あると便利な道具集
洋裁教室をやっているのですが初めて参加される生徒さんに
「教室に行くのにどんな道具が必要ですか?」
とたずねられます
とりあえず学生時代の裁縫道具箱が残っていればそれと、長い定規があれば何とかなります
最低限必要なものはこれらが必須アイテムですが、
- たち切りはさみ(布をきるはさみ)
- 糸きりハサミ
- チャコペン
- メジャー
- リッパー(縫った糸をほどく物)
- ピンクッション
- 待ち針
- 縫い針
大体裁縫道具箱に入っているので、
裁縫道具箱を持ってない。
初めて!という方は個別に買うより裁縫道具箱ごと買うのがオススメです。
今は可愛い裁縫道具箱が出ているので、その中から選ぶといいと思いますよ
もちろん個別に買った方が安いものもあるのですが、ケースがあることで紛失が防げます。
ええ、10年20年前に学校で買った裁縫道具箱を今も使っている、なんて人たくさんいますからね。
またお教室に行く人はケースとかがあると持ち運びが楽ですね♪
・あまり持ち運びしないわ
・洋裁を長い趣味にしたい
という方はどんどん道具が増えてきますから大きめのものを選ぶといいですね
それに洋裁にはまっていくとはさみを買いなおすときに大きいものを買う場合もあるので幅のあるものをえらぶといいですね
縫う前の型紙を写すまでの作業で必要な道具
□ 作りたい物のデザイン画
□ 市販の型紙か型紙を描くための大きい紙
□ シャープペンシル
□ 定規15~20cmの方眼目のはいったもの。
□ メンディングテープ
作りたい物のデザイン画
必ず印刷するのがポイントです!
コスプレの場合は色んなの角度の画像があれば用意してください
資料が多ければ多いほど、クオリティが上がると思ってください。
市販の型紙か型紙を描くための大きい紙
本当に初めて作る場合は型紙なしで作れるものか市販、もしはネットで公開されている型紙を使うといいと思います。
製図の本などを参考に自分で描く場合
方眼目の入った模造紙がおすすめです。
幅の狭い定規だと正確に直角を取るのが難しいので、方眼目が入っていると直角が取りやすいからです。
市販の本や型紙から写して使う場合
線が入っているもの重ねて下の型紙の線を写すときに邪魔になるので、無地の透けるハトロン紙がオススメ
シャープペンシル
ボールペンは手や布が汚れるので洋裁では使えません。
必ず型紙を描いたり修正するときは鉛筆かシャーペンを使ってください。
メジャー・定規
メジャー
自分に合ったサイズを作るために、体を採寸したりするものです。
このマンガでも説明していますが体の周囲や軽く曲げた状態の腕に沿わせて計ったりするので、大工道具のペキペキしたメジャーは向きません。
短いものさし
15~20cmの方眼目のはいった短い定規。
縫い代を付けたり小さい製図を描いたりするのに便利
長いものさし
ワンピースや浴衣、ロングスカートなどの丈の長いものを、市販の型紙を使わず製図で作りたい場合は1mの長いものさしがあるといいと思います。
こういう目盛りの数字が入っているものが特に使いやすくておすすめ。
メンディングテープ
型紙を貼り合わせたりする場合に使います。
貼り合わせない場合は使いません。
セロハンテープは3か月程度で劣化するので、後でまた使いたいという時に縮んだり、ベタベタしたりするので、メンディングテープというものがおすすめです
この緑のチェックのテープを選んでください。
他のメーカーのメンディングテープは切れが悪かったり、途中で縦に裂けたりするのでストレスがたまるので、3M(スリーエム)の物を選ぶと快適に使えます。
型紙を写す時に必要な道具
チャコペン
生地に型紙を写す道具
生地によって相性がある。
目の詰まった明るい色の生地→鉛筆やシャーペンタイプ、インクタイプの水や自然に消えるペン
目の詰まった濃い生地→鉛筆やシャーペンタイプ、三角チャコ、濃い布用のインクタイプのチャコペン
