写真は150㎝幅で作った物です。
完成イメージ
110cmだと花柄のスカートくらいです。
この写真はパニエの上に重ねています。
140cm幅の生地だと水色の丈くらいです。(モデルサイズ158cm)
110cm幅だと部分的にかなりミニになります。
110cm幅の場合2枚45度ずらして重ねるとちょうどいいかもしれません
画像の色の説明
布の切り方
横は布の横の幅全てを使う。
※布を買った状態で広げたときに生地のほつれやすい辺が横、ほつれない辺が縦。
縦は横と同じか、それより多少長くなっても構いません。
ウエストベルトの長さは
b=ヒップ+10㎝+縫い代2㎝
自動計算
布を切る
四つ折りする。
折り山の中心の角から(布端が無いほう)半径a㎝で弧を描いて切る。
a=(ヒップ+10㎝)÷3.14÷2-1㎝ 電卓を出す
印をつける
四つ折りしたところの折り目のところに5mmほど切り込みを入れる。
これがベルトを付けるときの目安の印になる。
改良方法
2枚切って45度ずらして重ねると幅が狭い生地でも足の見える部分が減る。
柄の現れ方について
ボーダーやストライプのように生地に向きがあるものは、このように脇の柄が90度横になる。
そこで柄に方向があるものはこのように出来上がった時に好みの流れで柄が見えるようにいくつか分割する必要がある。
そのため簡単に作りたい方は無地か柄の向きのない生地を使うのがオススメ。
縫い方
4辺を三つ折する。
(最初に5mmくらいで折って、もう一度7mmくらいで折る)
端から5mmくらいのところを直線で縫う。
ウエストベルトを作る
ベルトを4つ折にする。
そのとき端を縫い代分1㎝ずらす。
折り山に5mm切込みを入れる。
これがスカートとあわせるときの位置あわせの目安になる重要な印なので必ず入れる。
ベルトとスカートを縫う
ウエストベルト
ウエストベルトをアイロンで半分に折る。
折った所を広げる。
表が内側になるように折り、端を1cm幅で半分(折り目のところまで)縫う。
ベルトの切り込みと縫い目をスカートの切り込みに合わせて待ち針を刺す。
4箇所さしたらその中間を均等に刺す。
カーブがきついので、印を待ち針で固定したら、スカートの間の縫い代に。0.7cmほど切り込みを入れる。
上から1cmの所を縫う。
※すそとベルトのところで縫い代の折っている向きが逆にならないように気をつける。
ベルトとスカートを表同士が内側になるように重ねる。
ベルトの縫ってつなげたほうをウエスト側にして、脇とベルトの印と縫い目を合わせる。
1cm幅で縫う。
上でアイロンでつけた真ん中の折り目でベルトを裏に折る。
縫い代はベルトの中に入れる
ピン、もしくは熱接着の両面テープで固定する。
ゴムを入れるので必ず1.5cmは隙間をあけておく。
アイロンでつけた折り目で裏へ折る。
7mm前の場合図のように3本。
2.5cm幅の場合真ん中は縫わない。
※布が厚すぎて縫えないミシンの方が多いと思うのでベルトの裏側に折り返したところの端は折らない。
ゴムを入れるため縫い始めと縫い終わりを1.5㎝あける。
図のように上から0.2㎝、真ん中、下から0.2㎝の所にを縫う。
表にしたスカートにベルトが裏が見えるように重ねる。
ゴムを入れる
ゴムは入れる予定の2倍の長さに切る。
ゴムを半分に折って真ん中にしるしをつける。
ゴムの両端にに安全ピンを付けることで、一度に上下のゴムを入れると、ゴム入れが楽になります。
1本づつ入れると、最初の1本目でできたギャザーで入れにくくなるので、2本同時の方が楽に入れると、クライムキ先生に教えていただきました。
しかもつながっているので、ゴムが中にスポッと入り込むこともありません。
安全ピンでゴム通しをする場合右のようにそのまま刺すとほぐれて抜けることがあるので、左のように一度折ってから刺すとよい。
1本だけ入れたい場合
洗濯ばさみでゴムの端を押さえておくと中に入り込まずにすみます
もし入ってしまっても、つながっているので入り口で引っかかるので、取り出すことが可能です。
通したら印の所で切る。
試着してもらってきつくない程度の長さの所で手縫いでもミシンでもよいのでN字に縫う。
出来上がりです。
前後の丈の長さを変えたい場合
いるもの
□ 表生地
□ 7mm~8mmの平ゴム(いわゆるパンツのゴム)
□ 紐とおし(改造パーツの形による)
□ 生地にあった色の糸
どんな生地を選んだら良いのか分からない方へ
綿 ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
縫いやすく色数や柄もいろいろあります。
綿100%なのでシワが入りやすいです。
ブロード 花柄 和調プリント
色の薄い生地は透けやすいので、一回りボリュームの少ないゴムスカートを裏地で作ってペチコートにして重ねばきするといいですよ。
綿生地なのでしわになりやすいです。
やわらかく張りのないものを選んでください
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
ポリエステルアムンゼン
柔らかくドレープ感のあるデザインに向いています。
写真の洋服はアムンゼンで作ってあります
化繊なので軽く、しわが入りにくいです。
ポリエステルツイ ルより軽いです。
ややテロテロしているので裁断のとき少しずれやすいです。
必要な布の量の計算方法
作りたい丈+30cm
生地はゆがんでいることがあるのでそのゆがみを考慮して多めに計算しています