乗馬パンツの型紙を見る
ズボンのサイズの測り方
ほとんどの方が自分ひとりで作り上げることが多いと思います。
特に一人暮らしの方などは一人で採寸が難しいですよね。
そのときは、普段自分がはいているズボンの中で一番ちょうどいい丈のものの股の下をはかる。
ズボンの型紙の股の下の出来上がり線の長さが等しくなるようにするとちょうどいい長さになります
(洋裁工房だと内側の青い線)
サイズの調整について
型紙の前後の区別のつけ方
切ったあとパーツの前と後ろの区別が付かなくなったら?
股ぐり(しの字の所)が浅いほうが前、深いほうが後です。
型紙の線に関して
裾に書かれた平行線は丈の調整用です
型紙を自分の体に合わせて出来上がり線(内側の青い線)が自分の体、もしくは持っているズボンの股の下と同じくらいのものを選んでください。
気持ち長いくらいのほうがあとで調整しやすいです。
外側の線で作るとポケットのないズボン
内側のカーブの線で切って作ると前ポケットのあるズボンが作れます。
印付けや接着芯について
服のつくり方なんてさっぱりという方は洋裁漫画をサラッと読んでおくといいかも
乗馬パンツの縫い方
裁断した全てのパーツの端をほつれ止めをする。
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。
お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽です。
■表 ■裏
布はしのほつれどめ
ダーツを縫う
ダーツ(布を立体にするためのつまみ)の角の頂点を通るように半分に折る。
斜めに縫う。
ここでダーツを全部縫うか、前だけ縫う、全部縫わないかによって、ウエストのサイズを調整できます。
サイズは詳しくは型紙に書いています。
サイズ調整したらそのサイズにあったウエストベルトを使う。
後ポケットを縫う
ポケットを付ける位置に忘れず印をつける。
ポケットの穴を開ける所の裏側に補強の為に接着芯を貼る。
型紙についている縫い代の印を忘れずに写してください。
ポケットをつけないときは飛ばしてください。
雨ふた付きにする場合は先に雨ふたを作る。
2枚重ねた布が内側同士が表になるように重ね(これを中表といいます)1cmの幅で縫う。
まっすぐ縫う方法
表側にひっくり返して、アイロンで形を整える。
端から5mmの所を縫う。
ボタンを付ける場合は、この時点でボタンホールを開ける。
ボタンホールの開け方はミシンの種類によって異なるので、ミシンの説明書を見るかボタンホールの開け方を参考にしてください
ポケット布に型紙から線を写してください。
身頃に描いたポケットの印と、ポケット布の印を合わせる。
この時身頃は表を上に、ポケットは裏を上にして重ねる。
ずれないようにしつけを使って手縫いで固定する。
印から3~5mmくらい離れたところを縫う。
出来上がり線の上をしつけ糸で縫うとあとでミシンで上を縫ってしまったとき、糸を抜くのが大変になります。
ミシンで四角の印の上を縫う。
ハサミで赤の印の上を切る。
この切り口からポケット布を裏側へひっくり返す。
裏側へポケット布を引っ張り出したら、形を整えてピンで固定する。 穴の端から3~5mmの所をしつけ糸で縫う。
たまぶち布をアイロンで半分に折る。
しつけ糸で玉ぶち布、ポケット布、表生地を一緒に縫う。
たまぶち布の端から5mmの所を縫う。
雨ぶたを付ける場合は、雨ぶたを重ね、仕付け糸で端から5mmの所を縫う。
表にひっくり返して、ポケットの穴から1~2mmの所をミシンで縫う。
この時点でしつけ糸は外す。
雨ぶたつきの場合は、雨ぶたを表に引っ張り出して、余計ない所を縫い込まないようによけて縫ふちから1~2mmのところを縫う。
裏返して、もう一枚ポケット布を重ねる。
後ズボンの生地を縫わないように気をつけてポケット布同士の縫い代を1cmの幅で縫う。
ポケット布2枚一緒にほつれ止めをする。 ズボンのポケットの縫い方
前ポケットを縫う
前ポケットを縫わない場合は飛ばしてくださいhttps://yousai.net/how_to/bubunnui/bubun_pants/pocket
前中心を縫う
ファスナーが付く部分を避けて股の上を1㎝幅で縫う。
ファスナーはファスナーを付けるためのあきより長いものを使う。
ズボンのファスナーのつけ方