鉛筆タイプや三角チャコはアイロンや水に濡れると消えなくなるものが多いので、色が淡い/厚みの薄い生地は裏に描いても透けて見えたりするので避けた方が良いです。
https://yousai.net/how_to/kiso/manga23
おもし
型紙を待ち針で固定すると型紙が盛り上がるので正確に写しにくい。
そのため上から携帯電話程度の重さのおもしで固定する。
おもしは、綺麗な川原の石でも構わない。小学校で使った習字の文鎮とかでもいいです。
滑らないし、握りやすくて使いやすいんです。
布を切る時に使うもの
裁ちばさみ
鉄のはさみ
切れ味重視!お手入れとか苦にならないわ、厚いもの薄い物でハサミを複数使い分けるのもいとわない!というなら鉄のハサミ
メリット 繰り返し研いで切れ味を保持できます
デメリット 手入れをしないとさびが出てしまいます。
またやわらかいのでクセがつきやすいので、紙切り厳禁(紙の表面のコーティング材で刃が痛むそうです)
厚いもの薄いものごとにはさみを用意するといいそうです。
ステンレスのはさみ
ついつい布とか紙とか同じハサミで切っちゃうわ~、手入れ?ナニソレ?
という方はステンレスのハサミ
メリット さびません、刃も硬いので薄地厚地両方いけます。
デメリット ステンレスはさみは一応研げますが、基本使い捨てだそうです。
↓物によってはビーズのワイヤーなどのカットにも兼用できます
手が大きい方や力のある方は大きいハサミだと作業も楽なのですが、手が小さい、力が弱い人は大きいハサミだと手と肩が痛くなってくるので軽いものを選ぶといいと思います。
これだと従来の同寸のハサミの半分位の重さなので力の弱い人、肩こりで普通のはさみもつらいという方におすすめです。
縫う時に使うもの
糸きりハサミ
糸を切るときに軽い力で切れる軽いものがいいです。
とにかく切れの悪い安物を買うとストレスの元になりますし、裁ちばさみで糸を切るのは手の負担も大きくなるので切れるものを選んでください。
リッパー(糸をほどく道具)
とにかく刃物類は良く切れるものを使用しないと、切るものやその周りを痛めてしまいます。
なのでハサミ、リッパー、カッターは良く切れるものを選んでください。
また切れない刃物はストレスの原因になります。
有名手芸メーカーのリッパーを選べばまず間違いありません。
切れなくなったリッパーとよく切れるリッパーの比較
切る時に力をかけないと切れないのは切れ味が落ちてます
よく切れるうちは
糸にリッパーが触れただけで切れます
ほどく効率も布へのダメージも全然違うよ pic.twitter.com/HV2ga6YrrQ— 洋裁工房のうさこ (@yousaikoubou) 2018年5月12日
待ち針
1本も持っていないというなら、シルクピン(シルク待ち針)がオススメです。
とりあえず針と糸は手芸店で買う!これ大事です。
太い待ち針だと裏地やサテンなど繊維の細い生地に使うと大きな穴が残ったり、伝線したりすることがあるります。
長く洋裁を続けるなら結局買い足す事になるので、最初からこれを使うと便利です
沢山入っているので曲がっても惜しまずに交換できますからね。
縫い針、縫い糸
手縫い用の針です。
手縫い針にはメーカーによって異なりますが、普通地用普通針とかぬいぐるみ用針とかパッケージに書いてあるのでそれを基準に選べばよいです。
縫い糸ですが、ミシン糸と手縫い糸は糸のねじれが逆なので、右利きの人は手縫い糸を、左利きの人はミシン糸を使ってください。
ピンクッション
待ち針や縫い針を指すクッションです。
これがないと針をテーブルの上にじかに置くことになるので、床に転がり落ちたりして見失いやすくなります。
腕にゴムなどで固定できるタイプや、クッションではなく磁石で針を止めるタイプもあります。
手作りする人もいますね。