Vのカーブについて
コスプレ衣装を作る時、Vの部分がカーブしているジャケットがあり、再現したいという方もいらっしゃると思います
ただ、このVのカーブ、作家さんの手癖や思い込みの場合もありますし(作家さん的には普通のジャケットを描いているつもり)だったり
![](https://yousai.net/wp-content/themes/simplicity2/images/1x1.trans.gif)
男性キャラの場合胸筋が発達していてその立体に沿っているため曲線見えているという場合があります。
これらの場合型紙は改造せずそのままお使いいただけます。
カーブのきついものはフラットカラーの応用で作るといいと思います
テーラードジャケットの特徴的なえりは折り返して作られているので、実は青色の部分は見返しというパーツなのです。
えりや折り返しの部分だけ変えたい場合はえりと見返しの部分だけ色を変えればいいんですよ。
https://yousai.net/how_to/bubunnui/collar/seizu_sailor2
えりの模様の向きによる見え方
ストライプや柄、毛並みのある生地をイメージどおりに出したいとき。
どの向きに型紙を置いて取るかで見え方が違ってきます。
線が横方向になるように切ると着たときは縦に線が出ます。
縦に線が見えるように切ると、着たときは横に線が出ます。
おおよそ90度の角度で出るように現れます
(形によって微妙に変わります)
えりの型紙の線の交点と、後中心と、肩縫いが来る位置に印をつける。
ミニチュアを作ってシミュレーションしよう!
うさこの型紙屋さんが作った型紙には1/10サイズの型紙がオマケでついています。
これを布を切る前に組み立てると、説明書の理解度が一気に上がります。
洋裁が、難しく感じるのは理解できないのではなく先が想像できないからです。
1/10の型紙をパズルと思ってテープで組み立ててみてください。
たった3~20ピース程度しかないパズルなんて簡単だと思いませんか?
どこを縫い合わせるのか、どうしてこうなっているのか小さいので、貼り間違えても簡単にやり直しがききます。
小さい紙の洋服で存分に試して本番に入れば、失敗やつまづきが減りますよ!!
テーラードカラーの縫い方動画
後えりに見返しがないタイプなので見返しのところは図を参考にしてください。
接着芯をつけたら衿にしるしを入れる。
表側に来る衿には消えるチャコペンや、表に響かないペンなどで型紙を重ね、上の図であけた穴の所に印をつける。
裏側は、縫いやすいよう交わるように出来上がり線を図のように引いておくと綺麗に縫える。
※見返しにつくほうが表衿になります(折り返して表に来るので)
接着芯を貼らなかった方のえりに3cmほど手縫いで糸で印をつける。
後で抜くので、玉止めは不要です。
角に9㎜の切り込みを入れる。
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見返しのラペル(胸の反り返った部分)とえりの境の部分の印の切込みと、えり衿の印の位置があうように、真上からまっすぐ針を刺し、固定する。
肩側の角も衿の印と、身頃の出来上がりの丁度交点になる所に針を刺す。
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一旦糸を切って生地の向きを変えてから首周りを縫う。
余分な生地を縫いこんだりしないように、生地をよけて縫うと綺麗に縫えます。
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角の部分がミシンに慣れていたい人だとズレたりしてとても縫いにくいので、この角の前後1~2cmは手縫いでぬうとずれにくい。
切込みを入れる
えりのカーブの所は引きつりやすいので、縫い代に1~1.5cm間隔で縫い代-2mm位の切込みを入れる
アイロンで縫い代を左右に折る。
えりの縫い代の重なっている所を切る。
身頃(胴体)の角の切込みが浅いとひきつるので、浅い場合は切れ目を入れる。
見返しを縫う
見返しの角を8mmほど切込みを入れる。
見返しを表同士が内側になるように重ねる。
肩を1㎝幅で縫う。
見返しと裏地にえりを縫いつける。
えりのつけ方は身頃と同じです。
縫い代は左右に広げる
ゆるみを入れる
テーラードカラーは折り曲げて内側のえりと見返しが表側に出る。
生地を折り曲げたときに生地の厚みで裏と表にずれが生じる。
そのズレを考慮せず作ると引きつる原因になります。
例えば本を閉じた状態だと端はまっすぐです
でもこうやって広げると端がずれて斜めになります。
そのために実際に折ってズレを作った状態で縫う必要があるのです。
例えばシャツカラーだとこのゆるみがないと右側のえりの先のように、不足分が引っ張られて浮き上がります。
まず裏と表の襟を重ねて縫い目のところを待ち針で固定する。
内側の生地を下側になるように置いて、えりを折って待ち針でとめる。
このときそのまま刺すと下の生地まで刺してしまうので、折ったところに紙を挟むと刺しやすくなる。
1中心 2左右の印の所 3中心と左右の印の間の順に待ち針を刺す。
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ラペル(前中心の折り返しの所)も身頃側に折ってから針を刺す。
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えりの縫い代を縫い込まないようによけて、えりの両端を、2枚合わせて1cm幅で縫う。
これも印をしっかりあわせて縫う。
衿の上を縫う。
これも印をしっかりあわせて縫う。
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えりの境目からすそまで1cm幅で縫う。
すそは型紙によって幅が違うので、型紙の縫い代を確認してください。
表替えした時、角が引きつるので、図の赤い部分に縫い糸を切らない程度切込みを入れる。
表がえす時に先が厚くならないように、縫い目から2mm離れた角を切る。
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すそは見返しの1cm内側を図のように切り落とすと厚みが減らせます。
見返しの幅と同じ位置で裾の縫い代を縦に切ると端が出てくるので必ず1cm内側で切ること。
端がカーブしているデザインの場合見返しの下の四角の部分を切る。※切るのは身返しだけ。
見返しを裏側にひっくり返す。
アイロンで形を整える。
端から5mmの所をミシンで縫うとシルエットがぼやけずしっかりします。
すそは型紙によって縫い代が違うので、型紙を確認して縫い代より5mm短い幅になるように縫う。
えりの角のことろはこんな感じに向きを変えて縫う。
縫い代を固定したり、表からふちを縫ったりする事をステッチをかけるといいます。