縫う前の下準備
型紙に接着芯を貼ると書かれた部品の生地の裏に接着芯を貼る。
接着芯は布を切る前に先に貼ってください。
布に印をつける方法はどうすればいいの?という方は↑ここにまとめていますので参考にしてくださいね。
接着芯を貼る
芯の型紙を使って、厚手の芯を切る。
型紙通りに切ったえり1枚の裏側に1cm開けて芯を貼る。
【重要】上の方にしつけ糸で3cmほど縫って印をつける。
もう一枚は先に芯を貼る。
普通の接着芯は貼ると縮むので先に型紙より1cm以上大きく切って布の裏に貼る。
貼ってから型紙を写して切りだす。
接着芯は熱と圧力と時間でくっつくので体重をかけて1か所20秒押さえて貼る。
画像の色の説明
接着芯ほつれ止めをする
型紙のポケットの位置をくり抜いてチャコでなぞって位置を布に写す。
ボタンの所は穴を開けて点で写す。
えり以外の生地の周りをほつれ止めする。
ポケットを上2cm他1cmで裏に折る。
上以外の折り目を広げる。
上から1.5cmの所を縫う。
前身頃(胴体)にポケットを重ねて端から1~2mmの所を縫う。
えりをぬう
えりを表同士が内側になるように重ねる。
1cm幅で横と上を縫う。
えりの角を斜めに切る。
表にひっくり返して5mmの所を縫う。
えりの上側を1㎝しつけの印側に折る。
折ったまま反対側を5mm幅で縫う。
飾りポケットを作る
ポケットの上下の縫い代を1㎝裏に折る。
両端を1cm幅で縫う。
ひっくり返して形を整える。
ポケット付け位置に重ね端から1~2mmの所を縫って固定する。
後ろ中心を縫う
後身頃(胴体)を表同士が内側になるように重ねる。
広がり始めの所から2.5cm下まで縫う。
後中心のスリットの縫い代を裏が見えるように折る。
すそを2cmで縫う。
後ろ中心の縫い代を裏に折る。
アイロンで後中心の縫い代を左右に広げる。
スリットの所は、縫い代の端から5mmの所を縫う。
肩と脇をぬう
前後の見頃(胴体)を表同士が内側になるように重ねる。
1cm幅で肩と脇をぬう。
肩と脇の縫い代を広げる
前後の見返しを表同士が内側になるように重ねる。
1cm幅で縫う。
縫い代は広げる。
表にした身頃(胴体)にしつけの印が表に見えないようにえりを重ねる。
印がないとこの時間違いやすいのです。
見返しを裏が見えるように重ねて1cm幅で縫う。
※すそだけ2cm幅で縫う
見返しを裏に折って形を整える。
首と前中心を5mm幅で縫う。
すそだけ1.5㎝で縫う。
お好みで見返しの端を手縫いで固定してください。
ラペルを折る。
直接アイロンをかけるとテカるのでハギレなどをかけてアイロンをかける。
ラペルの端を1cm程度折る。
折ったまま折り目のそば5mmの所を縫う。
しなくても服にはなりますが、これをするとラペルが落ち着き仕上がりが良くなる。
4cm手前でとめる。
ミシンの上糸の調整を弱くする。
下の糸の色を目立つ色に変える。
縫い目を3mm位にして端から5mmの所を縫う。
両端は糸を5cm以上出しておく。
下の糸を引っ張るとギャザーがよります。
上の糸調子を元に戻す。
下糸も元の色に戻す。
そでを裏が見えるよう半分に折る。
1cm幅で縫う。
裏返した見頃(胴体)の中に表にしたそでを入れる。
長さが合うように、ギャザー縫いの糸の色を変えた下糸を引っ張って調整する。
1cm幅で縫う。
そでの前後を間違いやすいので注意!
そで口を折る。
1.5㎝の所を縫う。
左側にボタンホール
右側にボタンをつける。
ボタンホールが苦手な場合
左側に飾りのボタンをつけてスナップボタン止めにしても良い。
ボタンホールはミシンによって違うので、ミシンの 説明書を見てください。
この型紙で作れます
男装用ダブルボタンの白衣の型紙
いるもの
□ いるもの
□ 表生地 260cm
□ 接着芯120cm
□ ハード接着芯15cm×5cm
□ ボタン1.5cm 8個
□ 生地にあった色の糸お
オススメの生地
ポリエステルツイル
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。
綿ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするのでこの方法で確認すると確実です。
布を切るときの効率的な配置も分かるのでお勧めです。