縫うときに見るのは針ではありません
針は激しく上下しているので見ると疲れるでしょう?
綺麗にまっすぐに縫うときに見るのは
ミシンの針板(銀色の金具のところ)にある線です。
大体5mmおきに線があると思うので布の端を線に合わせて縫うようにすればまっすぐ縫えます。
例えば3センチとか4センチとか広い幅を縫いたい場合はミシンによっては、針板(銀色の布を置くところの板)自体に線がひいてあるものもありますが、ない場合は、縫い代の幅分、針から右側にマスキングテープを貼るといいです。
練習したい方へ
練習用に50㎝以上の長さに生地を切ってください。
短いと持ち替えの練習ができないからです。
右手は針より遠目の体のそばの生地を持つ。
目が悪い方以外は体は起こす。
【重要】左手はももの上に置く。 練習では使いません!
両手を使うと両手分脳の容量を使うので、練習では右手だけに集中しましょう
視線は生地の端と縫い代の幅で書かれた線(テープ)。
針は同じところにしか落ちないので見る必要がありません。
布端が線から左にずれたら右手を右に平行移動させる。
線から右にずれたら右手を左に移動させるだけでよいです
親指を下に入れて少し布をめくるように持ってください。
親指を上にして持つと腕がねじれるので疲れますよ。
ミシンは下は送り歯といってギザギザの布をしっかり押さえることができる部品があるのですが上の押さえ金の布の接地面はツルツルなので微妙に上下でズレが起こるんですね。
布自体の摩擦が強いものはずれにくいのですが、サテンとか裏地のような摩擦が少ないものはズレやすいですよね。
こうやってちょっと持ち上げることで上より下の生地の方が若干抵抗がかかるようでズレが起きにくい感じがします。
写真のように少しピンと張る程度に持って縫うと待ち針がなくても綺麗に縫えたりします。
ただし引っ張りすぎると針が折れることがあるので注意してください
途中でたるませると生地がずれたりします。
一度持ったら持ったとこまで縫って、止めてください。
そして、持ちなおして続きを縫うと綺麗に縫えます。
待ち針を刺しているのにこのように2枚の端がずれてしまうことがあると思います。
上記のとおりピンと張っていればずれにくいのですが、ミシンになれていないとピンと張る感覚がうまくつかめないようで、生地をピンと張らなかったところがズレを起こしやすいようです。
待ち針を刺している所はずれようがないのですが写真のように間隔があいたところはずれやすいようなので、手の間隔がつかめるまでは5~6cmおきに位に待ち針を刺すといいと思います。
なれてくると、待ち針を刺さなくてもずれずにまっすぐ縫えるようになります。
針板の線が布で隠れて見えにくい場合
ステッチ用の器具がミシンによって付いていますので、説明書をご覧の上使ってください。