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うさこが今使っているミシンについて

実はいつも返答に困ってしまう質問が
どのミシンがいいですか?と聞かれることなのです

それはその人の使用頻度、予算、そしてそれまで使っていたミシンによって違ってくるからなんです

また、私は色んなメーカーの歴代のミシンを触ってきましたが、ミシン屋さんをやめて10年もたちますので、その間に名称が変わったり、新しいミシンが出ていたりしますので、

「この機種がいいよ!」

といいにくいのです。

でも初めて買う方は「ミシンの選び方のページ」を見ても、ピンと来ない

そこで、私が今持っているミシンを買うとき、どのポイントを見て購入したのか。
実際使っていてどこがよかったかを書くことにしました。

皆さんにとってのミシン選びの参考になればよいのですが。

・ミシンのトラブル対処法
糸切れ・目とびなどの対処法

・ミシンの選び方
縫い方とかコツなど

・インターネットで買えるミシン屋さん

・マンガでつづるミシン選び  (しもだミシン

しもだミシン
創業60年、現在の二代目オーナーは30年前からミシンに携わっているそうです。

販売だけでなく修理もたくさんこなしているそうで、購入後もアドバイスやメンテナンスをしてくれるそうです。

ネット販売ですが、メールやカートだけでなく電話でのお問い合わせも受けてくれるそうです。
直接電話で聞いた方が早いものも多いですからね。

支払方法は銀行振込、郵便振込、代金引換払いが利用できますよ

ミシンネットストア
ひまわりミシンランド

6000円以上で送料無料

ミシンランド
送料無料は31500円からだが、購入1年間は修理は着払いで送れる。
5日以内に修理品を返送、ご希望に応じてその間別ミシンを貸出、とフォローはばっちり!

ネットミシンショップステッチ
正式会社名 東大阪ブラザー販売株式会社
10,000円以上で送料無料


初めて自分で買ったミシン

私が始めて自分で買ったのは22歳の時です。
その前は縫製工場に4年間勤めていました。

朝8時から間に一時間の休憩を挟み、夕方5時(残業の日もあり)まで、ずーっとミシンの前に座りっぱなしで、
来る日も来る日も同じようなものを縫い続けていました。
その時使っていたミシンはJUKIの工業用のミシンでした

そしてそこを辞め、営業の仕事をやってみたいなあと言う事で、やるならやっぱ洋裁関係でしょ
ということで
ミシン屋さんに入社しました。

そこで、自分が売っていたミシンなんですが、
はじめてみた時は感動しました。

だって、工業用ミシンを使っていて、ここが不便だよなあと思うところがカバーされていたんですから

使えば使うほどそのよさが分かり、子供どころか結婚もしてなかったですが(笑)
どーしても欲しくなっちゃいまして、買っちゃいました。

その理由なんですが

1) 工業用に比べて音が静か
それまで使っていた工業用ミシンはまるでバイクのようにうるさかったですから、
あまりの音の静かさにビックリしました。
2) 糸調整が自動なので、生地によって調整を変えなくていい
例えばジャケットを縫っていたとしますね。
ジャケットは厚地ですが、その裏地は薄いですよね。

通常表生地を縫ったあと、厚さの違う裏地を縫う際は、糸調整をあわせなくてはいけません。

あわせないと引きつったり、糸がふよふよになったりしますね。

でも自動糸調子だと、生地をはさんでそのまま縫い始めることが出来るのです。

結構糸調子ってそもそもどうやって合わせるの?って人多いんじゃないですか?
何度も試し縫いするんだけど、
線路になっちゃう。
縮んじゃう
裏側がぐしゃぐしゃになってる
とか。

面倒くさい作業をせずミシンを出してすぐ使えるって、楽ですよね〜。

3) 糸掛けが溝のとおりにかけていくだけで楽。
工業用ミシンって引っ掛ける所が多いし、しかも引っ掛ける所が穴で、それに糸を通さなくちゃいけなかったりしてたんです。

で、「糸が通らん」といって年上のパートさんとかに、よく呼ばれて糸をかけに行ってました。

それに比べて最近のミシンは便利ですね。

糸掛けは溝に沿って糸をかけていくだけ、その手順も本体に矢印がついているんですよね。
間違いようがありません。

何ヶ月ぶりに引っ張り出して、あれ〜?糸かけどうだったっけ?
な〜んて悩まなくっていいんです。

だって本体に矢印が書いてあるんですもの。

4)作業スペースが広い
ミシン屋さんの仕事で色んなミシンを触ってきましたが、
中には←図の(2)の部分の広さが握りこぶしが入るか入らないか位狭いものもありました

考えてみてください、服を作るときに縫うのは端っこだけじゃないですよね。

例えばジーンズ持ってますよね?それを見てください。
前中心のファスナーのところ。
脇のステッチ。
後中心の股のところのステッチ。

まんなか辺りですよね?

つまり2の部分が狭いと真ん中を縫う時、他の部分はどうするの?
たくしても、邪魔にならないよう押えておく手すら入らないのに。

ほら(2)が狭いと洋服が作るのが取っても大変だってわかるでしょ?

私が使っているミシンはグー2つ入れても余裕がありますよ♪

なのでワンピースを縫ってもラクラクですし、ジーンズの脇ステッチもとっても簡単です。

5) 自動の糸切りがついている
私にとってこれは絶対外せない機能です。

洋裁工房にある縫い方の動画をご覧頂いた方は分かると思いますが、
USAKOは縫っている間、ハサミで糸を切ってませんよね?

