ミシンの選び方 必要な機能からミシンを選ぼう

ミシンがほしいと思っても、基準がわからないと選びようがありませんよね。

縫製会社で工業用ミシンを毎日8時間以上使い、ミシン会社で色んな機種のミシンに触れ、独立して色んなデザインや素材の服を縫った経験から、 洋服を作る為に適したミシンを選ぶコツを書きたいと思います。

何故洋服を作るミシンに限定したの?

うさこはミシンキルトとか、小物や手芸の方面はほとんどやらないので、
自分の専門である洋服を作る為のミシンを選ぶポイントに絞りました。

どの機種がオススメ?

このページではほとんどミシンの機種名には触れません。
ミシンは頻繁に機種変更があったり名称が変更になったりします
そのため全てを網羅することはできませんし修正も追いつかないので、機種名は書きません。

大事なポイントだけ押えて、
自分の予算と機能を照らし合わせて自分にあったミシンを選んでくださいね。

ミシンの選び方のアニメが出来ました


貴方の使用頻度にあわせたものを選ぼう

趣味として洋服を縫うために初めて購入する

使い方のわかりやすい糸調整などを自動で取ってくれて、針が折れたり、負担がかかりすぎると緊急停止したり、エラーをメッセージで教えてくれるミシンがいいと思います。

糸がつったり、切れたり、初心者なので何故調子が悪いのか分からない。
結局嫌になって、途中でやめたり、押入れから出すのすら嫌になったりします。

ちなみに洋服を作る人は刺繍はあんまり使わないようです。
そりゃそうですね、柄が欲しければ柄の入った生地買いますもんね。


趣味でバリバリ洋服を縫う

ロックミシンをお持ちであれば職業用ミシンを選ばれても使いこなす事が出来ると思います。
もう既にミシンにもなれていらっしゃると思うので、糸調整が自動でなくても、 自分で調節が出来たりすると思いますから、ここのレベルの人は多少手動のミシンでも使いこなす事が出来ると思います。

が、このクラスの方だとミシンのことを分かってきているのでハイクラスの家庭用ミシン+ロックミシンを選ばれた方が圧倒的に多いと思います。

最近では職業用ミシン並みのスピードの出る家庭用ミシンもあります。
ボタンホールや、ちょっとしたところで飾り縫いが必要だったり、収納の問題もあるので職業用、家庭用、ロックミシンと3台持つよりは、ハイクラスの家庭用+ロックミシンが使いやすいと思います

ちなみに勘違いされている方が多いですが安いミシンほど簡単と思われがちですが、 調整とかは安いほど手動なので大変なんですよ。
高いと機能が多いから大変じゃなくて、高いミシンは使いやすくするための技術がいっぱい詰まってるんですね。

内職仕事で大量に服を縫う

工業用…と思われるかもしれませんが、工業用は台がついておりますので、 内職などでご自宅で使用される場合、収納が難しいです。

特殊な生地を大量に縫わない、広いスペースが確保できない、頻繁に引越しする方などは、職業用を選択されたほうがいいと思います。


雑巾だけしか縫わない 

買わないほうが良いです。

まず雑巾しか縫わないので、元は取れないし、そのうち間違いなく押入れの肥やしになります。
(ミシン屋勤務時代の経験上ほぼそうです)

ミシンを買うならせめて、趣味、必然性を強く感じたときに決断されるのが良いでしょう。
使用頻度が少ない人には、良いミシンだろうが、悪いミシンだろうが、決して満足する買い物にはならないはずです。

それでもどうしても欲しい場合は、下記の1~3の条件に当てはまるミシンで縫えばぞうきんは作れます。

パワーのないミシンでも雑巾を縫う方法

最低限どんな機能が必要なの?

1.電源コードのあるもの

冗談でしょ?と思うかもしれませんが、手動、電池式のミシンも存在します。

しかし洋服を作る場合厚い生地もあるのである程度パワーが必要です。
数分ではなく数時間単位で使うので電池だと持ちません。

2. 押え金にバリエーションがあるもの

ミシンによっては交換できる押さえ金がないものがあります。
ファスナーをつけたりするときに専用の押さえが必要だったりするのですが、その押さえが存在しない場合もあるので、押さえ金のバリエーションの確認は大事です。

3. ミシンの横のサイズが40cm前後のもの

ミシンのサイズが大きいほど作業スペースが広くなります。


ピンクの範囲が狭いとワンピースや厚物の生地の物を縫うとき辛いです。

左は横幅43cmの家庭用ミシンです、 右はいわゆるコンパクトミシンとわれるものです。
ミシンの比較 大きさと縫いやすさ
ミシンの作業スペースと女性の手の大きさを比較してみてください

手を置いている場所の大きさが全然違いませんか?

