ミシンや手縫いでお気軽につくれるゆかたです。
当方は洋裁工房ですので、本物の和裁を学びたい方は和裁専門のサイトへ行かれる事をお勧めします。
あくまで洋裁方式で作る浴衣です。
こ着物にはおはしょりはありません。
丈がすごく長すぎない!?
着物は前と後ろがつながっていて、肩の所で折って作るので長いんですよ。
縫う前の下準備・ほつれ止めをする
生地はそのままだとほつれてくるので、ふちがほどけないように処理をしてください。
ほつれ止め筆ペン
幅広くぬれるので便利です。
ほつれ止め液を使う場合は熱で消えるペンで型紙を写すと作業がしやすいです。
アイロンでインクを透明に出来ます。
チャコペンだとほつれ止め液を使うと消えてしまうので、水分で消えないこのペンを使って裏から写してください。
消えるのではなく透明になるだけなので、表に書くとうっすら見えるので、裏から写してね。
細すぎると生地の繊維に引っかかって描きにくいので普通~太い線のものを買うのがポイントです。
綿や麻の生地はとけないのでほつれ止め液を使う。
洗濯をしないのであれば、木工用ボンドを水で薄めて塗ってもほつれどめになります。
画像の色の説明
縫い方
各部の名称
ドール男の子用単着物(浴衣)の作り方<
各部名称前身ごろ
後身ごろ
おくみ
えり
そで
おび
おはしょり
おくみを縫う
おくみの片方の縫い代を裏に折って縫う。
縫い目が出るのが嫌な方はボンドか、布用両面接着テープを使うと簡単です 熱接着の両面テープの使い方
おくみ(前中心のパーツ)と前身頃(胴体)を表側が内側になるように重ねる。
中心を縫う。
後中心を縫う
身頃(胴体)を内側同士が表になるように重ねて、後中心を縫う。
アイロンで背中心の縫い代を両方とも表から見て左に折る。
後ろの背中の中心を端から1cmの所を縫う。
まっすぐ縫う方法
背中の縫い代は2枚一緒に片方へ折る。
えりを縫う
えりの縫い代を1cm裏側へアイロンで折る。
さらにそれを真半分に折る。
えりの肩のカーブの縫い代に4~5mm程度の切り込みを入れてください。
切り込みを入れないとカーブがきついので、しわが入りやすいのです。
切込みを入れることで出来上がり線をまっすぐにして縫うことが出来るので縫いやすくなります。
表同士が内側になるように身頃(胴体部分)にえりを重ねる。
襟(えり)の中心と、身頃の背中心を合わせてから左右を縫っていくと綺麗につけやすいです。
襟をつける所が斜めになっているので伸びやすいです。
そのためえりとつけるところの長さが合わなかったりしますが、伸びているだけです。
元の長さは同じなので位置を合わせて縫えばシワなく綺麗に縫えます。
待ち針で生地の伸びを等分に散らして針を刺す。
襟先を縫う
えりの両端の縫い代を裏側へ折る。
えりの先の縫い代を裏へ折る
縫い代がえりの中に収まるように、えりの生地でくるんでください。
手縫い(まつりぬい)か布用ボンドか熱接着の両面テープを使って閉じてください。。
そでを縫う
身頃(胴体)と袖(そで)を表側同士が内側になるように重ね縫う。
肩と、そで山を合わせて、両端7mm(縫い代分)開けて縫っててください。
縫い代は左右に折る。
そで底を縫う
そで口の印から、身頃(胴体)と縫い付けた縫い目ギリギリまで7mmの幅で縫う。
縫い代は後(背中側)へアイロンで折る。
そで口を縫う
そでくちの縫い代を内側へ折る。
手縫いで表に糸が目立たないように縫うか、布用ボンドか熱接着の両面テープを使ってとめる。
脇を縫う
脇を7mmの幅で縫う。
そでを縫っているところの縫い目ギリギリまで縫う。
すそを縫う
すその縫い代を内側へ折る。手縫いで縫うか布用ボンドか熱接着の両面テープを使ってとめる。
この型紙で作りました
現在型紙修正中です 修正が終わり次第ツイッターでお知らせいたします
60cm男の子単着物型紙 60㎝少年ドール単着物型紙帯の型紙
ドーリースケールさん(洋裁工房に型紙を委託されているブランド)のサイトから無料でダウンロードいただけます
いるもの
□ 表生地
□ 生地にあった色の糸
□ 熱接着の両面テープか裁縫用ボンド(使う場合)
□ ほつれどめ液(使う場合)
□ 洗濯のり(スプレータイプが手軽で便利)
オススメの生地
シーチングやブロード
やわらかい生地なので浴衣特有の張りを出すために布を切る前に洗濯のりをつけて張りを出すといいですよ