後にスリットのないタイプのジャケットの作り方です
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2018/03/tailored_jk-100x100.jpg)
テーラードカラーとピークドカラーについて
左がピークドカラー右がテーラードカラー。
先の角の先が少し上がっているだけなので基本的な縫い方は同じです。
縫い方
服のつくり方なんてさっぱりという方は洋裁漫画を読むのをオススメします♪
型紙に指定された場所の裏に接着芯を貼る。
お洋服に模様や刺繍を入れたい場合はこの時点で入れておくと楽ですよ。
えりと折り返しの色を変えたい場合
ジャケットのえりと見返しの関係が分からないらしいので色分けしてみました。
テーラードジャケットの特徴的なえりは折り返して作られているので、実は青色の部分は見返しというパーツなのです。
えりや折り返しの部分だけ変えたい場合はえりと見返しの部分だけ色を変えればいいんですよ。
ミニチュアを作ってシミュレーションしよう!
うさこの型紙屋さんが作った型紙には1/10サイズの型紙がオマケでついています。
これを布を切る前に組み立てると、説明書の理解度が一気に上がります。
洋裁が、難しく感じるのは理解できないのではなく先が想像できないからです。
1/10の型紙をパズルと思ってテープで組み立ててみてください。
たった3~20ピース程度しかないパズルなんて簡単だと思いませんか?
どこを縫い合わせるのか、どうしてこうなっているのか小さいので、貼り間違えても簡単にやり直しがききます。
小さい紙の洋服で存分に試して本番に入れば、失敗やつまづきが減りますよ!!
ほつれ止めをする
ダーツを縫う
型紙にひし形の模様があるものは、ダーツというウエストを細くするためのつまみを入れます。
ひし形の真ん中で裏が見えるように縦に生地を折る。
三角に縫う。
ダーツって何?という場合
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2017/04/27a6a822a445c65032f006a80e5ba39b-100x100.jpg)
↑ここでもっと詳しく説明しています
脇を縫う
前身頃(胴体部分)と脇のパーツを表同士が内側になるように重ねて縫う。
1㎝幅で縫う
異なったーカーブを縫うときの注意
中央の部品と脇の部品のところは縫う場所と縫い代の端の長さが異なるので、端を合わせると長さが合いません。
そこで合わせるのは端ではなく出来上がり線をあわせます。
脇の縫い代は出来上がり線より長いので図のように少し浮きますが浮くのが正解です。
待ち針を深く刺すと引きつったり縫うときに余計な部分を縫い込んだりしやすいので、出来上がり線の上を1~2mm刺すと縫いやすくなります。
青(縫い代の端)はピンクの線に比べ、前中央側は短く、脇側は長くなる。
縫い代は左右に折る。
腰のポケットを作る
2枚重ねた布が内側同士が表になるように重ね(縫い代を縫う。これを中表といいます)
ひっくり返すために一部開けてください。
表にひっくり返して、アイロンで形を整てください。
端から5mmの所を縫います。
ポケットを作らず、飾りで雨ぶたを付ける場合はこのまま身頃に重ね、上側をミシンで縫いつけてください
ポケットの作り方
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2017/04/0b83820104d0256e103c8f7dea361699-100x100.jpg)
ここを参考に内ポケットを縫う。
後中心を縫う
![](https://yousai.net/wp-content/themes/simplicity2/images/1x1.trans.gif)
後中心を1㎝幅で縫う。
肩を縫う
後身頃と前身頃を表同士が内側になるように重ねる。
1㎝幅で肩を縫う。
えりを縫う
えりの見え方と部分の関係
ジャケットのえりと見返しの関係が分からないらしいので色分けしてみました。
テーラードジャケットの特徴的なえりは折り返して作られているので、実は青色の部分は見返しというパーツなのです。
えりや折り返しの部分だけ変えたい場合はえりと見返しの部分だけ色を変えればいいんですよ。
えりの模様の向きによる見え方
ストライプや柄、毛並みのある生地をイメージどおりに出したいとき。
どの向きに型紙を置いて取るかで見え方が違ってきます。
線が横方向になるように切ると着たときは縦に線が出ます。
縦に線が見えるように切ると、着たときは横に線が出ます。
おおよそ90度の角度で出るように現れます
(型紙の形によって微妙に変わります)
えりを縫う
後脇を縫う
脇と後身頃を表側同士が内側になるように重ねる。
1cm幅で縫う。
えりを手縫いする
えりは広げた状態ではなく、出来上がりどおりに折りたたんだ状態で待ち針をとめる。
えりの端と前のすそまで見返しの端をまつり縫いをする。
まつり縫いのしかた
ふちどり
すそをあげる
アイロンで縫い代を出来上がり線で折り目をつける。
ミシンで一直線に縫ってもいいですが、手縫いでまつってもよいです。
ボタンとボタンホールをあける
苦手な方は、ボタンを飾りにしてスナップボタンをつけるという方法もあります
![](https://yousai.net/wp-content/themes/simplicity2/images/1x1.trans.gif)
上側になる前身頃の中心側だけボタンホールを開ける
反対の前身頃の脇側にボタンをつける。
服の右前、左前についてですが
人間の体は多少差はありますが左右対称なので
型紙も左右対称に作ってあります
なので前の重なりをかえるのはボタンと穴を逆にすればどちらも作れる。
ボタンの付け方はミシンによって異なりますのでミシンの説明書をご覧ください。
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2017/04/c84833a19a7e601b14ab081d5bc6e33e-100x100.jpg)
そでを縫う
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2018/03/7dde24a279d90079a062ce0b7d613562-100x100.png)
この型紙で作りました
デザインが改造出来る交換型紙 無料
上記の型紙のそでやえりの型紙を入れ替えるだけでデザインを変更できます
裏地の型紙 Sサイズ Mサイズ Lサイズ 2Lサイズ 裏地つきの縫い方
Sサイズ Mサイズ Lサイズ 2Lサイズ 襟先の角度が違うだけで縫い方はテーラードカラーと同じです
テーラードジャケットの型紙の改造方法色々
ウエストを変えたい場合
ダーツを大きくして、脇のウエストを内側に狭くするとウエストが細くなります
ダーツを小さくし、脇のウエストを外に出すとウエストが太くなります
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2017/06/4abce233894ac9825554d3b641232ab8-100x100.jpg)
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2017/04/enbi-100x100.jpg)
![](https://yousai.net/wp-content/uploads/2020/07/ec37ffb5c61477999311ca09587fab5d-100x100.jpg)
いるもの
□ 表生地
□ ボタン
□ 接着芯
□ 生地にあった色の糸
オススメの生地
ポリエステルツイル
ツイルは布の織り方の名前なので繊維の太さや加工によって特徴が変わるので、一度サンプル取り寄せするのがオススメです
ポリエステルギャバ
ツイルの一種ですが、薄めでやや張りのある生地です。
軽さを出したいけど張りも欲しいというときに。
綿ツイル
どこの手芸店でも手に入りやすい生地で縫いやすいです。
綿100%なのでどうしてもシワが入りやすいです。
必要な布の量の計算方法
丈を短くしたり、伸ばしたり、改造パーツなど組み合わせをかえると布の量が大きく変わるので、正確には型紙のすみについている1/10サイズの型紙を使って動画のように計算してください。
特にコスプレだとパーツごとに色を変えたりするので何十通りの布の量をここに書くわけにも行きませんからね