小学校のときに習った円の計算で球を作ります。
帽子のベース作りにも応用できます。
必要なもの
□ コンパス
□ 定規
□ メジャー
□ ペン
□ 紙
□ テープ
作りたい球の半径を決める。
円周が決まっている場合
円周÷3.14÷2=半径です。
コンパスで紙に円を書く
例 円周52cmの半球の型紙を作りたい場合
作りたい円の半径の1/4の弧を描く。
半径が分からないときは、円周÷3.14÷2=半径。
52cm÷3.14÷2=8.28cm
分割する
例では1.5cmで平行に線を引きましたが、5分割以上にしてください。
少ないと間隔があきすぎて修正が多くなります。
分割したら縦線に対し直角に弧まで線を引く。
弧の長さを測る
上から分割線までの長さをメジャーではかる。
はかった数値を書き出す。
各段の横線を俯瞰したイメージはこういう輪切りにした状態です。
別の紙に型紙を書く

実際の型紙は赤線で切り分けた形なのですが、効率よく作るには左右対称にすれば早いですよね。
なのでまず型紙の半分だけを作って後で左右対称にすればいいんです。
何分割にするか決めます。=【A】
帽子とかだと5~6分割位が多いです。
360÷(分割したい数×2)
6分割なら
360÷(6×2)=30°の線を描きます。
サンプル写真のような10分割の場合360÷(10×2)=18°となります。

起点からコンパスでメジャーで測った弧の長さの数値で弧を描きます。
分割した各段の半径(横の線)をはかる。
その格段の半径から円周を割り出す。
半径×2×3.14=円周【B】
例 3.51×2×3.14=22
5.7×2×3.14=35.8
6.95×2×3.14=43.6
7.72×2×3.14=48.5
8.14×2×3.14=51.1
8.28×2×3.14=52
上で計算した円周【B】÷型紙の分割数【A】÷2で計算する。
例
22÷6÷2=1.8
35.8÷6÷2=3
43.6÷6÷2=3
48.5÷6÷2=3.6
51.1÷6÷2=4.3
52÷6÷2=4.3
各段割り出した数字の長さで印をつける。
印をつなげる。
縫い代を1cmつける。
紙に写して左右対称になるように貼り合わせる。

全球にする場合は下をまっすぐにする。
紙に形を写して上下対称になるように貼る。
分割数分つなげると球になります。
応用
円をつぶしたようなシルエットの帽子の型紙も作れます
円にしないときは好きな立体の縦割りの断面図を描く。
後は上記と同様に分割して分割したところを図って作る。
分割数を増やせばこんな変わった形も作れます。
実際にこれを応用して作った円以外の形がこちら
目と口はもうちょっと上でも良かったですね。