
※この作り方はコスプレや演劇のための衣装を短時間で安く作りたいという人のために洋裁の技術で似たようなシルエットが作れるようにしたものです。
洋服と着物がそれぞれ専門店があるように、洋裁と和裁では学ぶ学校も別な異なる専門分野ですので本格的な着物を学びたい方は「和裁」のサイトをご利用いただけたら幸いです。
あくまで洋裁方式で作る浴衣です。
男装用の着物にはおはしょりはありません。
女性と男性では身長や肩幅など違うので170cm以下の女性は↑こちらをご活用ください。
必要な材料
□ 表生地
□ 接着芯 50cm程度
□ 生地にあった色の糸 シャッペスパン60~90番
□ スプレー洗濯糊 張りのない生地の場合
□ ラックテープ (熱接着の両面テープ) なくても作れるが、あると早くきれいに作れます。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするので何十通りの布の量をここに書くわけにも行きませんからね
1/10サイズを組み立ててみよう!
理解というのは情報が蓄積した結果、頭の中で想像が出来る状態をいいます。
つまり実際に作ったことがない場合、いくら説明書を見ても情報不足で理解することは難しいです。
なので、型紙の隙間についている1/10サイズの型紙をテープで組み立ててみてください。
手の中に納まるサイズで俯瞰で立体的に形を確認できるので、得られる情報量が多いので、一気に説明書の意味が分かりやすくなりますよ!

うさこの型紙屋さんが作った型紙には1/10サイズの型紙がオマケで型紙の余白についています。
これを布を切る前に組み立てると、説明書の理解度が一気に上がります。
洋裁が難しく感じるのは理解できないのではなく先が想像できないからです。
1/10の型紙をパズルと思ってテープで組み立ててみてください。
たった3~20ピース程度しかないパズルなんて簡単だと思いませんか?
丈がすごく長すぎない!?

着物は前と後ろがつながっていて、肩の所で折って作るので長いんですよ。
着物のサイズってどれを選べばいいの?

型紙の中心を肩に当てて、自分の作りたい丈のところを選んでください。
微調整の仕方

基本は型紙でサイズを調整するというより着付け(着物の着方)で調整します
紳士Lサイズ位までなら胴体の改造は不要です。
ヒップ100cm以上の場合
(作りたいヒップ-100cm)÷4=A(が間に足す紙の幅)です
緑線で切って
切った間にA幅分の紙を足してください


手足が長い方は図のようにカーブしていない側を平行に紙を足して延長してください。
各部名称

綿麻の生地の場合は水通し
使う生地が綿や麻などの天然繊維の場合5%程度縮みます。
5%とはおよそ1サイズ小さくなるという事なので、縮めてから布を切ってください。
洋服生地の場合張りがないので、仕上がりが貧相になりやすいので、液体の洗濯糊を使う場合、水に浸けてすすぐ前に液体の洗濯糊を水に入れて糊付けして、アイロンをかけると張りが出る。
スプレータイプを使う場合は最後の仕上げに吹きかけてアイロンをかける。
接着芯を貼る
芯を貼ると縮むので先に接着芯を貼ってから型紙を写してください。
型紙に記号を写す
うさこの作る型紙には番号が振ってあります。
この番号をマスキングテープに写して貼ると縫う場所を間違えにくくなりますよ。
縫い方

服のつくり方なんてさっぱりという方は洋裁漫画を読むのをオススメします♪
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。
お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽ですよ。
ほつれどめをする
裁断した全てのパーツの端をほつれ止めをする。
赤い部分は襟の中に隠れるのでしなくてよい。
おくみを縫う


おくみ(図の台形のパーツ)と前身頃(胴体)を表側同士が内側になるように重ねる。
1㎝幅で縫う。
前中心を縫う


えり付けの下の部分を三つ折りして縫う。
三つ折りが難しい場合は二つ折りでもいいです。
後中心を縫う


身頃(胴体)を表側同士が内側になるように重ねる。
後の中心を1cmの幅で縫う。
アイロンで背中心の縫い代を両方とも表から見て左に折る。
一方方向に縫い代を折ることを、おさいほうの用語で倒すといいます。
襟を縫う

えりを表側同士が内側になるように重ねて縫う。
1cm幅で縫う。
襟にアイロンをかける


えりをアイロンで折る。
両端の縫い代を裏へ1㎝折り、さらにそれを真半分に折る。
芯を入れる
接着芯を貼る場合はここは飛ばしてください。
つけない場合はえり芯を縫う。

シーチングやさらし等無地の物。表に色、柄が透けなければ、ゆかたの端切れでもよいです。それを横30cm縦10.5cmの長方形に切って使う。
えり芯を半分に折る。
えり芯とはえりの内側に入れる補強の芯のことです。

