より綺麗に長く作ったものが使えるようにする料理で言うところの下ごしらえです
補足
水通しするのは、綿と麻が含まれる生地です。
化繊は水で縮まないので不要です。
ウールは摩擦で縮むので違う方法を使います。
布のゆがみを取ろう! 地直し・水通し
洋裁の本とかを見ると使う前に地直しをしなさいって書いてあるけど具体的にどうなの?
日本の検査基準でも形状変化率は1~3%が許容値です。
色落ちテスト
以前チャイナ生地で服を作ったとき色落ちがひどかったので実験してみました
いろんな生地やさんのチャイナ生地を集めて水につけて放置しました
およそ1時間後色落ちする生地としない生地がありました。
2と3は同じ様な柄ですが、店舗が異なるため色落ちに差がありました。
しかし同じ店舗の生地でも色によって色落ちしたりしていたので染料によるのかもしれません。
どれが落ちるかは分からないので、実際に試したほうがいいのが、これで分かると思います。
基本チャイナ生地は色落ちするもんだと思って使うとガッカリせずに済む気がします。
ウールの漫画は、また別に書く予定です。それまでの間はこちらで補足。
ウールは水につけるとスケールという毛の表面のうろこのようなものが開きます。
通常編み物にしろ織物にしろ繊維同士には隙間があるのですが。開いた状態でうろこ同士が引っかかると絡み合って取れなくなります。
それで縮んじゃうんです。
だからウールは水にはつけないんです。
なのでまんべんなく霧吹きで水をかける
↓
袋に入れて一晩おく(これでまんべんなくしっとりする)
↓
アイロンをかける(蒸発する時の蒸気でシワがとれやすくなるよ)