テーラードジャケットの縫い方1(後ろ見返し付き)

えりの模様の向きによる見え方

ストライプや柄、毛並みのある生地をイメージどおりに出したいとき。
どの向きに型紙を置いて取るかで見え方が違ってきます。

線が横方向になるように切ると着たときは縦に線が出ます。
縦に線が見えるように切ると、着たときは横に線が出ます。
おおよそ90度の角度で出るように現れます

(形によって微妙に変わります)

えりの型紙の線の交点と、後中心と、肩縫いが来る位置に印をつける。

テーラードカラーの縫い方動画

後えりに見返しがないタイプなので見返しのところは図を参考にしてください。


接着芯をつけたら衿にしるしを入れる。
表側に来る衿には消えるチャコペンや、表に響かないペンなどで型紙を重ね、上の図であけた穴の所に印をつける。

裏側は、縫いやすいよう交わるように出来上がり線を図のように引いておくと綺麗に縫える。

※見返しにつくほうが表衿になります(折り返して表に来るので)

裏衿の方に衿起こしの芯を貼る。


見返しのラペル(胸の反り返った部分)とえりの境の部分の印の切込みと、えり衿の印の位置があうように、真上からまっすぐ針を刺し、固定する。

肩側の角も衿の印と、身頃の出来上がりの丁度交点になる所に針を刺す。


男装用テーラードカラーのコートの縫い方

一旦糸を切って生地の向きを変えてから首周りを縫う。


角に9㎜の切り込みを入れる。
余分な生地を縫いこんだりしないように、生地をよけて縫うと綺麗に縫えます。

角の部分がミシンだととても縫いにくいので、この角の前後1~2cmは手縫いでぬうとずれにくいです。

力がかかるところではないので2~3mmくらいの縫い目で縫えば綺麗に仕上がる。
慣れている人はミシンで縫ってもいいよ。

切込みを入れる

えりのカーブの所は引きつりやすいので、ぬいしろに浅く切込みをいくつか入れておくと落ち着きます。
(身頃側も)


アイロンで縫い代を左右に折る。

見返しを縫う

見返しの肩を縫う。


見返しと裏地にえりを縫いつける。
えりのつけ方は身頃と同じです。

 裏
縫い代は左右に広げる

身頃とえりが内側が表になるように重ねる。

ゆるみを入れる

テーラードカラーは折り曲げて内側のえりと見返しが表側に出る。
生地を折り曲げたときに生地の厚みで裏と表にずれが生じる。
そのズレを考慮せず作ると引きつる原因になります。


例えば本を閉じた状態だと端はまっすぐです


でもこうやって広げると端がずれて斜めになります。


そのために実際に折ってズレを作った状態で縫う必要があるのです。



例えばシャツカラーだとこのゆるみがないと右側のえりの先のように、不足分が引っ張られて浮き上がります。

まず裏と表の襟を重ねて縫い目のところを待ち針で固定する。


内側の生地を下側になるように置いて、えりを折って待ち針でとめる。
このときそのまま刺すと下の生地まで刺してしまうので、折ったところに厚紙などを挟むと刺しやすくなる。
1中心 2左右の印の所 3中心と左右の印の間の順に待ち針を刺す。


ラペル(前中心の折り返しの所)も身頃側に折ってから針を刺す。


 

えりの縫い代を縫い込まないようによけて、えりの両端を、2枚合わせて1cm幅で縫う。

 衿の上を1cm幅で縫う。

これも印をしっかりあわせて縫う。

衿の上を縫う。

これも印をしっかりあわせて縫う。


男装用テーラードカラーのコートの縫い方

えりの境目からすそまで1cm幅で縫う。
すそは2㎝幅で縫う。


男装用テーラードカラーのコートの縫い方

表がえす時に先が厚くならないように、縫い目から2mm離れた角を切る。


前中心を縫う。

表替えした時、角が引きつるので、図の赤い部分に縫い糸を切らない程度切込みを入れる。

前をファスナーあきにする場合は先にファスナーを身頃に仮止めして、見返しと身頃ではさむようにして縫う。
(ファスナーの上は切り込みの位置まで)

男装用テーラードカラーのコートの縫い方

すそは見返しの1cm内側を図のように切り落とすと厚みが減らせます。
見返しの幅と同じ位置で裾の縫い代を縦に切ると端が出てくるので必ず1cm内側で切ること。


表返す。


端から5mmの所をミシンで縫うとシルエットがぼやけずしっかりします。

縫い代を固定したり、表からふちを縫ったりする事をステッチをかけるといいます。

お好みで肩パットをつける

同じ型紙で作った服の肩パットの有無の比較写真を撮ってみました。

自分の作りたいシルエットに近いものを選んでつけてください。

肩パット+芯をつけると、市販のスーツのように肩が丸く柔らかく仕上がります。

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