えりを広げる。裏を上にしたえりに半分に折ったえり芯を中央に重ねる。

端から5mmの所を縫う


えりの肩のカーブの縫い代に7~8mm程度の切り込みを入れてください。
切り込みを入れないとカーブがきついので、しわが入りやすいので、忘れずに。

表同士が内側になるように身頃(胴体部分)にえりを重ねる。
襟(えり)の中心と、身頃の後中心を合わせてから左右に縫っていくと綺麗につけやすいです。



えりの中心の折り山を裏が見えるように折る。


えりの中心の折り山を裏向きに折り返す。
えりと前中心の境目からえりに対し直角に縫う。

ラックテープ(熱接着の両面テープ)を持っていたら、ここで片方の縫い代の上にアイロンで貼る。
熱でくっつける両面テープなので、アイロンをかけるまで手にも布にもくっつかないので、汚れにくいです。
面で固定するとずれないので初心者でもきれいに縫いやすくなります。
テープがない場合は待ち針で固定する。

厚みを減らす為縫い代を5mmに残して切る。
上記が難しい場合は

えりを身頃に付けたら、えりを起こす。

えりの先の縫い代を裏へ折る。

ラックテープがあれば縫い付けていない方の縫い代にラックテープを貼る。


えりを表が見えるようにひっくり返して形を整える。
ラックテープを貼ったときは、剥離紙をはがし固定する。
ラックテープがない場合は待ち針で開かないようにとめてから、ミシンで端から5mmの所を縫う。
袖(そで)を縫う

身頃(胴体)と袖(そで)を表側同士が内側になるように重ねる。
肩と、そで山(型紙の印A)を合わせて、そで付け止まり(型紙の印B)の間を1㎝幅で縫う。
漫画やアニメなどキャラによって袖付の長さが異なります。
型紙のBの位置は目安の印程度として作りたい衣装のデザインに応じてAから均等な長さで縫い付けてください。
縫い代は左右に折る。
おさいほうの用語で割るといいます。
袖底(そでそこ)を縫う


袖口(そでくち)の印から、身頃(胴体)と縫い付けた縫い目ギリギリまで1cmの幅で縫う。
縫い代は後(背中側)へアイロンで折る。

そでくちの縫い代を内側へ三つ折りか、二つ折りして5mm位の所を縫う。
先にアイロンで折り目を付けて縫うと楽です。
脇を縫う

脇を1cmの幅で縫う。
すそを縫う

すそを2cm裏に折って1.5cmの所を縫う。
共襟(えりカバー)をつける
共えりは汚れた時に交換するカバーなので、コスプレなどで元の絵に共布の線が表現されていない場合は無視しても良いです。


上下左右の縫い代をアイロンで折る。
コスプレ用などで元のデザインが省略されている場合は飛ばしてください。

かぶせえりの中心とえりの後ろ中心を合わせてピンを刺す。

手縫い(本ぐけ)でえりと共えりを縫う。
↓このように共えりとえりの端を交互に0.5~1cm間隔で縫う。


手縫いで縫っておくと外しやすくなります。
まつり縫いをする
かぶせえりをえりにそって折り、まつり縫いをする。
共えりはカバーなので裏側はえりと共えりの端がずれても問題ないです。
この型紙で作りました
必要な材料
□ 表生地
□ 接着芯 50cm程度
□ 生地にあった色の糸
オススメの生地
綿サテン 淡い光沢のある薄手の綿生地。
とても縫いやすいです。
和柄も結構あります。
薄いので針を出したい場合、接着芯を貼るか、洗濯のりを使って張りを出してください。
和調生地 和柄がプリントされた生地の総称です。
張りが弱いものは洗濯のりなどで張りを出してください。
シャンタン
縦糸が節のない糸、横糸がところどころに節のある糸で織られた平織物。
素朴な風合いのある生地。
優しい感じ、機械的な雰囲気を出したくないときに。
綿ツイル どこの手芸店でも手に入りやすい。
中厚地で縫いやすいが、綿100%はシワになりやすい。
ポリエステルアムンゼン
柔らかくドレープ感のあるものと、張りの強いものがある。
メロンアムンゼンというポリエステルのアムンゼンは張りが強い。
化繊なので軽く、しわが入りにくい。
スラブドビー
太さにムラのある糸を使って作られた、凹凸ののある生地。
温かみがあって、シーチングなどに比べしわになりにくいです。
昔っぽい風合い、お祭りなどの衣装などに合います。

著者:うさこの洋裁工房。1999年よりオンラインと大分で洋裁を教えている先生。手作りCOS3ロリータ服編、手作りスチームパンク&クラシカルドレス、コスプレ衣装基礎BOOK著。
男装用ゆかたの型紙