縫い代の角は2つつける方法があります。
それは縫いやすい方法と、仕上がりが綺麗だったり引きつりを起こしにくい方法が違うからなんです。
ズボンなどが引きつらない縫い代
出来上がり線に対して対称に縫い代を付ける

縫い代を広げた時端がそろって綺麗になる。

出来上がり線で型紙を折ってから縫い代を書く。
折ったまま縫い代を切る。
広げると左右対称の縫い代になる。

この方法だと隣り合う辺の角度や曲線が違うと異なる形になるので、どこを合わせたらいいのか分かりにくいのが欠点です

ただしズボンのすそやそで口など先が細くなっている形の場合。

まっすぐ布端まで縫うと長さが足りず引きつりが起こる。

引きつりの起こる理由

布端(B)と折った先の長さ(A)が異なる。

まっすぐ縫うと先が狭いので長さが足りなくなる。

そのためズボンやそで口など先が細くなった形の型紙は、出来上がり線で折って縫い代を付ける。
細くなったところの縫い代の付け方

まっすぐ切ると縫い代も細くなるのでそで口の縫い代を大きめに切っておく。

そで口の縫い代を折る。

折ったまま両端を切る。

すると折った先と布端の長さが等しくなる。
待ち針が刺しやすく縫いやすくなる縫い代

縫い代の角に垂直に線を引く。

垂直の線に対し平行に縫い代を付ける。

出来上がり線に縫い代を平行につける。

このやり方だと同じ長さの直線部分は、縫い代の長さも同じになるため、位置合わせがしやすくなる。

布端を合わせればよいので、出来上がり線を写す必要もなくなり待ち針を刺すのが速くなります。

ただし縫い代を広げた時縫い代の端が布端と合わない。
服の機能上問題ないが、裏もこだわりたい方は気になるかもしれません。
まとめ

慣れるまでは縫い代は直角につけると合わせやすい。

こだわりたい人は慣れてから線対象に縫い代を付ける。
まずは作りやすいほうではじめると楽しく続けられますよ!

