60cm少女ドール 型紙を見る
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縫う前の下準備
特別に指示がなければ、洋裁工房で扱っているドールの型紙の縫い代は7mmです。
襟、見返しなどの生地は、接着芯、チュールレースなどを使用すると厚みを減らすことが出来ます。
ほつれ止めをする
生地はそのままだとほつれてくるので、ふちがほどけないように処理をしてください。
ほつれ止め筆ペン
幅広くぬれるので便利です。
ほつれ止め液を使う場合は熱で消えるペンで型紙を写すと作業がしやすいです。
アイロンでインクを透明に出来ます。
チャコペンだとほつれ止め液を使うと消えてしまうので、水分で消えないこのペンを使って裏から写してください。
消えるのではなく透明になるだけなので、表に書くとうっすら見えるので、裏から写してね。
細すぎると生地の繊維に引っかかって描きにくいので普通~太い線のものを買うのがポイントです。
綿や麻の生地はとけないのでほつれ止め液を使う。
洗濯をしないのであれば、木工用ボンドを水で薄めて塗ってもほつれどめになります。
縫い方
画像の色の説明

ジャケットのえりと見返しの関係が分からないらしいので色分けしてみました。
テーラードジャケットの特徴的なえりは折り返して作られているので、実は青色の部分は見返しなのです。
えりや折り返しの部分だけ変えたい場合はえりと見返しの部分だけ色を変えればいいんですよ。
えりの模様の向きによる見え方
ストライプや柄、毛並みのある生地をイメージどおりに出したいとき。
どの向きに型紙を置いて取るかで見え方が違ってきます。
線が横方向になるように切ると着たときは縦に線が出ます。
縦に線が見えるように切ると、着たときは横に線が出ます。
おおよそ90度の角度で出るように現れます。
(形によって微妙に変わります)
後ろ身頃を縫う
後身頃(胴体)を表側が内側になるように重ねる。
(表側同士を内側に重ねることをを中表といいます)
後の中心を縫う。
縫い代はアイロンで左右に折る。
身頃と脇パーツを縫う

身頃の中心と脇のパーツを表同士が内側になるように重ねて縫う。
前後の身頃両方共脇の部品を縫う。(図は後身頃)
縫い代は左右に折る。
洋裁用語で縫い代を左右に折る事を割るといいます。
フラップ(雨ぶた)を縫う
フラップ(雨ぶた)を縫う。

表同士が内側になるようにフラップ2枚を重ね縫う。
ポイント: 上は少し内側になるように縫う。
縫い代を2~3mm残して切る。
表に返して端を縫う。縫いにくい場合はアイロンだけでもよいです。

フラップを上下逆に前身頃の上に重ねて縫う。
フラップを下に折ってから上を固定するために縫う。
肩を縫う
肩を縫う。
えりを縫う
えりの型紙の線の交点と、後中心と、肩縫いが来る位置に印をつける。
肩の縫い方動画
テーラードカラーの縫い方動画
後えりに見返しがないタイプなので見返しのところは図を参考にしてください。
接着芯をつけたら衿にしるしを入れる。
表側に来る衿には消えるチャコペンや、表に響かないペンなどで型紙を重ね、上の図であけた穴の所に印をつける。
裏側は、縫いやすいよう交わるように出来上がり線を図のように引いておくと綺麗に縫えます。
※見返しにつくほうが表衿になります(折り返して表に来るので)
裏衿の方に衿起こしの芯を貼る。
見返しのラペル(胸の反り返った部分)とえりの境の部分の印の切込みと、えり衿の印の位置があうように、真上からまっすぐ針を刺し、固定する。
肩側の角も衿の印と、身頃の出来上がりの丁度交点になる所に針を刺す。

縫い始めは手動で、丁度交点に針が落ちるようにミシン針を卸して縫う。
縫い終わりも縫いすぎないよう注意して、スピードを落とすか、手動でぴったり交点まで縫う。

そのままだと衿ぐりを縫うとき引きつるので、裏返して、前身頃の角に縫い目を切らないよう気持ち1ミリ残す感じで切込みを入れる。
(衿は切らなくてよい)
1) 首の横から後ろを縫います(赤い線の部分)
ここも、ミシンで縫うラインよりs~3mm離れた所をしつけ糸で縫う。
縫って固定するとずれにくくなるので縫いやすくなる。
2)
出来るだけずれたりしないように角がきちっと合うように縫う。
重なったりずれたりすると表から見たとき引きつったように見えます。
また、余分な生地を縫いこんだりしないように、2番の図のように生地をたたんで、出来るだけまっすぐな状態にして縫うと綺麗に縫えます。
カーブの所は引きつったりゴロゴロしやすいので、ぬいしろに浅く切込みをいくつか入れておくと落ち着きます。
(身頃側も)
アイロンで縫い代を左右に広げる。
裁縫用語で割るといいます。
見返しにえりを縫う。
えりのつけ方は身頃と同じです。

縫い代は左右に折る。
えりの縫い代を縫い込まないようによけて、えりの両端を、2枚合わせて縫う。
衿の上を縫う。
これも印をしっかりあわせて縫う。
見返しの先からえりの境目までを縫う。
そして、最初に衿を縫った線と、合体するように縫う。
この時もえりの縫い代を縫いこまないように注意して、縫い代をよける。
前中心を縫う。
表替えした時、角が引きつりますので、図の赤い部分に縫い糸を切らない程度切込みを入れる。
前をファスナーあきにする場合は先にファスナーを身頃に仮止めして、見返しと身頃ではさむようにして縫う。
(ファスナーの上は切り込みの位置までです)
表がえす時に先が厚くならないように、縫い目から2mm離れた角を切る。
見返しのすそを縫う。
表返す。
端から5mmの所をミシンで縫うとシルエットがぼやけずしっかりします。
縫い代を固定したり、表からふちを縫ったりする事をステッチをかけるといいます。
そでをつける
そで口の縫い代を裏へ折り、縫う。


そでを身頃と表同士が内側になるように重ねて縫う。
そでの縫い代はアイロンで身頃側へ折る。
縫い代を片側におる事を「倒す」といいます。
ボタンをつける
小さすぎてボタンホールが難しいと思うので、ボタンは飾りにしてスナップボタンでとめる。
見える所に飾りボタン(青)
内側にスナップボタンをつける(赤)
スナップボタンのつけ方
脇を縫う
そでの先から脇まで縫う。
すそを縫う
いるもの
□ 表生地
□ スナップボタン