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質問掲示板過去ログ集
縫い方についての質問
 腕の動きやすいアームホールについて
ダンス用のジャケット(スーツのような形のジャケットで、片袖がないアシンメトリーなもの)を作ることになりました。ラグランじゃなく普通の袖です。
腕が上や横に動いても、脇が付いてこないような製図ができなくて悩んでいます。アームホールの高さは低くし(9ぐらい?)、身頃も脇のくりを2センチほど下げる・・・そんなものでいいのでしょうか。
ジャージのようなAHにしたらいいと言われたのですがそれがさっぱり分かりません。。。

生地は伸びない生地でする予定です。

回答

すでに型紙か製図はあるのでしょうか?

アームホールを大きくすれば動きやすくなるというわけでもなく、アームホールを大きくすると、そでを上げた時に影響を受ける身頃の範囲も増えるので腕を上げた時に身頃が引っ張られて着くずれしやすくなったりします。

一番簡単な運動量を上げるのはそで山を低くしてそでの下がる角度を浅くすることでしょうね。

人間の腕は基本下を向いています、その状態が長いですから、そでも基本下向きについています。
布は柔らかいですからイメージが付きにくいでしょうが、下の段のイラストを見ると想像しやすいでしょうか。
ようするに立体的に形が固定されているので、腕を上げれば当然そでと繋がった身頃にも影響を及ぼします。

影響なく腕を上げようとすれば右下の脇の下のような大きな隙間の部分が出来てしまいます。

その影響を最小限にするにはどうしたらいいかと考えると、そでの滑りを良くして、脇の不足分そでが下がるようにするのが手っ取り早く簡単かなあと思いました。


あと身頃の胸回りに余裕を作れば、生地が左右に移動する事で脇の下の不足分がカバーされるのかな〜と。

実際に試作を作っていないので、机上の空論のため、まちがってたらすみません。