このようなヒダの向きの違うスカートの作り方
ウエストとヒップをメジャーで測る
ウエスト=A
ヒップ=B
丈=★
作りたいプリーツの本数を決める。=C
ヒダの幅を決める。
(B【ヒップ】 + 10~15cm )÷ C = D【ヒダの幅】
陰ヒダ(折りたたんで見えない部分のヒダの深さ)の深さを決める。= E
紙を折りたたんで好みの深さを決める
紙を折りたためば感覚で決められるので、計算など不要です。
大体制服のスカートは4~5㎝位が一般的ですウエストの厚みを考えるといったん計算式のEに4と入力してDの数字を見てください。
Dより大きければD以下になるようにするとウエストがすっきりします。
計算の単位はcm
小数点第1位まで利用してください(0.1=1mm)です。
ここの数値を紙にメモっておくと作業が楽です
D見えるヒダとE隠れるヒダを並べて紙に描く。
必ず両端に陰ヒダが1つづつ並ぶようにする。
前後2枚で作るので、D(見えるひだ)は作りたい数の半分にしてください。(図は20本プリーツの場合の例です)
プリーツスカートは陰ヒダを折りたたむ分、布が沢山必要です。
そのため130㎝以上幅のある生地が必要になります。
(どうしてもない場合は3分割などにする必要があります)
後で修正しやすいように鉛筆などで書いておくといいよ!
上記のままだと、ずんどうの上、ウエストがヒッププラス10~15cmなのでぶかぶかです。
そのためウエストを補足する必要があります。

余分な線を消してください。
ウエストを絞るためにD(表に見えるほうのヒダ)の上端を内側に線を引く。
( A【ウエスト】 + 3~5㎝ 【体を動かすためのゆるみ】)÷ヒダの数=@
( D – @ ) ÷ 2=F
上から25cmのところにヒップラインの補助線を横に引いてください。
Dのヒダの、ヒダの倒れる方向のラインをF分内側にずらしてください。
上から25cmのところまでフリーハンドでカーブがきつくならないように線を引く。
【表ヒダ1、陰ヒダ2】のワンセットを折りの数だけ作りつなげる。
布の幅の都合上半分の数つなげる。
20本のヒダなら10セット
24本なら12セット。
ミニチュアで試作する
画像だけ見ていると意味が分かりづらいと思うので1/10や1/5サイズで縮小して紙で試作してから作業に入ると失敗しにくくなると思います
同じ方向に布を切ると、一般的なプリーツスカートに。
1枚を逆向きに取ると下のスカートのように向きが逆になります。
上記のままだとつなぎ目が中心に来て見栄えが悪いので、隠れるヒダの所に継ぎ目を移動させます。
裏返して取る生地の一番端のヒダを反対側に反転させて移動させます。
周りに縫い代をつける。
上は3㎝位、横は1.5㎝(ファスナーを付けるので広めに)すそは2㎝。
青い線が山折、赤い線が谷折。
実際に型紙を折りたたんで、テープなどでヒダを固定してから、ウエスト部分の出来上がり線を、フリーハンドでなだらかに線を引きなおしてください。(赤線)
引きなおした線に対し平行に縫い代を1㎝で引きなおします。(青線)
開くとこのようにガタガタになりますが、たたんだときに綺麗に縫い代が落ち着くので手間ですが、忘れずに縫い代を取り直してください。
ベルト
横 A【ウエスト】+3~5㎝+E【ファスナーがつくほうはヒダが重なるので】
縦 7㎝【半分に折るので実際は3.5cmのベルトになります】
縫い代を1㎝つける。
○
×
上記しましたがこのデザインの場合左右対称にとる。
同じ向きで印をつけると普通のプリーツスカートになります。
段差のあるスカートにしたい場合
折り目の位置を移動させたことによって、型紙の中心がずれます。
なので生地の左右を縫いあわせてから前中心で折る。
青線のようにまっすぐ線を引くと図の向かって左側
カーブを描いて裾を切ると右側のようなすそになります。
縫い方はこちら

縫い方はヒダが左右で逆になること、ファスナーが後ろ中心に来ること以外は同じです
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