ボタンを押すだけで、ミシンが勝手に上下の糸をチョキンと切ってくれるのです。

完璧に全て短く切ってくれる訳ではありませんが縫い終わって最後に仕上げで糸を切れば充分なんです

縫い終わりの度に、糸切りバサミに手を伸ばして、後ろに生地をひっぱって切り、
糸をゴミ箱に捨てて、ハサミを置いて……何てしていたら作業の効率はすごく悪いですよね

しかも縫い物している最中って、色んなものを出したり、生地を広げたりしているので、
ハサミがかくれてしまったり、ミシンの振動で下に落ちたのに気付かず探し回るなんて事も。

結構経験者多いんじゃないかなあ?

だからうさこには絶対にこれは外せない機能なんです。

厚もの縫いが簡単
皆さんレザーとかデニムとかキルティングとかの厚い生地を縫っていたら
裏側がボロボロになっていた、送り歯のあとがついていたって経験ありませんか?

それって生地の厚さに対して上から押さえつける力が強すぎるんです。

私のミシンは押えの調整もついているのでレバーを右に動かすだけで、厚いものも簡単に縫い始めることが出来ました。

さらに縫いにくいエナメル素材の生地や、ビニール生地も、ザクザク縫っていきます。


車のハンドルカバーはご存知ですか?
外側に汚れ防止のビニールを縫い付けてあるものを父に頼まれてほつれた所を縫っていたのですがガンガン縫えました。

私の使っていたタイプは何でも工業用の釜と同じくらいのパワーがあるそうです。

私は薄い生地しか縫わないわあと言う方でも、例えば角なんて三つ折と三つ折が重なって分厚くなっている場所とか縫う機会がありませんか?

1枚はとても薄くても重なるとどうしても厚くなっちゃうんです。

だから厚もの縫いが出来るっていうのもとっても気に入ってます。

ちなみに、私は現在職業用のミシンも持っていますが、レザーなどの縫いにくい生地を縫う場合は、こちらの家庭用を使っています。

え?って思うでしょ?実際に縫い比べると、レザーなどの特殊生地は職業用よりこっちの家庭用のほうが縫いやすいんです(苦笑)

レザーとかは工業用に限るって言っている方もいますが、
その方は私の持っているミシンを使った事がないからでしょう。

押えの幅が広いと言うのもあるのかもしれませんね。意外でしょ♪

基本の使い方が、母のミシンと同じ
これも結構重要ですよね。

今まで使い慣れてきた機能がついていないミシン、つまり今まで持っていたミシンより性能が劣る機械を使うとイライラしてきます。

それまで大きいテレビを見ていた人が買い替えで小さいTVにすると、すごくテレビが小さく感じますよね。
それまでのレベルより高いアイテムに慣れるのは簡単ですが、劣るもの、不便なものになれるのは時間がかかりませんか?

母が持っていたミシンは私が生まれてから買ったものなので30年くらい前のミシンなのですが、その当時から

自動糸切り
自動糸通し
自動ボタンホール

の機能がついてたんですね。

30年前のミシンにですよ。

この自動糸切りの便利さに慣れてしまうと、ついていないミシンが使いにくくてイライラしてしまいます。

ジャノメはジャノメ
ブラザーはブラザー
JUKIはJUKI
各メーカーの個性がありますので、使い慣れた機能に近いもの、
もしくは気持ち上の機能のミシンを選ぶと、イライラせず精神的にお得です

工業用との比較

工場で使っていた工業用ミシン USAKOの持っている家庭用ミシン
音が大きい 工業用に比べ静か
ほつれ止めにはロックミシンが必要 ジグザグ縫いでほつれ止めが出来る。
洗濯も大丈夫
収納が出来ない カバーをかけて押入れや部屋の隅へ
糸調整が手動 糸調子は自動なので必要なしだが、
手動でも調節できるのでギャザーよせも出来る
糸掛けは引っ掛ける穴が多い 糸掛けは溝に沿わせていくだけ
ボタンホールは別のミシンが必要 ボタンホールも全自動
しかも同じ大きさでいくつも作れる。(これ重要)
付属品が高い

付属品が安い 押さえとか300円〜


うさこの使っている家庭用ミシンは使いこなせば使いこなすほど、
こりゃいいや!
という機能がいっぱいついてます。

定価がものすごい高いミシンですが、その価値はあります。

ただ、このミシン…もう買えないんですよね(爆)

なぜならもう10年たっているから販売終了してます。

USAKOの持っているミシン
JUKIの刺繍ミシン ジュプレ Hzl009と009sの2台
当時定価31万8000円のミシン
販売終了の為たぶん中古しか手に入らないと思います。

後継機種は
JUKIのHzl-10s ジュレーブ

ちなみに私が持っているのと上記のミシンの機能の差は
刺繍のスピードとタッチパネルのサイズとかで、
実用縫いはほぼ同じなので、これは即買ってよし!ですよ
刺繍もついてますが、使わなかったとしても、初心者だけでなくミシンマニアにも値段の価値はあります!

2台持ってるけど後悔してないです。
つか元取ってるような……。

これと職業用ミシン

JUKI 職業用ミシン Tl98H 自動糸通しつき

以上が私がミシンを買った理由と、実際に使った感想です。

こちらのページに機種とか抜きで、機能からミシンを選ぶ方法をまとめてありますので、こちらのほうが役に立つと思います

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