)をつける。
接着タイプは生地には向いていないので、接着剤のついていないものを利用してください。
コルセットの裏側に肩紐のジョイント生地を表が見えるように重ねる。
つける位置はコルセットを体に当ててベルトをつけたい場所につける。
作品は両方とも、前後の真ん中のパーツの上側につけました
上から5mmの所を縫う。
上側ににバイアスをつける
下側と同じようにコルセットと、バイアスが表同士が内側になるように重ねる。
折り目を広げて、コルセットの端とバイアスの端を合わせて縫い目のそばを縫う。
後に編み上げの穴を開ける
型紙どおりに布につけた印の上に穴あけポンチを当てて穴を開ける。
ハトメの長いほうを下から出してください。
洋服を作る場合は必ず両面ハトメというものを使うね。
1つのパーツで出来るハトメは裏が割れていて生地に引っかかったり体を傷つけたりするので「両面ハトメ」を選ぶ。
薄いほうのハトメを上からかぶせて、付属の打ち具でハトメを押えて、かなづちで叩いてしっかり締める
編み上げをする
お好みの結び方で後を編み上げる。
これでコルセット自体は完成です
ベルトを作る
ベルトの生地の端に2~3mm幅に切った両面テープを貼る。
前後のベルトを半分に折って端から5mmのところを縫う。
待ち針がさせない、両面テープがつきづらい生地はおさいほう用のクリップなどで固定してから縫う。
ベルトの左右を縫う場、合片方は上から下。
反対側は下から上へと縫うと、生地が若干伸びたりずれたりしてベルトにネジれが生じる。
両方同じ方向から縫うとねじれが軽減される。
アイロンで縮んだりしない場合、熱接着の両面テープを貼って完全に固定してから縫うとより綺麗に縫える。
先を切り落として三角にする。
リングにベルトをひっかける。
試着しながら好みの長さになるようにリング側で長さを調整する。
長さが決まったら横にZ字に縫う。
長い場合は縫い代を1cm残して切る。
生地が厚いときミシンの押さえ金(針のそばにある布を押える金具)が斜めになってうまく布を後へ運んでくれません。
この場合ベルトと同じ厚さになるように、布や紙を折りたたんで押えの下にはさんで、押さえがまっすぐになるようにして縫う。
金具を通す
移動カンという金具にジョイント生地を通してマジックテープを固定する。
これで肩紐なしで着たいとき、ジョイント生地を裏側に収納しても、金具ごと肩紐を外せるので、金具が体に当たって痛くなることがありません。
肩紐を通す
お好みで肩紐の先に装飾をつける。
レザーなどほつれにくい素材を五角形に切って上に縫い付ける。
写真は中央に歯車のパーツを手縫いで縫い付けています。
この型紙で作れます
肩ひも付きコルセットの型紙
いるもの
□表生地 110~140cm幅の生地の場合
S~M80cm L 90cm
□薄手のものは接着芯も必要 S~M80cm L90cm
□ボーンテープ4~5mm幅のもの S~M220cm L250cm
□バイアステープ S~M230cm L240cm
□前の金具(掛け金)3組
□ハトメ5mm 18組
□カシメ5mm前後 18組
□編み上げのひも
□PPシート(ポリプロピレンシート・百円ショップの文具コーナーにある斜めに筋の入ったプラスチックの板)6cm程度
・肩紐をつける場合
□金属リング(ベビースリング用でOK)
お好みのサイズで1つ直径5cm以上が使いやすい
移動カン内側が4cmのもの4つ
□面ファスナー(いわゆるマジックテープ)横3.5cm縦2~3㎝程度4組 ※接着剤のついていないもの
□お好みで歯車などの装飾部品
オススメの生地
合皮やスウェード、サテンやジャガードなど。
掛け金上記の幅以外の記事の必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするのでこの方法で確認すると確実です。
布を切るときの効率的な配置も分かるのでお勧めです。