片方はグーを置いても余裕ですが、コンパクトミシンの方はグー1個でスペースがいっぱいですよね。

洋服を作る時にミシンをかけるのは端っこだけじゃない!

 

ワンピースのウエストを縫ったり、エプロンにポケットをつけたり、コートの脇にリボンやベルト通しをつけたり……。

ポケットの位置で分かると思いますが、上の写真はだいたい同じところに押さえをおろしてあります。

そんなに厚くない生地でも右の写真は生地で縫うスペースが占領されていますね。

想像してみてください。
これがもし厚手のウールや、キルティングの生地だとしたら。

手を置くスペースが完全に生地で占領されてとても縫いにくことが分かりますよね?

厚みもこんなに違います。

手を置いた時の比較です。

一目瞭然でしょう?

貴方が薄い生地で小物だけを作りたい、厚いものは縫わないよ~というならここは参考にならないと思います。
でも「洋服を作りたい」というのであれば、まず、 何を置いてもこの作業スペースの広さは絶対外せない条件だと思ってください。

なかなかお店では教えてくれませんが、 ミシンのサイズが文字とか刺繍以前のミシン選びで一番大事なところなんです。

なぜなら、後でサイズを大きく出来ませんから!

ずっと扱いたかったネタ?なんですが、私はコンパクトミシンを持ってなかったので、 出来なかったのですが、失礼を承知で相談したら快諾してくれました。

写真協力 しもだミシンさん

4. フットコントローラーが使えるか。

 

ハマって縫う、という人ならこれがあった方が圧倒的に作業が早いです。

コタツでチョコチョコ程度ならタッチセンサーでいいかもしれませんが、根詰めて縫うなら、後付でもフットコントローラーが付けられるのが両手が自由に使えていいです。

例えば夏のゴムでくしゅくしゅに縮めてあるデザインの服。


当然ゴムを縫いつけるときは、ゴムを伸ばしながら縫うため両手で引っ張って縫う必要があります。
この時フットコントローラーがあれば手を離さず簡単に縫えますよね♪

5. 押さえの圧力調節

これが無いと厚手の生地、合皮やラミネートを綺麗に縫いにくいです。

普通の綿地の厚さに押さえの高さが調節されている所に、 それより厚いデニムなどをはさめば当然押さえが強すぎて、 布を後に送らずに送り歯が食い込んで、生地に傷がついたりします。

なので、押さえの調節が出来るかは必ずチェックした方がいいです。

以上の点が、洋服を作るなら必ずチェックした方がいい点です。

これを踏まえてミシンを選んでください。
ただ金額が安いから~と選ぶと、本当に安物買いの銭失いになります。

まず上記の最低限の機能をチェックして、その機能のついたミシンの中から自分の予算と、さらに欲しいプラスアルファの機能があれば、その機能のついたミシンを選ぶと、まず納得のいくミシンにたどり着けると思います。

つづき>プラスアルファの機能

人気の記事
洋裁工房のつくり方や型紙で作った洋服を自身のブランドの洋服としてフリーマーケットで販売したりネット通販するのもまったく問題ありません。 大歓迎です。 同じような服を作りたい人の為にリンクを貼っていただけるととても喜びます♪
このサイトの縫い方と学校やお教室のやり方が違っても、それは移動するときにバイクやバスや飛行機どれを選択するのかと同じように、どれかが間違っているのではなく、やり方が何通りもあるのです。 また直接先生から学んでわかりやすい方法と、写真や動画で理解しやすい方法が異なることも多いです 洋裁工房は初心者の方が、ネットの写真や動画を見て独学でも服を作れる事を念頭に置いて作っています。 お教室に通っている人は「どっちが正しいのか」と悩まれる方がいらっしゃるようですが、どちらでも「自分にとって理解が出来た方法・やりやすい方」を選択すればいいんですよ。
このサイトのつくり方ページはいつでも無料でご覧いただけます。 このサイトのページへのリンクはフリーですのでお気軽にどうぞ

型紙の改造方法

襟の縫い方や型紙の作り方えりの改造いろんなそでの縫い方や型紙の作り方そでの改造胴体の改造方法胴体の改造

コスプレ向きの技術

肩章の型紙  飾緒の作り方  お好みの色や長さが作れるフリンジの作り方

生地への柄の入れ方

ステンシル(絵の具)で生地に絵を描く ステンシルフェルトを使った柄の入れ方フェルト  ラバーシートを使った柄入れの仕方 アイロンラバーシート 布用スプレーで柄を入れる方法スプレー

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする