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スカートの型紙の前後の長さを変える方法【おさいほう】

スカートの前後の長さを変える方法

パニエを下にはく場合は、必ず先にパニエを用意してください!
生地の張りとパニエででシルエットが変わるからです。

たとえば全円スカートの場合ウエストの位置を前方にずらすと前後の長さが変わります。

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※この説明ではわかりやすくするために縫い代は省略しています。

すでにある型紙を改造する場合 全円スカートの場合

縫い目が前中心に来ると目立つので、前は180度で作る。
ファスナーを脇につけるなら後ろも180度、ファスナーを後ろにつけるなら、90度のスカートを2枚で作る。

出来上がり線で貼り合せてください。(洋裁工房の型紙で言うと青い線)

そして中心の円の形を別の紙に写し取ってください。

その円を位置をずらして写し切り出してください

分割位置を円の中心にずらし分割する

縫い代をつける。

脇ファスナーにするなら脇の縫い代は1.5cm。
後ろファスナーにする場合脇の縫い代は1cm後ろ中心の縫い代は1.5㎝。

裾は縫い代が狭いとねじれてしまうので最低2cmの縫い代をつけてください。

穴の位置をずらしただけでこんな感じになります

半円スカートの場合

安い生地などで一度半円スカートを作る。
すそ線を確認するためだけなのでファスナーは不要。

生地を体かトルソーなどに着せて鏡を見ながら好みのラインになるように書き込む。
書き込むのは体半分だけでOKです

体から外し線を清書して切る。

型紙の上に生地を置いて線を写す。
線がヨレヨレになっていると思うので体の立体に応じてできた曲線以外の単なる手振れの線を清書する。
写すのも片方だけでよい。
縫い代をウエストは1cm、後ろ中心に1.5cm、すそに最低2cmつける。

型紙を半分に折り縫い代ごと切る。
広げると左右対称の型紙になります。

形をこだわりたい場合

一度安い生地などで試作する。
スカートの一番長い所と短い所+作りたいウエストの直径+10cm以上になるように布を切る。
一番短い所+5cm位の所に作りたいウエストの直径の丸を描く。

ウエストの直径の計算の仕方

ファスナーの場合 (ウエスト+3~5cm)÷3.14=作りたいウエストの直径

ゴムの場合 (ヒップ+10cm)÷3.14=作りたいウエストの直径

ウエスト+3~5cmの3~5は体を動かすためのゆるみ+肌着の厚み
スカートのベルトの中に入れる肌着のあつみでも変わってくるので冬場は多めに。
肌着を入れない場合は少な目で計算してください。

実際に試着して直接チャコペンで好みの線を書き込む。
150cm位ある大きい生地でなければ作れません

ウエストをゴムにしない場合はファスナーが必要なので型紙のピンクと緑の線のところで分割して縫い代をつける。

線の引き具合でこんな感じにラインが変わってくるので計算で出すより直接スカートに線を引いたほうが間違いないと思います。

後だけ長くする場合

スカートはパニエの形によって左右されるのでスカートを広げたい場合は、スカートを作る前にパニエを用意してください。

フレアスカートはボリュームが多ければ多いほどヒダが増えます。
今回は右のようなヒダのあまりないスカートの改造方法です

パニエのすその周囲をメジャーで測る。=A

横 ウエストサイズ

縦 作りたい丈の長方形に紙を切る。
いくつか縦に分割してすそがA(パニエのすそのボリューム)の半分の長さになるように広げる。
紙を間に足してテープで固定する。


後スカートは別の紙に広げた前スカートの形を写し脇を延長してください。
好みの丈にした後、後のスカートの脇に前スカートと同じ長さの所に印をつける。
型紙を体に当ててて印の所から下にすそが好みのボリュームになる位置に線を引いてください。

縫い代を1㎝つけていらないところを切る。

ギャザースカートの前だけ短くしたい場合

鏡を見ながら好きな形を直接書き込んで縫い代を1~2cmつけて切る。

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