身頃と見返しのパーツが表側同士が内側になるように重ねる。
片方を縫いこまないようによける。
9mm幅で先に縫った前中心のところまで縫う。
見返しを裏側に折る。
端から0.2cmの所を縫う。
持ち出しを重ねる。
折り山ではない方を端に合わせる。
端から1.2cm位●のところを縫う。
縫い代を裏側へ折る。
端から0.2cmの所を縫う。
この時ファスナーあきの一番下の所は拡大図のように0.2cm●重ねる。
この重なりのおかげでファスナーが隙間から見えるのを防ぎます。
出来上がり通りに前を重ねる。
ずれないようにピンでとめる。
ここからは裏からの作業になります。
生地を裏が見えるように置く。
持ち出しをよける。
引きつったりゆるんだりしない自然な状態で、見返しと、ファスナーだけをピンでとめる。
持ち出しと、ズボンを縫いこまないようによける。
縫っていく途中、ファスナーの金具が邪魔になることもあるとおもいますので、その際は金具を動かして縫う。
表側に返してください。
ぴらぴら浮いたままの見返しを押さえる為に、表から縫って固定する。
この場合も、絶対下の持ち出しを縫わないように避けて縫う。
水などで消えるチャコペンなどで、あらかじめ縫う位置に線を引いておくと綺麗に縫えます。
脇を縫う
前身頃と後ろ身頃を表が内側になるように重ねる。
脇を1㎝幅で縫う。
縫い代は左右に折る。
ふくらみの横を縫う
一旦ズボンを広げる。
拡大図
脇の縫い目が合うように脇のふくらみ分を折る。
(緑と青の線が一直線になるように)
縫うときは、縫うほうの身頃を縫いこまないようによける。
同様に反対側も縫う。
後中心を縫う
上の図の後身頃の股の上同士を表同士が内側になるように重ねる。
後の股の上(青い部分)を1㎝幅で縫う。
後股上、股下の縫い方ははこの動画を参考にしてください。
股の下を縫う
繋がった股の下同士を合わせる。
上の図のピンクの線同士と黄緑の線同士を表同士が内側になるように重ねる。
股の下を1㎝幅で縫う。
ベルト通しを縫う
ベルト通しを作る。
ほつれどめを忘れずに!
アイロンで両端を裏側に折る。
両端2~3mmの所を縫う。
ウエストベルトを縫う
ウエストベルトの縫い代をアイロンで1cm裏側へ折る。
半分に折る。
ズボンを表返してください。
ズボンとベルトを表側同士が内側になるように重ねる。
ベルトの右と左では持ち出しの長さ分長さが異なるので、向きを間違えないように注意してください。
ベルトの両端の縫い代1cmがはみだすように重ねる。
1㎝幅で縫う。
ベルトを起こす。
ベルトは裏がえった状態のまま、持ち出しの延長線上を縫う
(拡大図参照)
裏側のベルトは下の縫い代はまっすぐのままで構いません。
縫い代を折りあげると厚くなりすぎて家庭用ミシンでは縫えなくなる場合があります。
ベルトを表返し、端から0.2~0.5の所を表から縫う。
縫いにくい場合はしつけ糸でミシンで縫う所より。0.2mm離れた所を縫う。
後で解くのでしつけ糸は粗い縫い目で良いです。
ベルト通しをつける
ベルト通しはお好みで数をかえておつけください。
裾(すそ)を縫う
試着して丈を確認してください
アイロンですその縫い代を裏側に折る。
1.5cmのところを縫う。
カギホックかボタンホールを開けてボタンをつける。
この型紙で作りました
いるもの
□ 表生地
□ ファスナー 20cmのもの1本
□ 接着芯 30cm~
□ カギホックもしくはボタン一組
□ 生地にあった色の糸
オススメの生地
どんな生地を買ったらいいのか分からない方へ
ポリエステルツイルとりあえず安くて縫いやすいものをという方にはこちらをおすすめします。
中厚地の生地なので縫いやすいです。
市販の綿パンツは大体この生地を使っていることが多いです。
・カラーデニム・カツラギ
厚地の綿生地です。
丈夫でカッチリと重厚な仕上がりになります。
カーゴパンツとかがっちりさせたい場合はこちらを買うと間違いないと思います。
綿ツイル
色数、柄が多いです。
上記のカラーデニムやカツラギよりやわらかい仕上がりになります。
カトウさんのより気持ち柔らかい気がしました
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするので何十通りの布の量をここに書くわけにも行きませんからね